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豪遊! 異世界ショッピングツアー
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ツアーコンダクターからの説明に
恵御納 夏朝
は目を瞬かせた。
目の前に広がるファンタジー横丁は賑やかで楽しげな雰囲気を漂わせている。
怪しい感じはなく、楽しんでも良いような気がしてきた。
「それでは、大まかな説明は終わり、グループごとにツアコンが付きますから、安心して楽しんで下さいねー!」
すると、夏朝担当らしいツアコンが歩み寄ってきた。それは二足歩行で羽の生えた真っ白な猫の姿をしている。
見ただけでわかった。毛並みがよく、身体中もふもふだ。
(可愛い、撫でたい……!)
そんなことを考えていると、ツアコン猫は夏朝の前までやって来ると、羽でふわりと浮かび、頭を下げた。
「はじめまして、恵御納夏朝さま。今回、ツアーコンダクターを勤めさせて頂きます、マシロといいます」
「マシロさん……うん。よろしく」
「ではさっそく参りましょう。行きたいお店、ありますか?」
「服を見たいんだけど……マシロさんのオススメが良いな」
「わかりました! では……ひゃっ」
夏朝がマシロの体をそっと掴み、抱き抱えたのだ。
「あの、夏朝さま?」
「さ、行こう。どっち?」
「ま、まぁ、夏朝さまが良いなら……はい、まず通りを真っ直ぐです」
「わかった」
こうして夏朝のショッピングが開始された。
マシロの案内でやって来たのは、入り口のところで骨格標本が出迎えてくれるなんとも怪しげな店だった。外観ドアや壁など真っ黒でコウモリやハロウインカボチャの絵がちりばめられている。
「ホラーファッション専門店です。ささ、どうぞ」
「そんな専門店があるんだ?」
「ホラー系の洋服和服なんでもございますよ」
夏朝は頷いて、ドアをくぐった。
「こんにちは」
店内は薄暗く、人の気配はない。奥に受付カウンターがあるのでそこで精算するのだろう。
「夏朝さま、お買い上げの時に店主を呼んできますので、ごゆっくりお楽しみください」
「うん、ありがとう」
ふと目に入ったのは和服だった。手に取ってみると、ぼろぼろになった感じの和服風衣装。くすんだ赤色で金色の模様が入っていた。デザインは中々悪くない。
「ご試着ですね? ささ、こちらへ」
「え? 出来るの?」
試着ルームは見当たらなかったが、奥にあったようだ。
「カーテン閉めますよー」
まだ試着するつもりはなかったのだが。
「……まあ、せっかくだし」
夏朝は制服を脱いで、着物を羽織った。そこで気づく。誰かに着付けをしてもらわなければならないのではないだろうか。
「マシロさん、着物なんだけど」
そう言いかけたとこで、着物の前が閉じた。
「あれ?」
それから、一人でに帯が巻かれ、あっという間に着付けが終わっていた。
「自動でやってくれるって凄い」
夏朝は感心していたのだが、今度は頭のてっぺんに何か違和感が。
試着室の鏡に自分の姿を映すと、頭から直に猫耳が生えていた。
「……えっ」
驚いて触ってみるが、くすぐったいやら温かいやらで本物だと分かる。慌ててカーテンを開くと、マシロが前で待っていたようだ。
「よくお似合いで。購入されます?」
「そ、それより、僕の頭、耳生えてない……?」
「ああ、この着物とセットなんですよ。ほら尻尾も」
「!」
振り返ると、確かに腰の部分から尻尾が生えていた。根元で七つに分かれたキツネのような尻尾である。
「ななつしっぽの猫又さん仕様、かな?」
演劇フェスやハロウインに使えるかもしれない。つけ猫耳いらずだ。
「その顔は購入ですね?」
「うん、そうするよ」
「ありがとうございます。ちなみに、元の世界へ戻るまで脱げませんので、ご了承くださいませ」
さらりと言われ、夏朝はぽかんとした。
「もしかして呪いの着物、とかだった?」
「はい、若干ですが呪いかかってます」
「いや、それ先に言ってほしかったな……」
ツアー終了まで猫耳着物姿で歩き回ることになるのだろうか。
マシロに購入手続きをしてもらい、晴れて、着物は夏朝のものとなった。
「これ、もし島で着ちゃったら一生脱げないとかないよね?」
コスプレで呪いの着物はレベルが高いだろう。
「朝日を浴びれば、きちんと脱げます」
「そ、そう」
と、店を出ようとした夏朝だが店先にあった杖に目が行った。
「猫さんデザイン?」
宝珠付きの可愛い杖だった。ピンクと水色のグラデーション、長さは三十センチほどだろろうか。
何かに引き寄せられるように手に取った瞬間、着物の締め付けが緩くなり、耳や尻尾が引っ込んだのだ。
「おお、これは解呪の杖ファンシーデザインバージョンですよ! あらゆる呪いを解いてくれます。これがあれば朝日を浴びなくとも脱ぐことが出来ますね」
「ちょっと待って? 解呪されたけど、僕の格好おかしくない?」
「元々そんな感じじゃなかったですか?」
「違うでしょ……?」
夏朝の格好は和服から様変わりしていた。黒のエプロンドレス姿だ。
夏朝はスカートの両端を掴んでみた。白タイツである。
「でも、この服は呪われていませんよ。普通に脱げます」
「その前に僕の制服は?」
どうやら、この二品はセットで買った方が使い道がありそうだが、制服の所在が不明になってしまった。
それからは雑貨屋などを中心に周り、あっという間に終了時間になってしまった。
「あー終わりなんだね」
「本日はありがとうございました。またの機会に」
マシロが言って、次の瞬間には寝子島のどこかに立っていた。制服は無事戻ってきている。
「……結構楽しかった」
この日の出来事を、日記に記そうと思った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年08月22日
参加申し込みの期限
2019年08月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年08月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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