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ちょっとバグった異世界召還~わりとよく死ぬラブストーリー~
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「いやー危ない危ない、うっかり死ぬとこだったよー」
いや、きっちり死んだのである。そのうえで生き返ったのだ。
今、この寝子島は異世界に島ごと召還されている。その影響で、たとえ死んでも30秒ほど前の状態で生き返ることができるのだ。
「もう、真白ちゃんったら、いくら生き返るからって油断しすぎだよー」
真白と肩を並べて歩くのは1年生の『サキュバスちゃん』である。どちらも高校生とは思えないほど身長が低く、ふたり並ぶと小学生コンビにしか見えない。
もちろん本来の寝子島にサキュバスはいない。このサキュバスをはじめとするモンスター達は島全体を覆っている『魅了』の効果で住民に受け入れられているのだ。
これにより島全体が異世界に召還されているという異常事態であるにも関わらず、平穏な日常生活を送ることができていた。
「サキュバスちゃん、昨日のテレビ見た?」
「もちろん! 真白ちゃんは誰のファン?」
「えーっとねー……」
他愛もない会話を楽しみながら歩くふたり。『魅了』の効果で真白はこのサキュバスに最大の好意を抱いてしまっている。この何でもないおしゃべりが最高に楽しい。
登校中の周囲の生徒に気を配ると、同様のカップルを見ることができた。
羽生 碧南
と同じく2年生の水泳部、
ダゴン
などがそうだ。
「ねぇ、今日の放課後は大丈夫?」
「あ、ああ……私の練習が終わり次第で良ければな……」
「うん、こっちの練習もたぶん同じくらいだから……それにもし早く終わったら待ってるし、ね」
バスケ部に所属する碧南と、同じく運動部である水泳部のダゴンとの接点は比較的多く、ふたりが付き合い始めるのにはさほど時間はかからなかった。
そもそも碧南はバスケ部に打ち込む傍ら乙女ゲームにはまりこんでいる側面もあり、高校生活と共に恋愛関係を楽しむという乙女ゲームの王道のようなシチュエーションは、ある意味では碧南の理想の青春そのものである。
ちなみにダゴンとは水棲人型モンスター『インスマス』を束ねる王である。諸説ありますがここではそういうことにしといてください。
その外見は頭部から肩口あたりまでが魚型――
いわゆる魚人
である。
だが、その魚人と仲良く登校する碧南の表情からはそんなことを気にしているようなそぶりは見られない。『魅了』が効いてしまっている碧南には、そこに違和感が機能しないのである。
こんな風に、今日も何事もない一日が始まる。
「あ~ん、待って~ん♪」
と、そこに平和な登校風景を乱す闖入者が現れた。
ミッシェル・ナイスゲイ
である。
これまた『魅了』の効果がバツグンなミッシェルは、筋肉ムキムキな
オークロード
に言い寄っているのだ。
「ええい、付きまとうなと言っているだろう! そもそもお主に興味などないのだ、俺は!!」
モンスターのワリに硬派なオークロードはミッシェルのラブコールになびくことなく、逃げ回っている。
まあ、そもそもミッシェルの外見が好みでないとか、男色の気はないとか、いろいろな可能性はあるのだが。
「いやぁ~ん、ツレないこと言わないでぇ~ん。私が目覚めさせてあげるから~ん!」
言いながらオークロードにジャンプして襲い掛かるミッシェル。
だが、そもそもモンスター達は酔狂で寝子島を召還したわけではない。この島の住民たちが持つ能力や素養――主に『ろっこん』である――を引き継いで、自分たちの種族に役立てたいという目的があるのだ。
能力を引き継ぐ方法はマウストゥマウスの伝達……つまりキスである。
そして、ミッシェルは『ひと』であり、この場合何らかの能力が引き継がれることはない。
つまり、ただオークロードがミッシェルに一方的に襲われているだけなのである。
単純にオークロードが被害者である。
いい迷惑である。
どっちがモンスターか、という話である。
「ええい、いい加減にせぬかぁっ!!」
業を煮やしたオークロードは、飛び掛ってきたミッシェルに向けて正拳を繰り出した。もともと男を襲う時は人間離れした身体能力を発揮するミッシェルだが、命がけの戦いを経験してきたモンスターとはやはりレベルが違う。
「へぶぅっ!?」
空中で正拳を喰らって吹き飛び倒れた先で、ミッシェルを心配そうに覗き込んでくる男子生徒がいた。
ゴブリンシャーマン
である。
「あ、あの……大丈夫ですか?」
人間の中でもとびっきり珍妙な生物を恐るおそる気遣うゴブリンシャーマン。その気弱そうな視線にミッシェルのナニカが激しく反応した。
がばりと起き上がり、ゴブリンシャーマンの手を取る。
「あら~心配してくれるのぉ~? ありがと~ん♪」
「ひぃっ!?」
もはや悲鳴である。
「あ、あの……怪我の治療を……」
それでもミッシェルの怪我を心配し、得意とする魔術で治癒してやろうとするゴブリンシャーマンはむしろ褒められるべきであっただろう。魔物相手に襲い掛かるミッシェルよりもよほど人間らしい優しさに溢れていると言ってもいい。
「あ~ん、魔術なんかよりよっぽどよくキクのがあるのよ~ん♪」
「え……それは……?」
一気にゼロ距離まで詰め寄るミッシェルにゴブリンシャーマンは戸惑いを隠せない。とはいえ、モンスターの中でも魔術に精通する自分の知識にも自信がある彼は、その方法に興味を持ってしまった。
「う~んそれはね、うふふ……」
この期に及んで言いよどむミッシェル。身長176cmの失敗したオカマがしなを作る図は、控えめに言っても好ましいものではない。
「様々な魔術に精通……ふふふ……精通……せ・い・つ・う……♪」
「?」
召還時の結界によって互いの言語は理解できているものの、微妙なニュアンスまでは伝わりにくい。意味を図りかねているゴブリンシャーマンに、ミッシェルは畳み掛けた。
「あら~ウブねぇ~まだよく知らないのね~。大丈夫よ、おねーさんがあっちの物陰で優しく教えてア・ゲ・ル♪」
まさかゴブリンシャーマンがショタっ子扱いされるとは思いませんでした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
まるよし
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
コメディ
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年08月21日
参加申し込みの期限
2019年08月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年08月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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