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部活動のお時間です! ~運動部編~
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「さぁみなさん! 私たちと一緒に裏校歌を!」
実々が近くにいる観客を巻き込んで立たせ始める。
音花もつられて立ち上がるが、いったい何が始めるのか見当もつかない。
「裏校歌ー!」
双永の掛け声とともにラジカセから裏校歌が流れ始める。
♪ここは寝子島 マジで良い島 セーイ?
寝子島高校 我は親孝行イェー!
全てのものに感謝 特にかーちゃんマジ感謝! YO!
いきなり流れ始めたよくわからないラップに応援団が踊りだす。
マジで“良い島”で2度手拍子してから、セーイ? で拳を突き出す。
音花も見よう見まねで踊る。実々が手を引いて、応援団の輪の中に音花を入れる。
♪今日も外では猫のさかり声
おおフリーダム おおフリーダム
今日も外では猫のさかり声
「サンマさんもがんばってるよー!」
という合いの手のタイミングで応援席に寝子島のマスコット観光大使、サンマさんが現れた。
「うおっ、サンマさんきたサンマさん」
満が楽しそうに団旗を翻す。かなりの重量だが、それをものともしない振りっぷりだった。
「ふぅ……後半始まったらスポーツドリンクで水分補給せんとね」
満は笑顔で額に流れた汗を拭った。
寝子高 寝子高 寝子高 寝子島高校
「光があれば必ず影ができるよね?」
太鼓を打ち鳴らしながら倖継が台詞部分を叫ぶ。
♪ソレは考えない 考えない 考えない 考えない
綺麗事しか考えない Ah Ah
今日も外では猫のさかり声
らっかみさまのご加護ありにゃにゃにゃにゃーん
にゃにゃにゃにゃーん
「黒崎教頭、やるじゃん!」
倖継は太鼓を打ち鳴らしつつ、サンマさんの登場に顧問の意外なやる気を感じていた。
「影薄いとか思っててごめんな! ……で、教頭どこいった?」
地味にぐさりとくる言葉だが倖継に悪気はない。
「汐崎さん……!」
音花が声を漏らす。
視線の先には監督にアップをしておくよう促された1年生たちの姿が。
キミは音花の存在に気付いてはいなかったが、音花にとってはそれで十分だった。
やがてホイッスルが吹かれ、キミと耀、朝陽の3人が交代でフィールドに走り出た。
「やばい、見てたのと実際出たのじゃあ空気が全然違う」
武者震いこそは収まったものの、次は足がすくんで上手く動けない。
もし、自分のミスで相手にボールを取られたら? 得点を取られたら。
考え始めると余計に動けずレギュラーで活躍している上級生に叱責される。
「クドー」
同じMFのキミが耀に駆け寄る。
「ダメだヨ、クドー。走らナイと。俺たちと交代でベンチに戻った先輩たちニ、代わんなきゃヨカッタって思ってほしくナイでショ?」
それだけ声をかけてすぐに自分のポジションに戻る。
キミの動きを目で追うと、確かに。ボールや技術ではなく、いかに先輩たちをサポートできる位置に動くか。
キミの動きはそれに尽きていた。
「その通りだな」
耀はふっと息を漏らす。中学の時とは違う、もっと広いフィールドで。
応援団の力強い応援を背に受けながら、耀は走り出す。
「球技大会の時みたいなヘマはしない!」
飛び込んで、空いたスペースにパスを受ける。
「1人逃げ腰になるなんて、俺らしくねーってのっ」
ディフェンターの右側にボールを蹴りだすと、ディフェンターの意識がボールに向いているうちに反対側から相手を抜きボールに追いつく。
球技大会の時は不発だったメイア・ルアというドリブルのテクニックを披露する。
相手を翻弄しながらゴール前に。外側から入り込んできたキミにアシストしてゴールに向かって蹴りいれさせる。
惜しくもゴールからはそれてしまったが、耀は自信を取り戻したようだ。
程なくして、DFの朝陽のもとにボールを持ったプレイヤーが走りこんでくる。
意地と根性は誰にも負けない、そう言っていた球技大会の頃。今はその時よりもさらにパワーアップしていた。
ファールにならない程度の距離をとりつつ、しかし相手にとっては邪魔な位置に移動する。
痺れを切らして相手がパスを出そうとした瞬間を見計らって片足で後ろにボールを転がす。
「モイラッシュ先輩!」
「朝陽っち、やるじゃネーカ!」
アントニオンの特徴的な髪型が視界の端に入ったのを確認し、場所を確認しないまま賭けで蹴りだしたボール。
上手くアントニオンの足元に転がり、不敵な笑みを浮かべたアントニオンは勢いよくボールを蹴りあげた。
「オイラのバランス感覚ナメんなよォオオオ!!」
蹴りあげたボールをリフティングの要領で頭に乗せると、腹式呼吸でろっこんを発動。
「Mão de cabelo!」は自身の髪を自在に操ることができる。
しかし大多数のフツウの「ひと」が見ている前では本領発揮とはいかず。
それでも相手チームの人間を唖然とさせるには充分だった。
ろっこんの効果なのか、それとも本当にアントニオンのバランス感覚のたまものなのか。
頭上のボールの位置をほとんどずらさず、一気に相手ゴール前まで駆け抜ける。
相手チームは最早追いかけることも忘れてなぜ落ちないのわからないという顔でその様子を見守っていた。
「ンンッ、このままシュートも悪くネェが、面白くもネェな……おいキミっち、走れ!」
「あ、ハイ!」
