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【星幽塔】第二階層 水道橋で流しそうめん
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「ソーメン、ソーメンッ!」
ぴょんぴょん跳ねるメリィ。
水路の別区画。
多数の敵との交戦が予想される屈曲点では、リリエル、メリィ、コトコのほしびと三人組がフォーメーションを展開していた。
「結構いい勢いで水が流れてきますね……」
いつもの通り、前衛のメリィが縦横無尽に動けるようにメリィがサポート。
それに加えて、今回はカエルのほしびと、コトコもいる。
むろんまだ年若い少女のこと、無理はさせられない。
それでも水中で相手をほんろうして、敵の目を惑わせられれば、これほど心強いことはない。
すると、彼方から水輪が湧き上がってくる。
「あ、モンスターが流れてきました!」
瞬く間に押し寄せてくる、そうめんの波。
意志あるもののようにうねるそうめんが、まるで蛇のように見えたのか、芋虫その他の苦手なメリィが一瞬ひるむ。
が、すぐに気を取り直して、
「とあああああーっ!」
水中から飛び出す。
「メリィパーンチ!」
そのまま跳ね上がり、アッパーカット。
衝撃波がびりびりと水面を震わせる。
狭い水路の壁を三角飛びして、そうめんに飛び蹴りを加える。
ひるんだすきに、リリエルが氷結魔法を飛ばし、そうめんを固める。
「えーい! 氷で倒せばひんやり冷やしソーメンです!」
そのままそうめんをつかみ、控えているコトコに渡す。
「じゃあ、コトコちゃん召し上がれ!」
最初はそうめん初体験のコトコに。
どきどきしつつ、箸でつまむ。
そのままつゆに浸して、一息に飲み込む。
もぐもぐもぐと一生懸命めんを噛みしめるコトコ。
その顔に、うれしそうな笑みが浮かんだ。
「――おしょーめん、おいしーれす!」
ほくほく笑顔のコトコに、リリエルもメリィも笑みを返す。
波状攻撃を加えるメリイを、水の魔法で水流を操って援護するリリエル。
あいてが流れ去るまで、相当量のそうめんが回収出来た。
「リリエルも食べた方が・・・・・・」
「はわ!? 追加のソーメンモンスター? いや・・・・・・」
再び水面から勢いよく飛び出すのは大量のスライム。
「たあ!」
ふたたび八面六臂の活躍で、スライムをはじき飛ばすメリィ。
まるで黄金色の竜巻のよう。
あわててスライムを回収するリリエルとコトコ。
「流されないように位置をキープします。がんばリリエルです!」
水の魔法で、足場とポジションを確保するのと同時にスライムの動きを制限しつつ、リリエルは一同に声援を送る。
みごとスライムを撃退した一同、さっそくひとつをとって、ぱくりと食べる。
「あ、水ようかん! よーかんスライム!」
大当たり、とリリエルが歓声を上げる。
「戦いにつかれた体に、甘いスライムで回復が見込めそうです!」
大皿に丁寧に並べたようかんスライムが、涼しさを演出する。
「メリィちゃんとコトコちゃんは、何色のスライムがいいですか?」
「あたしつぶあーん!」
元気いっぱい、肉球をふりふりするメリィ。
先ほどの戦闘の疲れなど、まったく感じていない様子。
「う? よーかんすりゃいむ?」
はい、スライムと手渡されると、コトコはその場でぽんぽんと飛び跳ねる。
「よーかん! あんこ! とーのしゅきなあんこ!」
歓喜を全身であらわにするコトコに、二人の顔も思わずほころぶ。
「りりえうしゃん、めりしゃん、とー、ねこじみゃれ、たいあきたびたれす!」
両手を振り、
かつて寝子島で、友人と食べたたい焼き。
ほくほくと湯気の立つたい焼きから、こぼれんばかりにあふれだす餡子。
とってもあまくて、どきどきあったかい。
コトコにとって、寝子島の思い出と相まって、忘れられない味だった。
「あんこおいしー、おいしーれすねー、あんこ!」
歌うようにようかんスライムをほおばるコトコ。
ここまで嬉しがって賞味されるなら、さぞやスライムも本望だろう。
口にいっぱいついてしまったあんこをごしごしこすって、コトコは二人にぺこりと頭を下げる。
「りりえうしゃん、めりしゃん、ありあとれす!」
こちらもなんとなく、丁寧にお辞儀を返すリリエル、そしてメリィ。
「ひやしおしょーめんも、ひえひえれ、おいしーれすよ?」
進められた二人はそうめんに箸をつける。
しばし、無言のまま食事をむさぼる、幸福な時が過ぎる。
「――じゃ、私は抹茶ようかんスライムをとってきますね!」
第二波のスライムの群生に、リリエルは勇んで進軍を開始する。
「メリィも手伝うよ!」
慌てて援護に向かうメリイとコトコ。
その合間にも、メリィは氷の魔法でスライムをフリージングし、そのままぱくりと一口。
抹茶のほろ苦さと、涼やかな風味が全身に突き抜ける。
ほどよい上品な甘みが、お茶の風味を引き立てる。
洗練された、上品な味わいだ。
「うん、おいしー」
味覚の鋭いネコ科の獣人、雑な味付けのお菓子は苦手。
そんなメリィでも満足できる、デリケートな味付けのスライムだ。
「あ、コトコちゃん、スライムの中には苦い健康ゼリースライムもあるから気をつけ」
「ぬー!にぎゃい、あんこのばかー!」
彼方で悲鳴が上がる。
間に合わなかった。
どうやらコトコ、あたりを引いてしまったらしい。
ぷんすか怒りながら、スライムをちぎって投げるコトコを、リリエルとメリィ「まあまあ」となだめる。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
ぱーすぺ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
14人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年07月14日
参加申し込みの期限
2019年07月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年07月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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