this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ヴァンパイア・アンド・ウルヴズ
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
8
つぎへ >>
5
大学病院の灯りは、夜になっても消えることはない。急患の治療もあるが、研究で残っている者も多い。
八神 修
もその1人だった。
研究室には、ネズミを始めとする実験動物の入ったケージが沢山置いてある。そのうちのひとつの前に立ち、修はうなだれていた。こんな姿を見るのは珍しい。
「御免。本当に御免」
彼は、採取された血液を持っていた。そしてケージの中には、事切れたネズミの体がある。動物は可愛く、その無垢さに愛おしさを感じるだけに心が痛む。このネズミは、吸血ネズミに噛まれた元普通のネズミだ。
「無駄にしないよ、絶対に。……時間が掛かっても」
昼は内科の担当で吸血鬼とは無縁だが、修が研究しているのは、吸血族化メカニズムの解明だ。
「本当に、眷属を人間に戻すことなんて出来るんでしょうか……」
後輩の若手医師が沈痛な面持ちで声を掛けてくる。
「出来るよ。研究を続ければ実現出来る。噛まれて眷属になった人間を元に戻す方法が判れば、もう吸血鬼を恐れる必要はないんだ」
「僕の家族も、見つかれば治せる……」
「そう。治せるよ。これはネズミだけど、基本のメカニズムは人と同じ筈だ」
修はネズミから採取した血液の検査をしていく。これまでの検査の結果とも合わせたりして、更に数時間が経過した。
「種の変化の原因は……唾液か?」
修はしばらく黙考し、白衣を脱いだ。
「今日はここまでにするよ」
「はい、お疲れさまでした」
――修の家はこの辺りの領主だ。本来なら領地の収入だけで生活出来るし、家の者も市井で働くことを良く言わない。だが、何もしないで生きるのは修には退屈すぎた。
馬車で家に戻ったのは深夜を過ぎていたが、修はまだ寝るわけにはいかなかった。というのも、帰路で瀕死の重傷を負った吸血鬼と狼人間を助けたからだ。人の病院には行きたくないだろうと、自宅に連れてきた。吸血鬼には修の血を輸血した。吸血族に人間が輸血とか、一寸シュールだ。
「……どうして……助けて、くれたの?」
七夜 あおい
と名乗った狼人間がベッドに寝たまま訊ねてくる。彼女は争いとは真逆の雰囲気を纏っていた。だが、相手の吸血鬼の怪我の度合いを見ると、積極的に戦ったのは確かだろう。
狼人間や吸血鬼は、身体的に優れた種族だけに無能力の人間との溝が深い。しかし、修にとっては興味の対象だ。それは、生物的な意味だけではなく――
「仲良くなれたら嬉しいからね」
「仲良く……?」
「2種族を色々な角度から理解し、繋がりたい。懼れずに、畏れずに、そして怖れずに」
「……怖く、ないの……?」
「ああ。食事を共にして、3人で食事やトランプなどできるくらいに仲良くなりたい」
「さん、にん……」
あおいの目が隣のベッドに移る。その瞬間、彼女の顔が険しくなった。吸血鬼に配慮して地下部屋で手当てをしているのも納得してはいないようだ。
「君達はなぜ争うんだ?」
「なぜ、というか、本能……だから」
「顔を合わせると腹が立つのよ」
あおいと吸血鬼が言う。修は少し首を傾げた。
「でも、話をしてみれば分かり合えることもあるんじゃないか? ……それに、出来れば人を殺すのもちょっと控えられないかな。俺達医者が苦労して一人救う間に何十人も殺すってのは、できたら避けてほしいしさ。追いつかないじゃないか」
苦笑すると、あおいと吸血鬼は顔を見合わせた。
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
8
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ヴァンパイア・アンド・ウルヴズ
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
沢樹一海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年07月21日
参加申し込みの期限
2019年07月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年07月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!