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運気UP!? あやかり待ち受け! 幸運の猫を探せ!
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幸せそうな2匹の猫を見て、雪はポケットからクッキーを出すと、ぱくりとひと口食べた。さくさくと美味しそうな音がする。すると、雪のろっこん『花雪』が、雪のように花を降らせた。
わぁと、皆が盛り上がる。
仲の良い2匹の猫達に降り積もる白い小さな花は、まるで猫達の結婚式のようだ。
「綺麗!」
美咲紀がもう一度、写真を撮った。それをきっかけに皆が写真を撮り始める。
夏朝はどうしてもこの光景を撮りたくて、何度も携帯の電源ボタンを押したり、振ったりしていた。
「あ、ついた」
奇跡的に復活した携帯で、夏朝は急いで2匹の幸せそうな姿を写す。
「双葉ちゃん、うれしそう」
夏朝の言葉にタルトが尋ねる。
「双葉って、なぁに?」
「あの子の、背中の模様。破れたハート、僕には、双葉に見えるから」
「それいい、採用♪」
タルトはメモに何事かを書き込む。
シダは、魚をエサに、優しく話しかけながら猫達に近づいた。
「みんな 一緒で 写真撮ろう」
シダは携帯を高く上げると、自分と猫達が入るように調整しながらシャッターボタンを押した。
日が暮れてきて少々暗い仕上がりだが、調整すれば素敵な写真になるだろう。
「カムオン(ありがとう) シダ 写真 大切にする お店来て いつでも ご馳走する」
猫達に礼を言ったシダは、こちらを見ていた雪を手招きで呼び寄せると、雪の携帯で猫達と一緒の写真を撮ってあげる。
「あ、ありがとう…」
嬉しそうな雪の笑顔に、シダがウインクで応える。
「チェックマイマン(幸運を)」
せっかくだからと猫の写真を撮ったラッセルは、画像を確認しようと、皆から少し離れた。
猫達の写真は、思ったよりも綺麗に撮れていた。
ふと、大切な人の事が頭をよぎる。
「幸運か。あいつにも撮らせたい…なんてな」
幸せになってほしい人にこそ撮らせてやりたいと思う。
(…それで、一緒に居られたら…)
ラッセルは、携帯の画面の、ハート模様の猫を羨ましく思った。
携帯を仕舞ったラッセルは、近くに天野がいる事に気がつき、歩み寄った。
「よぉ、八神といい逆巻といい、珍しい奴が集まったもんだな」
「偶然だよ」
ラッセルに挨拶を返して天野が続ける。
「ところで結局、あの猫達って何で幸運だとか不幸だとか呼ばれてるんだい?」
天野の問いに、ラッセルがあきれた。
「知らなかったのかよ」
ラッセルは天野に、錦鯉模様の猫を写メで撮ると幸運が、ハート模様の方を撮ると、特に恋愛関係で不幸になるという噂があった事を教えてやった。
「ああ、それで皆、模様の話をしていたのか」
「今頃かよ」
「でも、僕はあの猫スキだな。気は強いけど」
猫とのやり取りを思い出して、天野が笑う。
「恋愛よけになるなら、今からでも写真撮らせてもらおうかな」
「おいおい、ホントに効果あったらどうすんだよ」
真剣に考える天野を、ラッセルがからかう。
「いいんだ。恋愛とか嫌いだからね」
「そりゃまた何で?」
天野は気のすすまない様子で、ラッセルに話し始めた。
「中学の頃に、知らない人に告白されてね。断ったら『可哀想!』って騒ぐ女子を中心に虐められた事があるんだよ。変な噂流されたりとか。それが3年間ほど続いたんだ」
「そりゃ、嫌気もさすってもんだな」
ラッセルまでうんざりした顔になる。
「でもさ、何で断ったんだ?」
ラッセルの素朴な疑問に、天野は眉間に皺を寄せた。
「流石に僕も、男と付き合うつもりは無いよ…」
ラッセルは、筋肉ムキムキの男に言い寄られる中学生の天野を想像して噴出しそうになり、慌てて口を手で押さえた。
「ねぇ、何故笑いこらえてるの?」
天野に睨まれ、ラッセルは目を逸らしたが、笑いで肩が小刻みに揺れる。
「ちょっと、なにそれくわしくっ!」
男に言い寄られたと聞いて、BLも大好物なタルトが目を輝かせて天野に詰め寄ってくる。
「いや、プライベートな事だから…」
断る天野と更に食い下がるタルトの間に、ラッセルが割り込む。
「響、いい加減にしとけ」
ラッセルに怒られ、タルトがむぅっと膨れる。
「なによケチっ! いいもん、君達2人のBL本描いてやるんだもーんっ!」
タルトは捨て台詞を残して走り去った。
「やめろ、それだけはやめてくれ!」
タルトの脅しにラッセルが青褪めて後を追った。
「やれやれ」
ため息をついた天野の足元に、サビ色の猫がやって来た。
「おや、君はひとりかい?」
猫は天野の差し出す手に頬をすりつけ懐いてくる。
「誰だって、悪い噂は真実を確認もせずに信じて欲しくないものだよね」
天野は猫に向かって呟く。
「あまくーん」
「天野ちゃーん」
いつの間にか合流していた伸幸と真央が、手を振って天野を呼ぶ。
天野は猫を抱き上げ、皆の輪の中へ戻った。
陽奈は、2匹の猫の可愛らしい姿を写した待ち受け画面を見て微笑んだ。
最初は怪我をした美咲紀を気遣って猫探しに協力したはずだったのに。
「本当に、情けは人の為にならず…ですね。人に優しくすれば、ちゃんと自分に返ってくるのです」
顔を上げれば、皆それぞれに談笑したり、猫の写真を撮ったりしている。
「皆さんも、幸福でありますように」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
青丹 よし乃
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月06日
参加申し込みの期限
2013年08月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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