this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【星幽塔】第二階層 水道橋で流しそうめん
<< もどる
1
…
5
6
7
8
9
…
22
つぎへ >>
そのとき、夏朝をかばうように前に出たのは
志波 武道
。
武道着に身を包み、トンファーを構えたその姿は、一流の戦士と呼ぶにふさわしい。
「なんかスライムよってきてるし・・・・・・何とかしないとなっ!」
気合いを入れる。
だが、先ほど真魚が指摘していた通り、単純な打撃技では、スライムへの有効な攻撃とはなりにくい。
「まずは水路橋の、他のみんなから引き離したほうがいいか・・・・・・」
不利な状況に立たされた武道、果たして胸の内にある秘策とは?
武道の姿を認め、一斉に襲い掛かるスライム群。
それらを見つめて、武道はまるで太極拳の構えをとるように、腰だめの姿勢で手刀を構えた。
その姿勢で、全身全霊を込めて、力を発動させる。
「――魔星の力、牡牛!」
気合の声とともに、武道の全身がエメラルドの光に包まれる。
武道が今回選んだのは、自分の星座と対応する力を発揮する「魔星の力」。
アステリズムの力を模したとも一説に言われるその効果は、しかし使いこなすのは難しい。
武道が今回あえて選んだ力。
効果「敵の魅了」。
むろん、意識のないスライムに効果のほどは保証できないが、それでも足止めぐらいは可能なはずだ。
大量のスライムを相手にすることが予想される此度の戦場、直接攻撃よりも搦め手のトリッキーな作戦で相手を無力化しようとする、武道らしいクレバーな作戦だ。
「星の力で・・・・・・俺に引きつけよう!」
武道の体から発せられた光が、スライムたちを照らし出す。
その動きが、目に見えて鈍くなる。
作戦は成功だった。
だが、成功しすぎた。
普段から他人の世話をしたり、他人の上に立ったりすることの多い志波。
その身についたリーダーシップの精神が、魅了の力にさらなる輝きを与えた。
水泳部で、つねに裸で水に体を預けてきた彼。
水との付き合いは、彼にとってお手のものだった。
その他もろもろ。
ともかくそういった理由もあって、魅了の支配下にはいったスライムたちは、志波に対して猛烈な愛情をもって、アタックを始めた。
「・・・・・・って、一度に魅了させすぎたか!?」
まるで水面がもももっと盛り上がったような様子の、スライムの群生。
ないはずの、自分を見つめる視線が熱い。
――あそんでー。
――おにいさん、あそんでー。
発声器官のないはずのスライム、その邪気のない声を、確かに聴いたと思った。
「こちらにおいで!」
身を翻して、全速力で駆け出す武道。
追いかけるのは、熱烈な愛情を全身に逆流させる、巨大スライム。
「引きつけたにしても・・・・・・」
まさか、こんな大量のスライムを魅了するなんて。
「・・・・・・スライムにろっこんが、効く気がしない。
神経がわからない・・・・・・」
手刀を打ち込み、相手を昏倒させる彼のろこん『スイ・マー』。
敵にとどめをさせない彼らしいろっこんであり、人間相手には絶大な効果を誇る。
だが、あいてが巨大スライムとあっては。
試みてみようかというアイデアが浮かぶが、そのまま昏倒したスライムに頭から覆い被せられる恐怖を考えると、なかなか隙が見つからない。
伸びてくるスライムの触手をトンファーではじきつつ、武道は水路の細かい道のりを巧みに走り抜けていく。
(なんとか、他のスライムに挑む子が、攻撃しやすくしてくれれば・・・・・・)
武道の思惑に気づいた夏朝やリリエル、メリィらが武道に向けて走る。
彼らの声を聞き、武道の心に喜びが溢れる。
その瞬間、ぬめる石畳に足を取られ、武道がぐらりと態勢を崩した。
すかさず飛び込むスライムの体当たり。
武道の口の中に甘い味が拡がる。
口いっぱいに詰め込まれたストロベリーゼリーだ。
目を白黒させて飲み下す。
「ちょ、ちょっと一度にそんなに食べられあまーい! アマーイ!」
抗議の声を上げるも、さらに追加されるメロンゼリースライム。
「甘いの苦手、っていうか、ちょ! 青汁の主張強いな!」
全身を包み込もうとするスライムに抗って、必死で絶叫する。
それでも親愛の情をしめすスライムは、武道の口に殺到していく。
「息! 息!」
口はおろか鼻の穴まで塞ごうとするスライムに抗いつつ、武道は自分の意識が暗転するのを感じた。
夏朝、ほしびと軍団の手でスライムは追い払われた。
意識が回復しても、甘い匂いのとれない武道。
水を愛し、水に愛された男。
水もしたたるいい男、とは彼の事なのかもしれない。
<< もどる
1
…
5
6
7
8
9
…
22
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【星幽塔】第二階層 水道橋で流しそうめん
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
ぱーすぺ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
14人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年07月14日
参加申し込みの期限
2019年07月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年07月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!