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- 00月00日生 00歳
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ＶＩＰを守れっ！？ダストちゃんのお店防衛戦！～憂国の道化師～
事態が終結し市長のゲオルギウスから感謝された。
彼の催す宴会で歓迎された召喚者達は束の間の休息を得ていた。
本来であればちーあによってすぐに元の世界に送還されるのだが数名は自分の意志で帰る時間を遅れさせてもらっている。
活気のある市街を歩く二人の姿。それは轟とナディスであった。
ナディスは楽しそうに笑い、轟の差し出すクレープを頬張る。
「えへへ、ししょーありがとっ。あむっ、んんっ！ 甘くておいしい！ こんな食べ物もあるんだー」
「ああ、美味いな。それでナディス、街並み見てどう思う？」
「街並み？ うん。市場も発展してるし、危険な所も少ない。みんな笑顔で暮らしてていい街だと思う」
ゆっくりと木製のベンチに腰を掛けゆっくりと語り掛ける様に轟は語る。
ナディスは隣に座り、クレープを頬張りながら真剣に彼の話を聞いていた。
「そう、いい街だ。これはあの市長が頑張って築き上げた物。言ってみれば彼の人生の結晶の様なもんだ。俺達、ヒーローってのはそういうみんなが頑張って築き上げたもんを不当に壊す輩から守らねえといけねえ。わかるか？」
「うんっ！ みんなを笑顔にするのがヒーローだよね！」
「そうだ、だけどもう一つ大事なことがある」
何かを想う様に自身の拳に目を落とす轟の様子をじっとナディスは見ている。
「大事な事？ それって？」
「これは俺の持論だが『正義』を安易に名乗っちゃいけない。あの称号は自分で名乗るもんじゃなく、本当に相応しいと思われた人がみんなに呼ばれるもんなんだ。それは勇者であることを続けるなら覚えといてくれ」
「……わかった。ししょーのその言葉、僕の胸の奥に刻むよっ！」
まだよちよち歩きの可愛い勇者の尊敬の眼差しと想いに轟もまた笑った。
ところ変わってダストの店。そこでは御剣がダスト共に全裸でうつ伏せのツクヨを前にしていた。
全裸とはいえ、大事な所は布で隠されている。それでも目のやり場に困る状況ではある。
「いいですかァ？ ゆっくりと手に馴染ませたこの特性ローションをーこうしてェ、体にすり込んでいくんですよォ」
「んっ、ふっ……ちょっと、わざと妖しい手つきしてますよねぇ？ ダス……ひゃんっ」
「アヒャハッ、どうでしょうねぇ？ ただのマッサージですよォ？ さあ、御剣さん。やってみてください」
「わ、わかった。い、いくぞツクヨ、日頃のねぎらいだとでも思ってくれ」
恐る恐るではあるがゆっくりと伸ばされた御剣の手がツクヨの背中を撫でるたび、びくびくっとツクヨは体を震わせる。
彼の不慣れではあるがツクヨを気遣ったマッサージに彼女の表情は惚ける。まあ、御剣は必死で見えてはいないが。
御剣の手を取り、ダストは誘う様にツクヨの身体の上で彼の掌を移動させる。
「背中ばっかりじゃァダメですよォ？ ふふ、もっとぉ、こういうところもぉ？ ね？」
「うひゃうっ、そこはぁっ、ちょっっとぉっあふっ、んんっ……そん、なぁ、いきなりぃっ ふひゅっ」
「待ってくれ、ダストぉっ！ そこは流石にまずいんじゃ、ああ、すっげ……じゃなくて、それは……ああぁっぁ！」
ダストにリードされた御剣のアブナイマッサージはツクヨを心地よくしたようで、彼女はのけ反り、びくんびくんと痙攣する。その表情は蕩けきっていた。
「み、みましたねぇ？ ツクヨのぉ、誰にも見せない、表情を……ふふ、ふふふふ」
「え、ツ、ツクヨ？」
肩で息するツクヨがゆっくりと立ち上がり、その目は妖しく輝いている。
