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呉井 陽太
は
白草 朱乃
を遊園地デートに誘った後、手作りプレゼントの材料を買い込み、帰り道を歩いていた。
「おや、あそこにいるのは拓郎君じゃないかぃ」
そんな彼の目に入ったのは、雑貨店のガラス越しに腕組みをして悩んでいる
志波 拓郎
の姿だ。
「奇遇だねぇ、拓郎君」
「呉井先輩、お買い物の帰りですか?」
「まぁねぇ。もうすぐオレの大切な人の誕生日だからさぁ、贈り物の準備なんだわー」
店に入って拓郎に声をかけた陽太は、周りの品揃えを見た。可愛らしいアクセサリーや小物類が並べられた店に、男子高校生が一人でいるのは珍しい。
「もしかして、拓郎君もプレゼントをお探しなのん? そのブローチ、じっと見てたよねぇ」
陽太の指摘に、目に見えて拓郎の顔が紅潮する。二つあるブローチは片方が黒猫に赤い薔薇、もう片方が白猫に青い薔薇をかたどっており、対になっているらしい。
「おやおや、君もスミに置けないねぇ……女性への贈り物かい?」
「べ、別に……彩葉さんにはどっちが似合うかなって、考えていただけで……」
「へぇ、彩葉ちゃんというのかぁ、拓郎君の大切な人は」
「うっ、呉井先輩は何を贈るんですか?」
悔しそうな顔の拓郎に、陽太はスマホを操作して朱乃の写真を見せた。
「彼女がオレの大切な人、朱乃ちゃんだよぅ。贈り物は手作りのハーバリウムだよ」
ぺらぺらと喋ったあと、次は君だと拓郎に情報の開示を迫る。
「分かった、分かりましたよ……これが彩葉さんの写真です」
「おぉ~、前髪上げてる時と、下ろしてる時のギャップがいいねぇ。はにかむような笑顔がステキだわー」
「そうでしょう。このブローチも、黒猫を見てると……彩葉さんが、うかんで……でも、白猫も捨てがたいし」
拓郎は一瞬得意げな顔になったが、すぐに眉間のしわが戻る。
「じゃあ、こういう案はどうだい? 両方買って、彩葉ちゃんに好みのものを選んでもらうんだ。残りはお揃いで拓郎君が持っていたいって言えば、女の子は喜ぶんじゃないかな-?」
陽太がそう提案すると、拓郎の表情が秋の青空のように晴れ渡った。
「せ、先輩っ……! ありがとうございます!」
会計を済ませて走り去る拓郎を見送り、陽太は思わず呟いた。
「青春だねぃ……」
◆
落合 まゆら
は、誕生日の朝もいつもと変わらぬ目覚めを迎えた。
朝6時に起きて、旧市街にあるアパートを出たら、寝子ヶ浜海岸へジョギング。到着後は入念なストレッチの後、ボイトレという日課をこなすのだ。
「あえいうえおあお、かけきくけこかこ……あめんぼあかいなあいうえお……」
ひとしきりトレーニングしたら、汗をぬぐって帰りもジョギング。途中の杜の湯で朝風呂につかって疲れを癒やし、コインランドリーで汗まみれのTシャツなどを洗濯し終える。
自宅に帰ったら、手早く学校へ行く準備をして8時半には登校。
「おっはよー」
「おう、落合ちゃんおはよー。今日のナレーション基礎さ、外郎売りの口上が課題だって聞いたんだけど、落合ちゃんは外郎って食べたことある?」
「うーん、どうだったかなぁ? 食べたことあるような、無いような。名古屋のお菓子だよね?」
授業が始まるまでの、仲のいい友達と駄弁る時間が、まゆらは結構好きだ。もっとも、楽しい時間ほど、すぐに過ぎてしまうのだが。
「皆さん、おはようございます。本日のナレーション基礎の課題は、歌舞伎の演目としても有名な『外郎売り』の口上を取り上げました。台本を配ります」
講師の訪れと共に授業が始まったが、『外郎』は名古屋名物のお菓子ではなく、小田原産の痰を切る薬だとの説明に、友達と一緒に苦笑いした。
「まず私が読み上げますから、分からない漢字にはふりがなを振って下さいね」
まゆらは姿勢を正し、台本を折り広げて待つ。
――拙者親方と申すは、お立ち会いの中に
御存知のお方もござりましょうが
お江戸を発って二十里上方、
相州小田原一色町をお過ぎなされて
青物町を登りてお出なさるれば、
欄干橋虎屋籐右衛門
只今は剃髪至して円斉と名乗りまする
(うひゃー、難しいよー!)
まゆらがフリガナを振っている間に、どんどん口上は進んでいく。
必死で口の動きや抑揚を観察しているうちに、講師の声は終わってしまった。次は当然、生徒達の番だ。
「一度とちった言葉はチェックして、注意を払うように」
「鼻濁音を意識して!」
「落合さん、リズムとイントネーションにもっと意識を割いて! それじゃ棒読みに聞こえますよ!」
「は、はいっ!」
生徒一同に矢継ぎ早に指摘が飛ぶ。
まゆらに出来ることは、目の前の課題と懸命に向き合うだけだ。
授業が終わってからも自主的に残り、友達と別の台本で演技の練習に励む。
「ふー、今日はこの辺でおしまいにしよっか」
「そうだね、ちょっと疲れたし」
自主トレを終えて、帰り支度を始めたその時。
まゆらの元へ講師がやってきた。
「よかった、落合さんここに居たのね。今、15分くらい時間をもらえますか?」
「え? えぇ、大丈夫です」
何の用事だろうと首を傾げつつ、まゆらは友達と別れ、講師の後をついて行った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
陣 杏里
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年07月08日
参加申し込みの期限
2019年07月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年07月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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