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寝子高制服☆トリエンナーレ!
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●「トラックNo.1」(
陸上部
)
濃紺に白のベーシックなデザインの旗をバックに、てきぱきと見事なチームワークを見せているのが、ここ陸上部が運営する“トラックNo.1”だ。
惣菜系とスイーツ系のバラエティー豊かな“走りたいやき”と、オプションでタピオカも追加出来るドリンクを販売する このテントでは、控えめながら縁の下の力持ちとして黙々と働き、皆をサポートする
志波 拓郎
を中心として、メンバーが一致団結してそれぞれの役割をこなしていた。
綺麗な水をたっぷりと汲んだバケツは決して軽くはないが、拓郎は嫌な顔一つせず水場とテントの間を往復し、焼き担当の
宇佐見 望月
がツテで手配した鉄板の脇に置く。
「おー、拓郎ちゃんサンキュー! マジ助かる!」
明るい声を張る望月の家は、参道商店街で腹ペコの学生達なら誰もが知っている“
お好み焼きの店・『うさぎ屋』
”。
気のいい彼は、日頃から若くして店を切り盛りする姉を手伝う。また趣味がアウトドアクッキングという事もあり、たい焼き製造にも徐々に慣れ、その手つきは ほとんど玄人だ。
たい焼きに使う粉や惣菜の具も、取引のある卸売り業者から安価で仕入れてくるなど、根回しも完璧。
「宇佐見先輩……他にもゴミ捨てとか、力仕事あったら……任せて……」
穏やかな微笑を浮かべながら目を配る拓郎を始め、部員は全員お揃いの陸上部オリジナルデザインのTシャツを着ている。
ベースと文字の単色二色構成になったシャツは、各人で色が違う。
胸元には校章、右袖口には肉球のワンポイントがあしらわれている。
背中を向ければ、一つの円。上方に“寝子島高等学校”中央帯状に“陸上部”下方に選手の名がローマ字で配されているという輪や統一性を感じさせながらも、個が尊重された凝ったつくりだ。
それに丈の長さはそれぞれに違うが、ジャージのズボンと、その上にエプロンを――。
エプ、ロン……。
「部Tシャツで、皆でお揃いー♪ エプロンつけて、バンダナつけて! がんばるにー!!」
えいおーと腕を突き上げたスプリンターの
七音 侑
が、ステップを踏むたびに揺れる純白レースのエプロン姿は、愛らしい。
だが。
「……まさか、それ着なきゃいけないのか……?」
侑と同じフリフリエプロンを手渡され、
桐野 正也
は戦慄した。
当然だ、16歳男子が身に着けるには、フリフリエプロンは いささかハードルが高い。
いくら陸上部だからって、あんまりだ。
「にゃはは、こんな大きいお祭りはじめてー! 皆で頑張るに-!!」
目を剥く正也とは対照的に、侑は上機嫌だ。
「いや、侑! ちょっ、待っ……! 宇佐見、お前予備のエプロンとか持ってねーの?」
黒の部Tに赤文字が映える
十文字 若菜
に、焼きのノウハウを教えている望月が、正也にいい笑顔を向ける。
「ああ、ねえよ?」
望月は、自分は確り“うさぎ屋”のエプロンをしている。
拓郎は正也に生暖かい視線を送ると、いそいそとごみ出しを口実に、その場を離れた。
さすがはハイヤードジャンパー・しばっちだ。華麗に超えていった。
「おいこら、そんな耀いた目で見ても……冴木も嫌だよな?」
同意を得ようと、正也はクラスメイトでもあり、いつもならここで“どいひー!?”とか叫んでそうな、
冴木 竜司
に話を振った。
だが正也の声に振り返った竜司は、ばっちりフリフリエプロン姿だった。
「着てるしっ!?」
「んあ? だって今年は後輩達が、中々面白い企画を出してくれたからな。期待に応える為にも、俺達の華麗な接客でお客さん呼び込んで、大繁盛させなきゃだろ?」
竜司が大げさな主張と共に、ガッツポーズしてみせる。
「って、しかもなんでノリノリなんだよー!!」
「往生際が悪いぞ、桐野! といきちゃんを見ろ!」
ずびしっと竜司に指差された
青物 といき
は、フリフリエプロンだけじゃなく寝子島らしさを追求して、猫耳カチューシャまでオンしていた。もふもふ。
