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吸血鬼の
工藤 来夢
は、狼人間の
酒浸 朱蘭
の屋敷に招待された。
と、言えば晩餐会でも開かれるみたいだが、行われるのは決闘だ。
少なくとも、決闘だ――と来夢は思っていた。2人は数年間、繰り返し繰り返し闘い合っていたのだから。
(朱蘭さん、今日こそ決着をつけるわよ!)
意気込んで乗り込んだフロアには、華美な装飾がされたテーブルと椅子が設置してあった。その上には血の入った瓶とグラス、肉料理が置いてある。窓際には、赤ワイン色のベッドがあった。
「……? 何よこれ? まるで私室みたいじゃない」
いつもなら何も置いていないのだが、闘うような雰囲気ではない。
「今日は数年の因縁を清算すんだろ? 本当に最後の決闘だ。お互いどちらかが生きるか死ぬかだし、最後に晩餐の一つでもしようじゃないか」
朱蘭は怪訝そうにしている来夢に牙を見せて笑った。本気で2人で食事をするつもりはない。戦闘力で今一歩な所があると自覚している朱蘭は策を講じた。いい感じの雰囲気作りをして吸血鬼の厨二病を刺激し、最後――最期になりうる晩餐に誘うのだ。
(後は、やつの飲む血をあたしのろっこんで変化させてやれば……)
来夢は血の入った瓶をじっと見ている。だが、朱蘭の誘いに疑いを持っている表情ではない。純粋に食事をするか否かを迷っているようだ。
やがて、彼女は口を開いた。
「最初で最後の晩餐を楽しむのも悪くないわね」
「そうこねえとな。今宵は特上の血を用意したぜ」
椅子に座り、まず自分のグラスに血を注ぐ。次にろっこんを発動してこっそりと瓶に十字を切った。そして、酩酊に似た状態になる水に変えたものを向かいのグラスに注ぐ。
(……ククク! ハーハッハッ!)
内心で勝利の高笑いをしつつ乾杯する。来夢は即、グラスの中身を飲み干した。
「あ……」
アルコール度40相当の酒をストレートで飲むのと同等の状態になり、来夢の体から力が抜けた。
(まさかあたしの飲む血をろっこん水に変えるなんて……。これには勝てないわ……)
ひどく火照り、自分の思い通りに体を動かせない。朱蘭に抱きあげられ、ベッドに投げ出される。
(成功だぜ! あっさりしすぎでちょっと怖いぜ……)
来夢も(動悸で)ドキドキしていたが、朱蘭もドキドキしていた。
「くっ……殺しなさい!」
「ああ、お望み通りにしてやるぜ」
「え?」
来夢の顔が引きつる。
「ちょっと、今の言葉のあや! ヘルプ!」
「さぁて、狼に吸血鬼みたいに噛まれて死ぬのはさぞ屈辱だろうぜ……くくく……」
朱蘭はその肩に牙を立てた。
「アッー! そんな動けないところをかみつきなんて!」
吸血鬼が噛みつく時は牙から出る快楽物質の影響で痛みを感じないが、狼人間に噛まれるとダイレクトに痛い。
でも、なぜかちょっと気持ちいい。ろっこん水の影響だろうか。抗おうという意思だけは手放さずに来夢は叫ぶ。
「このままいやらしいことになだれ込むんでしょ! エロ同人みたいに! エロ同人みたいに!」
大事なことだから2回言った。
「……ん?」
朱蘭の動きが停まった。
「エロ同人? んー? それが一番いやな殺され方だとー?」
極上の笑みを浮かべ、彼女はやる気を漲らせた。大事なことだと強調したのは間違いだった。
「へ……?」
「くくくよくわからないけどやってやるぜ! さぁどうするのがお好みなんだぜぇ? 早く白状しないとどっちにしろ命がないぜぇ?」
「白状しても命がないんじゃない!」
来夢の抗議を無視し、朱蘭は彼女の指や腕、その他を軽く噛んで歯型をつけていく。
悔しそうに顔を赤くしている彼女を見ていると、今までのやられた鬱憤も晴れていく感じがする。
「あふぅん! そんなとこまで噛むなんて!」
刺激され、来夢は痛みと快楽の中でつい変な声を出した。だが、ただエロ同人誌的なシチュエーションを堪能されて終わりとは思えない。本能的に危険を感じる。というか、そろそろ意識が途切れそうだ。
(こ、このままではやばいわ……! この体験をネタとして書き留めないまま死んだら、死んでも死にきれないわ!)
体も少しは動くようになってきた。
(かまれたらかみかえすわよ!)
目前にあった朱蘭の腕に思い切り噛みつく。
「う……」
油断していた朱蘭は、その不意の攻撃に耐えられなかった。視界の片隅で来夢が目を閉じるのが分かる。
(ダブルノックアウト……)
まだまだ因縁は片付かないみたいだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
沢樹一海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年07月21日
参加申し込みの期限
2019年07月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年07月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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