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難波 辰
と
四野辺 蘭月
は、夕方のシーサイドタウンに買い物に来ていた。
買い物好きの蘭月は、うきうきと楽しそうに歩いている。
「うし、今日は万年金欠の蘭月の為に一肌脱いでおごっちゃる!」
そんな楽しそうな蘭月を見て、辰はそう言った。
「急に何言うとるん?」
「安心しろ、バイト代入ったばかりなんだ」
「そんなら、あたしかてバイト代入ったばっかやし」
ええって、と蘭月は辰の唐突な申し出を断る。
「その代わり、男の子目線でどういう服とかアクセがええか見てくれへん?」
その言葉を聞いた辰の思考は止まった。
男の子目線とは、何か。
蘭月の言う男の子とは、具体的には誰のことを指すのだろう。辰の頭の中には、知っている人から知らない人まで、いろんな人物の顔が思い浮かんだ。
「難波くん?」
蘭月に呼ばれて、辰はハッと我に返る。
「あ、悪い、何?」
「もー、ちゃんと聞いとってやー。水着や水着」
「み、水着!? 誰に見せんねん!」
辰は、うっかり先程の思考回路のまま口走ってしまった。
「今そんな話しとらーん! そろそろ夏やし水着でも買おかなーって」
「あ、ああ、そうか……」
「目標あるとダイエットうまくいくて聞いたことあるし、ちょうどええんちゃうかなって思ってな」
そんなことを話しながら、蘭月もまた違うことを考えていた。
突然変なこと言いよってからに……でも、難波くんに水着見せるんは、さすがにまだちょっと恥ずいわ。あたしムネないし……。
蘭月は、ハァと一つ溜め息をついた。
「蘭月、どうした?」
「ん? んーん、なんでも。それより荷物持ち、お願いな。バッグのずっしりした重みも『あー、買ったなぁ~』て充実感あるけど、たまには手元気にせえへん身軽な買い物もええやんね」
二人はお互いに似合う服や水着を選んだり、ショッピングを満喫した。
買い物後は、辰オススメの店でお茶をすることにした。
「あ、男女ペアならパフェ半額やて! 二人で半分こであーんしよ!」
「そない恥ずかしい事できるかっ!」
結局は一つのパフェを二人でつついて食べることになったのだが、辰の手はあまり進まなかった。
「食べへんの?」
辰はパフェよりも、それを食べる蘭月に夢中になっていた。その幸せそうな表情を見ると、思わず頬が緩む。
「なあ、蘭月」
蘭月は彼氏おるん?
その言葉は声に出せずに、消えていった。
蘭月に聞きたいことはたくさんあるが、あまりに露骨なことを聞くと引かれてしまうかもしれない。
そうやって辰が悶々と悩んでいると、蘭月が口を開いた。
「難波くん、今日はありがとうな。買い物って時間かけて選びたいさかい、普段は一人で行くんやけどね。今日は特別や」
「それって……」
辰はその言葉に期待を抱いたが、
「あ、誤解せんでな! 難波くんと行ったら楽しそうかなー思て、それ以上の意味はないから、ホンマに!」
蘭月はすぐさまそれを否定する。
「今日付き合ってくれたお礼に、ここはあたしがおごったるわ」
「いいや、ここは俺が」
「いやあたしが」
「いや俺が」
二人がレジ前で伝票を奪い合った結果、最終的には辰が払うことになったようだ。
「お礼ぐらいさせてくれてもええのに……」
奪い合いに負けた蘭月は、唇をつきだしてむくれていた。
二人がその店から出てシーサイドタウンをしばらく歩いていると、
「こんにちは、ちょっとお話いいですか?」
『ぶらり、マタ旅!』レポーターの一人、横谷 このみが二人にマイクを向けた。
「え、何?」
既にエンディングを撮り終えたはずなのに、何故まだ取材を続けているのか。
それは街並みの撮影をしている最中のこと。
たまたま画面に入り込んだ辰と蘭月が妙に気になってしまった撮影スタッフは、二人に突撃取材を行うことに決めたのだった。
「今日はシーサイドタウンに何をしに来たんですか?」
「えーと、買い物に来ました」
蘭月がそう答えた。
その横では、辰が蘭月との2ショットをカメラに撮られてテンションをぐんぐん上げている。
「そっちは、なんで俺らに声かけたんだ?」
辰の問いに、四々郎はにやにやと笑いながら答える。
「いやあ、可愛らしいカップルがいるから、ついついね。今日はデートか何かかい?」
四々郎にそう聞かれると、二人は慌てて否定する。
「カ、カップル!? ちゃいます!」
「そうや、誤解や! 俺と蘭月はただの友達で……」
違う。
辰の頭の中で、そんな声が響いた。
嘘や。本当は蘭月の事が大好きなのに、羞恥心に負けて、誤魔化して……そんなの、特攻の辰の名が泣くで。
「よぉ見とき……」
「難波くん?」
辰は、このみの持っていたマイクを奪い取り、カメラと蘭月に向かって、叫んだ。
「蘭月、好っきやー! 俺の彼女になってくれー!」
周辺にいた歩行者は皆、辰と蘭月に注目。蘭月は更に慌てた。
「何言っとるん!? 難波くんまで彼女とか、アホなこと言うな!」
「俺は本気や!」
「あー、もう! なんで
この前
も今も、こんな唐突なん!? そないに勢いで告られたかて『あたしも』とか言えるか!!」
一瞬の静寂があった。それから蘭月はみるみる顔を赤くした。
「……言うてもぉた」
辰はそんな蘭月を目の前に居ても立ってもいられなくなり、思い切り抱きついた。
「蘭月! 大好きやでー!!」
二人の周囲では拍手が起こっていた。
そしてそれはもちろんカメラにバッチリ撮られていたし、放送でも流された。
おかげで彼らは、少しの間、寝子島の有名人になってしまったという。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
敷石しじみ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
22人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月10日
参加申し込みの期限
2013年08月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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