「皆で出店やるとか、楽しみなんだにゃー! ふふ。実はといき、実家が旅館だから、ママンから接客のいろはは叩き込まれている、接客のスーパーエリートなのだ!」
ふふん♪ と胸を張って見せる といきは、陸上部ナンバーワンお洒落女子だ。
真面目な時は外しているものの、今日はお祭りだからカラフルなエクステもネイルも、ばっちり時間を掛けてきた。
「マジで!? すっげえ」
素直な尊敬の眼差しを送る正也を横目に、満足した といきは招き猫のポーズでペロリと舌を出す。
「なーんて、うっそだにゃー! ま、接客に必要そうな事は、ある程度知ってるつもりにゃ」
そうしてズッこける竜司と正也の頭にも、揃いのカチューシャをはめ込むと、マイペースにあれこれチェック。
といき、正也、竜司の三人は今日は仲良く接客担当だ。
「ぎゃー! こんなカッコウで人前に出るのかよー!?」
「えーきりのん先輩つけないのー? つけよーよー、つけたら楽しいと思うにー☆」
「侑、人事だと思って……!」
卒倒しそうな正也の肩を、竜司は達観した表情でポンと叩く。
「桐野、一ついいこと教えてやろう。こういうお祭りの時は、ノリが一番重要! つまり、諦めろ」
「いや、ホントに、ちょ、ちょっと待ってくれ! フリフリは
あの悪夢
が思い起こされそうで……!」
案外ウブな青少年・きりのんの心を苛む
腐った愛の伝道師・ロッテンムーン
嬢、マジパネェ。
「問答無用だ! といきちゃん、今のうちに!」
「任せるにゃー!」
竜司が正也を羽交い絞めにし、数分後。そこには部Tをフリフリエプロンで覆った、正也の姿があった。
「問答無用って! なんでこうなるんだー! うう仕方ない、それなら俺は目立たない会 「はいはーい! といきは会計やるー!」 計……」
正也の言葉を遮って、といきが意気揚々と挙手する。
「青物ちゃーん、勘弁してよぉー!?」
「桐野せんぱい、頑張るにゃー!」
「よっしゃあ! 気合十分!! 今日は楽しくやるぜ!!」
二人に振り回されっ放しの正也が、がくりとうな垂れる。
「マサちゃんセンパイ、愛されキャラやねんなぁ」
小柄な体にクールなベリーショート、ピンク+赤文字の部Tで甘辛く決めた
直風 満帆
は、拓郎や侑と飲み物担当だ。
「ええっと……やっぱりコレがないと屋台って気がせぇへんやんな。後はメニューに……ひ~や~し~あ~め……っと!」
手描きのポップに、マジックで“冷やし飴”を追加する満帆。侑は、興味津々だ。
「ひやしあめって初めて見たー、美味しそうだに♪」
麦芽水飴に生姜とニッキ(シナモン)を加えた、独特の香りのする琥珀色の飲料は、主に関西方面の夏の風物詩だ。
「生姜が入った冷やし飴を飲めば、夏バテ知らずやねんで?」
「本当に? これからの季節に、ピッタリだに♪」
そこへ拓郎が、今日の為に特注した靴のイラストがデザインされたプラスチックコップや、たい焼き用 包装紙、サツマイモなどを満載にしたダンボールを抱えて戻って来た。
「あ、志波君いろいろ運んでくれて、ありがとー! お客さん来る前に、ある程度用意しとかないとにー」
「どう、いたしまして……。後木さんに頼まれてた、芋も持って来た、よ……」
「待ってましたー!」
オレンジの髪をポニーテールにした、
鴇波 羽衣
は早速サツマイモを折りたたみテーブルの上に並べる。
黄緑の生地に、赤字の部T、下はショートパンツの彼女は焼き担当だ。
「真央ちゃん、まだかなー?」
きょろきょろと探す羽衣の耳に、元気娘の声が音楽に紛れて聞こえてきた。
「皆、遅れてごめんなのだー! 拓郎ちゃん、もう荷物運びしてくれてたのだ? ありがとなのだー!」
はあはあ息を切らせてやって来たのは、
後木 真央
。
バイタリティの塊のような彼女も、この後更にトリエンナーレの出場を控えており、多忙だった。
それでも揃いの部Tに着替える事は、忘れない。赤シャツに黒の半端丈ズボンの真央は、サツマイモを芋判に加工するための金串を持参していた。
「後木さん……、大丈夫? お疲れ様……こちらは、皆のお陰で……うまくまわってる、よ」
火照った顔に手で風を送る真央に、拓郎はにこり。
「真央ちゃん、オハヨー! 忙しそうだね」
やり始めた頃とは打って変わって、リズミカルな音を立て始めたまな板。若菜が器用に具材を刻むのを監督していた望月も、顔を上げウィンクする。
