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9月の☆ハッピーバースデー
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誕生日の朝、唐突に星幽塔への扉を目にしても、
志波 高久
はさして驚かなかった。
彼の地へ行くのは初めてではないし、大抵の出来事は怖がらず受け入れる質だったからだ。
「ふぅむ……今日の服はさすらいの旅芸人……か?」
こげ茶色のシャツに深緑のベスト、同色の帽子とマントに、足下は編み上げブーツ。背中には小さな弦楽器を背負っている。
気が利いているな、と呟き、星幽塔の街並みを歩き始めた。
様々な商品を売りさばく物売りの声、冷やかしの客、観客を沸かせる大道芸人。
「ここはいつ来ても賑やかだな」
「お? おお! あんた、タカヒサじゃないか?」
立ち止まって物売りを眺めていた高久に声をかけてきたのは、灰色の髪に黒い目の男――
グレッグ・グロッグ
だった。
「おお……久しぶりだな、グレッグさん」
「いやぁ、前にあんたと食った寝子島の飯、うまかったな! んで、今日はどうした? 何か探しもんか、それとも観光か?」
グレッグの質問に高久は何と答えようか少し迷った。
「いや、特定の目的があるわけじゃないんだが……俺の誕生日にここへの扉が開いたなら、それも縁だと思ってな」
「そーかそーか!」
グレッグは歯を見せて笑い、バンバンと高久の肩を叩いた。
「誕生日だっていうなら盛大に祝わないとな! どうだい、一杯ひっかけるってぇのは?」
「酒場か……いいな。腹も減っているし、グレッグさんのお勧めの店はあるのか?」
任せておけ! と胸を叩くグレッグに連れられ、高久は『BARアストラル』の席につく事となった。
「姉ちゃん、一番早く出せる酒と、肴二品くらい持ってきてくれ。二人分、頼むぜ」
「かしこまりました!」
入店一番の注文を終えると、グレッグはメニュー表を高久に差し出して、注文を促してくる。
「前飯屋に連れてってもらった礼だ、今日は俺が奢る! 好きなもん頼めよ」
折角の申し出だが、高久には星幽塔の食べ物はよく分からない。
「お待たせしましたー! 冷たい『ブルータートル』とクラーケンの香草漬け、コカトリスの唐揚げです!」
「おっ、『ブルータートル』があるのか、嬉しいねぇ」
グレッグと乾杯して、薄青の酒を口に含んでみた。透明なグラスに骨のような物が沈んでいる。
「……潮風を感じるさわやかな味わいだな。この骨は何なんだ?」
「何って、ウミガメの骨さ。島ほどの大きさがある青い目のウミガメが、『ブルータートル』の材料になるんだ。たまに打ち上げられた時しか手に入らないし、貴重なんだぜ。寝子島にはいないのか? ウミガメ」
「いるにはいるが、大きさは少し違うな」
高久は苦笑して、肴をつまんでみた。
(香草漬けはぴりっとして、噛むとうま味が染み出るな……唐揚げは、カリカリ食感と醤油みたいなタレの味がたまらん……)
「美味い……お、こっちなんだ?」
「あぁ、それはドラゴンの肉にじっくり火入れをしたローストドラゴンだな」
メニューを見つつ、高久はグレッグに質問しながらいくつか注文。二人ともほどよくできあがったあたりで、グレッグがそう言えば、と切り出した。
「
この前お前さんの弟と共闘したんだがよ。
あいつ、昔っから突っ込んでいくタイプなのか? いや、別に問題があるって訳じゃねーんだが、ちと危なっかしいかもなァと気にかかってな」
高久の弟は二人いる。眼鏡をかけていたか、と問うと、グレッグは頷いた。
「なら……多分上の弟か。やれることをやった結果だろう。怪我しようが、あいつ自身が納得しているなら、俺が口出しするもんでもないし」
ぐびりと、冷や酒を流し込む。
「それに……俺が一番、最前線に突っ込むタイプだから、偉そうな事は言えないってな」
「なぁるほど、兄も弟も真っ直ぐってことか」
グレッグも呵々と笑い、グラスをあおった。
「ふぃー、めいっぱい食ったし呑んだなァ……っと、忘れるとこだったぜ。この間ダンジョンで手に入れたんだが、誕生日おめでとう!」
グレッグがポケットから取り出したのは、菫青石のブレスレットである。
「誕生日プレゼント、か? まさか星幽塔で誰かから貰えるとは……ありがとう。思い出深い誕生日になったよ」
しげしげと眺める高久の肩を、グレッグはバシバシ叩いて笑った。
「どういたしまして。まぁ、頑張れよ。弟想いのお兄ちゃん!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
陣 杏里
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年07月08日
参加申し込みの期限
2019年07月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年07月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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