にやりと恐怖すら覚える笑顔を見せるとツクヨは御剣ににじり寄った。
彼の額を冷えた汗が伝う。
「刀ぁ？ ふふ、ふふふ……覚悟はァできてますよねぇ？ マッサージは交代もしなきゃ、ですよねぇ？ ふふ、ふふふ」
「いや、ま、俺は、その、ねぎ、らいを、だな？ 聞いてるかっ、ツクヨっ！ おいおい目がやばいぞ！」
後ずさりする御剣だが背は壁であり逃げられない。
ツクヨと一緒にダストも彼を組み敷き、押し倒す。
コピーの様に似た顔とわがままボディが単純計算で二倍である。理性など吹き飛んでしまいそうだった。
「ダ、ダスト！？ お前まで何して、ああ、そこは、ちょっとぉぉっ」
「このマッサージのお代、もらわないと……ですからネェ？ たぁぁっぷり、くださいねぇ？ 二人でぇ、搾り上げますからァ？」
「ふふ、あひゃはっ、あははははっ……逃がしませんよ」
「う、うわぁぁぁああああああああああああああ」
御剣の叫びが木霊し、彼はたっぷりとお代を取られた。
嬉しい誤算ではあったが、こういう事のお代は高いのだという事を彼は心に刻んだ。
こうして一連の事件は終結し、異世界にまた一つの平和がもたらされた。
そんな裏で動く存在を彼らが知るのはまだ先の事。
「くく、実験は成功だ。廃棄物であれだけの被害を与えられた。エネルギー計算も間違っていなかったという証明だな。さて……」
ワームホールを通り、空間を移動している船の中で事件の首謀者、憂国の道化師『ディガード』は笑う。
彼の手元の画面にはらっかみ世界とののこが映っていた。
「欲しいピースはあと３つ。さぁショータイムの始まりと行こうか」
彼の催す宴会で歓迎された召喚者達は束の間の休息を得ていた。
本来であればちーあによってすぐに元の世界に送還されるのだが数名は自分の意志で帰る時間を遅れさせてもらっている。
活気のある市街を歩く二人の姿。それは轟とナディスであった。
ナディスは楽しそうに笑い、轟の差し出すクレープを頬張る。
「えへへ、ししょーありがとっ。あむっ、んんっ！ 甘くておいしい！ こんな食べ物もあるんだー」
「ああ、美味いな。それでナディス、街並み見てどう思う？」
「街並み？ うん。市場も発展してるし、危険な所も少ない。みんな笑顔で暮らしてていい街だと思う」
ゆっくりと木製のベンチに腰を掛けゆっくりと語り掛ける様に轟は語る。
ナディスは隣に座り、クレープを頬張りながら真剣に彼の話を聞いていた。
「そう、いい街だ。これはあの市長が頑張って築き上げた物。言ってみれば彼の人生の結晶の様なもんだ。俺達、ヒーローってのはそういうみんなが頑張って築き上げたもんを不当に壊す輩から守らねえといけねえ。わかるか？」
「うんっ！ みんなを笑顔にするのがヒーローだよね！」
「そうだ、だけどもう一つ大事なことがある」
何かを想う様に自身の拳に目を落とす轟の様子をじっとナディスは見ている。
「大事な事？ それって？」
「これは俺の持論だが『正義』を安易に名乗っちゃいけない。あの称号は自分で名乗るもんじゃなく、本当に相応しいと思われた人がみんなに呼ばれるもんなんだ。それは勇者であることを続けるなら覚えといてくれ」
「……わかった。ししょーのその言葉、僕の胸の奥に刻むよっ！」
まだよちよち歩きの可愛い勇者の尊敬の眼差しと想いに轟もまた笑った。
ところ変わってダストの店。そこでは御剣がダスト共に全裸でうつ伏せのツクヨを前にしていた。
全裸とはいえ、大事な所は布で隠されている。それでも目のやり場に困る状況ではある。
「いいですかァ？ ゆっくりと手に馴染ませたこの特性ローションをーこうしてェ、体にすり込んでいくんですよォ」
「んっ、ふっ……ちょっと、わざと妖しい手つきしてますよねぇ？ ダス……ひゃんっ」
「アヒャハッ、どうでしょうねぇ？ ただのマッサージですよォ？ さあ、御剣さん。やってみてください」