「拓郎ちゃんや皆が、朝から張り切ってくれてるしな! 勿論、俺様もな! 芋判、その串で描くのか?」
「若菜ちゃんセンパイ、おはようございますなのだ! もっちゃんセンパイ、大当たりなのだ!」
元気を振りまく真央に、満帆はよく冷えた冷やし飴を渡す。
「ほら、美味しいよ」
「満帆ちゃん、優しいのだ♪ いただきますなのだ」
喉を鳴らして冷やし飴を飲み干し、ぷはーと息をつく真央に、甘いものが大好きスイーツ男子の面々もゴクリとつばを飲む。
「さあて、お客さんが来る前に準備しとかないとにー。タピオカはミルクティーと、イチゴミルクとー……冷やし飴に入れても美味しいかな?」
侑の何気ないセリフに、朝から頑張るメンバーは、その味を脳内でリアルに再現してしまう。
「え、と……タピオカ、ちょっと味見してみたいけど……い、いいかな?」
ほんのり上気した顔で拓郎が言い出せば、タピオカ入りのコップに次々と手が伸びる。
「うーん、もっちりだにゃー」
釣銭用にと用意した、鍵つきのミニメタル金庫の整理をしていた といきも、しばし休憩。街中じゃお目にかかれない、不思議な組み合わせの飲料を楽しんでいる。
「独特の味と食感だにー、おいしいかも?」
タピオカが舌の上を転がる感触を、ゆっくり楽しみながら、侑は満面の笑み。
「うん……おいしい、ね……」
拓郎の言葉は少ないが、毎日顔を突き合わせていれば、彼が喜んでいるのが伝わってくる。
今日ばかりは頼れる先輩の竜司は、喜ぶ後輩達とコップの中を交互に見比べて、目を細める。
焼き場からは、いい匂いが漂い始め、侑は胸いっぱいに吸い込む。
「うにに……たいやきが良い匂いで、よだれが止まらないに……ちょっとだけ味見したいにー……だめ?」
「どれ、皆も試食してみ! 惣菜はお好みとピザ、それに若菜ちゃんのカレーがあるぞ。こっちのスイーツは、チョコ、カスタード、餡子。どれも若菜ちゃんの力作だ!」
望月が少し型崩れした たい焼きを、一口大に切って皆に勧める。
ソース、鰹節、マヨネーズが掛けられているが、爪楊枝がないから、そのまま手で摘んで。
「おー、ちゃんと紅生姜や干し海老も入ってるのか」
「青のり、女性客は掛けないから省こうと思うんだけど、どう思う?」
「好みに合わせられるのが、いいかもしれないにー」
「OK、自由に掛けられるように店頭に置いておくぜ」
「もっちゃんセンパイ……ウマウマなのだ♪」
「へへっ。おっと、マヨがついてるぜ真央ちゃん」
真央の口の端についたマヨネーズを、ティッシュで拭ってやって、これでよしと望月は頷く。
トリエンナーレに出場する部員を、望月も若菜も全面的にバックアップする所存だ。
「ふふ。それにしても望月君のたい焼き、形も綺麗だし皮がぱりっとして美味しい。私の、ちょっと不恰好かな? もっと練習しなきゃ」
若菜の賛辞を受け、望月は破顔する。
「若菜ちゃんのも、十分ウマイと思うぜ? それに失敗しても、こうやって試食に回すから気にすんなって」
「……ん、そうだね! 美味しいたい焼き、頑張って作ろう! で、売ろう!」
「よっしゃあ! そうと決まりゃ、気合入れる為に円陣組もうぜ!」
竜司の呼びかけで、部員は頭をつき合わせて、肩を組む。
「今日は何時もと違う事するけど、目標高く売り上げNO1を目指そうぜ! でも、一番は気負わずに楽しんでいく事!」
頷く部員を、竜司はぐるりと見回して。
「じゃあ……寝子高陸上部【トラックNo.1】、いくぜ!」
「「「お――っ!!」」」
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シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
130人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月30日
参加申し込みの期限
2013年10月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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