名前を呼ばれ慌ててゴール前に走り出すキミ。
アントニオンはろっこんを解除すると、胸で一度球速を遅らせてからキミにパスを渡す。
次は的確に、ボールをゴールに蹴りこむ。
慌てて反応したキーパーが飛びつくが、ゴールのネットに触れる方が早かった。
「拍手ーーー!」
「うおおおおおおおーー!!」
応援団が力の限り拍手をする。
その横で音花はキミを見つめていた。
「汐崎さん……すごい」
チームメンバーに肩を組まれ、恥ずかしそうにはにかんでいる姿を、スタンドから見守っていた。
試合は4-1で寝子島高校が勝利。
寝子島高校側の応援団含む全員が立ち上がり、今度は正規の校歌を斉唱する。
そして倖継の太鼓の乱打と共に拍手がわきあがった。
「キミ、ナイスシュート!」
ベンチに帰ってきたまもるがキミとハイタッチ。
「モライシュ先輩のあのプレイは今後伝説になるだろうな」
「ソウだねー。あれはすごかっタ」
うんうんと頷くキミ。
その横でまもるは決心を固める。
「俺じゃまだまだ、あのゴールを守るには力不足だ。でもいつか、いつか必ずあの場所に立つために何をしなくちゃならないのか、それがわかっただけで十分だ」
「カマヤツがキーパーで出たナラ、俺はお前が暇スルくらい、ボールを相手に渡さナイからナ!」
「ちょっとは仕事させろよ!」
互いに拳をぶつけ合い、おどけあう2人の1年生。
いつか彼らがメインでこのフィールドに立てるときを願って。
「よし、撤収するぞ、撤収ー!」
灸の掛け声で応援団がてきぱきと片づけを始める。
スポーツドリンクのペットボトルなど、ごみはすべて持ち返る。
「実々ちゃん、どうだった? はじめての応援は」
「はい! すっごく楽しかったです! サッカー部も勝ってくれましたし、応援したかいがありました!」
双永の言葉に笑顔を返す実々に、よかった、と双永も微笑んだ。
「ゆきちゃん、太鼓お疲れだったな!」
「ママキュー! おつかれおつかれ!」
灸の背中をばんばんと叩きながら倖継は太陽のような笑顔を見せる。
「どうだった? 俺の太鼓、ずれてなかったか?」
「少し力こめすぎてた部分もあったけどな。でもそれぐらいの方がいいんじゃねぇか?」
「だ・よ・な・!!」
「お前さっきから痛ぇよ!!」
太鼓を叩く要領で灸の背中を叩く倖継。背中だけに神経を向けていた灸の、今度は頭が叩かれる。
「痛ぇ! 痛ぇよ! なんだよ!」
「はっはっはー! 勝ってよかったな!」
「満、お前っ! なんで叩くっ 痛っ!」
団旗を片手に満も倖継と同じリズムで頭を叩く。しかもそれなりに強い力で。
「お前らいい加減にしろって!」
「あははーごめんって!」
「許せって、な? 喜んどんよ、これでも」
「喜びを俺の体で表現すんな!」
そんな不運な灸を横目に見ながら音花はキミにメールを送る。
「試合、お疲れ様でした。シュートかっこよかった、です」
もっといろんなことを書きたいけれど、それに見合う言葉が出てこない。
ひとまずそれだけを書いて送信し、スタンドを降りた。
「……! 音花ちゃん、応援来てクレてタ!」
メールを受け取ったキミは持っていた荷物を耀に押し付け外に飛び出す。
するとちょうどスタンドから降りてきた音花の後ろ姿を確認することができた。
他の来場者からの賞賛を受けるのもそこそこに音花に追いつく。
「音花ちゃん!」
「し、汐崎さん」
呼び止められて一瞬びくりと肩を震わせたが、声の主が知っている人だとわかり表情を緩めた。
「応援来てクレてたんダ」
「うん……。試合出れるかも、って聞いたから」
そう言って携帯電話を掲げてにこりと笑う。
「お疲れ様、かっこよかった」
「あ、アリガトウ……」
褒められて少し赤くなるキミ。
そんな2人のやり取りを遠目から見守る男がいた。
応援団・ママキューこと灸だ。
灸は目線は2人に固定したまま、隣に居た黒崎教頭に尋ねる。
「モテる秘訣って、なんなんすかね」
「さぁな」
「あれ、汐崎先輩、だけですか?」
「ん、新居か、どうしたの」
応援部のミーティングを終えた双永はプールサイドに立っていた。
部活していたら顔を出そうと思い立ち寄ったのだが、そこにはハイエが1人泳いでいるだけだった。
「他の部員なら先生の教え子と一緒にご飯に行ったわよ」
「え、なにそれ俺も行きたかった!」
ちょっと悔しそうな双永の横にハイエがプールから上がる。
「行く? 夕飯」
「えっ」
ハイエはあまり表情を変えないまま双永を見上げる。
「着替えてくるから、少し待っていて」
「え、でも、いいんですか?」
静止しようとした双永を振り向きハイエは言う。
「キミの応援してくれたんなら、それくらい安いわ」
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時織椎
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
1000人
参加キャラクター数
66人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月08日
参加申し込みの期限
2013年08月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月15日 11時00分
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