「わ、わかった。い、いくぞツクヨ、日頃のねぎらいだとでも思ってくれ」
恐る恐るではあるがゆっくりと伸ばされた御剣の手がツクヨの背中を撫でるたび、びくびくっとツクヨは体を震わせる。
彼の不慣れではあるがツクヨを気遣ったマッサージに彼女の表情は惚ける。まあ、御剣は必死で見えてはいないが。
御剣の手を取り、ダストは誘う様にツクヨの身体の上で彼の掌を移動させる。
「背中ばっかりじゃァダメですよォ？ ふふ、もっとぉ、こういうところもぉ？ ね？」
「うひゃうっ、そこはぁっ、ちょっっとぉっあふっ、んんっ……そん、なぁ、いきなりぃっ ふひゅっ」
「待ってくれ、ダストぉっ！ そこは流石にまずいんじゃ、ああ、すっげ……じゃなくて、それは……ああぁっぁ！」
ダストにリードされた御剣のアブナイマッサージはツクヨを心地よくしたようで、彼女はのけ反り、びくんびくんと痙攣する。その表情は蕩けきっていた。
「み、みましたねぇ？ ツクヨのぉ、誰にも見せない、表情を……ふふ、ふふふふ」
「え、ツ、ツクヨ？」
肩で息するツクヨがゆっくりと立ち上がり、その目は妖しく輝いている。
にやりと恐怖すら覚える笑顔を見せるとツクヨは御剣ににじり寄った。
彼の額を冷えた汗が伝う。
「刀ぁ？ ふふ、ふふふ……覚悟はァできてますよねぇ？ マッサージは交代もしなきゃ、ですよねぇ？ ふふ、ふふふ」
「いや、ま、俺は、その、ねぎ、らいを、だな？ 聞いてるかっ、ツクヨっ！ おいおい目がやばいぞ！」
後ずさりする御剣だが背は壁であり逃げられない。
ツクヨと一緒にダストも彼を組み敷き、押し倒す。
コピーの様に似た顔とわがままボディが単純計算で二倍である。理性など吹き飛んでしまいそうだった。
「ダ、ダスト！？ お前まで何して、ああ、そこは、ちょっとぉぉっ」
「このマッサージのお代、もらわないと……ですからネェ？ たぁぁっぷり、くださいねぇ？ 二人でぇ、搾り上げますからァ？」
「ふふ、あひゃはっ、あははははっ……逃がしませんよ」
「う、うわぁぁぁああああああああああああああ」
御剣の叫びが木霊し、彼はたっぷりとお代を取られた。
嬉しい誤算ではあったが、こういう事のお代は高いのだという事を彼は心に刻んだ。
こうして一連の事件は終結し、異世界にまた一つの平和がもたらされた。
そんな裏で動く存在を彼らが知るのはまだ先の事。
「くく、実験は成功だ。廃棄物であれだけの被害を与えられた。エネルギー計算も間違っていなかったという証明だな。さて……」
ワームホールを通り、空間を移動している船の中で事件の首謀者、憂国の道化師『ディガード』は笑う。
彼の手元の画面にはらっかみ世界とののこが映っていた。
「欲しいピースはあと３つ。さぁショータイムの始まりと行こうか」
あとがき
担当マスター：
ウケッキ
ファンレターはマスターページから！
急な引っ越し共々あり、大変遅くなり申し訳ありませんでした。
暗躍する首謀者ディガード、彼の狙いはどこにあるのでしょうか。
今回の件も彼にとっては布石のひとつ。
次に狙われるのは……！
ではまた次でお会いしましょう。
暗躍する首謀者ディガード、彼の狙いはどこにあるのでしょうか。
今回の件も彼にとっては布石のひとつ。
次に狙われるのは……！
ではまた次でお会いしましょう。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
-
- 2019年06月12日
- 参加申し込みの期限
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- 2019年06月19日 11時00分
- アクション投稿の期限
-
- 2019年06月19日 11時00分
