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VIPを守れっ!?ダストちゃんのお店防衛戦!~憂国の道化師~
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真白やティオレとは違い、
常闇 月
の担当する客とは静かな立ち上がりだった。
(よもや、私が指名されるとは思っていなかったのですが……ふう、仕方ありません)
暗くした部屋で彼女を背後から抱きしめる男はその手で彼女の体をまさぐっている。
撫でるように上下し、時折決まった位置を通ってはそこを重点的に撫でまわす。常闇は静かに様子を見ている。
何かがお尻辺りに当たっているがそれも気にしないように努めた。営業スマイルは浮かべたままだ。
「あの、此方からマッサージをするお店です。そろそろベッドに行きませんか?」
「いやいや、いいんだよ……俺はこういうのが好きなんだ」
男の手が薄手のキャミソールの中に侵入し、もう一方の手が下腹部に伸びてきた所で常闇は何かに気づき、部屋の隅に隠してあったナイフを鋼糸で引っ張り上げる。
男の顎に後頭部で頭突きを喰らわせ、彼が怯んだ隙に距離を取った常闇は飛来するナイフを空中で受け取ると着地と同時に踏み込んで男の心臓を一突きにする。
「がっはッ! なぜ、お前の様な……モノがぁ……見抜ける、はずが……!」
「生憎、その類の殺気には敏感なもので。隠せていませんでしたよ」
男はそのまま絶命しその場に倒れ伏した。男の手から小ぶりの短刀が転げ落ちる。
そこへホイッスルの音が聞こえ、常闇はそのまま店舗の裏口から外に出る。
そこには売り合わせ通りに八神がおり、彼は常闇の衣装を見ると一瞬固まるがすぐに平静を取り戻したようだ。
「もう片付けていたのか。救援に行こうと思っていたが遅かったようだ」
「ええ、問題ありません。随分と素直な方でしたので」
「そうだったのか」
しばし無言で常闇を見る八神。常闇は恥ずかしそうに俯く。
「あ、あのそんなふうに見られると恥ずかしいのですが」
「いやすまない。似合っているなと思ってね」
「この様な透け透け素材の衣服を似合っているというのも、どうかと思いますが……素直に受け取っておきます」
「はは、そうしてくれ」
会話する二人の前に高さ400メートルはあるだろうか、青銅色の巨人の様な物体が姿を現す。
それはゆっくりと家屋を踏み潰しながら此方へ向かってきているようだった。
「街中で戦うのはまずい、誘導を頼めるか」
「わかりました。郊外の方へ誘導できるようにやってみます、それとそちらの方は?」
常闇の視線の先には目を回して倒れている男性がいた。見た所、腕を撃たれている所から敵の様である。
まだ息はしているがその頬は涙に濡れ、鼻水まで垂らしている。どうやら直前に大泣きしたようだ。
「ああ、彼は情報提供してくれた『いい人』だよ。おかげで首謀者がわかった。先行している二人に通信しておく、常闇はあの巨人を」
「はい、お任せください」
◆
とある家屋の一室、そこに身を潜める黒髪の青年と金髪の女性。
御剣 刀
とツクヨであった。彼らは八神から連絡を受け、首謀者がいると思われる屋敷の2階へ潜入した所である。
「どうやらここらしい、気配的には数が結構いるな……」
「あひゃはっ全部やっちゃえばいいんじゃないですかぁ?」
立ち上がり、紅色の剣を二本両手に顕現させたツクヨを御剣は引き留めた。
不思議そうな顔でツクヨは御剣を見つめる。
「だめだ、戦闘開始すれば敵にばれる。首謀者に逃げられちまったら意味がない」
「それならぁ裏口にいてください。ツクヨが大暴れしたらぁ首謀者さんは逃げるんじゃないですかねー」
「それも手だが……ツクヨ一人じゃ、んむっ」
ツクヨに人差し指で口を押さえられ御剣はそれ以上の言葉を封じられた。
人差し指越しにツクヨは軽くキスをする。その瞬間、御剣は目を丸くし、体を硬直させた。
にやりと笑ったツクヨはそのまま背中を向け部屋を出ていく。
御剣は恥ずかしさと少々の顔の熱さを感じながら、頬を掻いた。
「……ったく、不意打ちはダメだろ、不意打ちはっ」
気を取り直し彼は窓から飛び出すと受け身の体制を取って地面に着地する。
周囲に敵がいない事を確認し、屋敷の裏口へと向かう。
屋敷の中からは阿鼻叫喚の悲鳴が聞こえてきていた。時たま、窓を割ってツクヨにやられたと思われる敵が降ってくる。
地面に落ちた敵はピクリとも動かない。ご冥福を祈るばかりである。
「と、裏口はこの辺りのはずだが……ああ、ビンゴだな」
「……先回りとは用意がいい。だが一人だけとは俺も随分と舐められたものだ。その甘い考えをあの世で後悔するといい」
そういうと裏口から出た黒服の男、ディガードは腰のホルスターから拳銃を抜き放つ。
だが彼がトリガーに指をかけるよりも早く御剣は疾駆する。
勝負は一瞬、本来であれば銃火器を放つ方が早いのだが御剣のろっこんがそれを許さない。
拳銃の発砲音が響いた時には既にディガードは崩れ落ち、地面に倒れ伏していた。
刀を鞘に戻す御剣にディガードは途切れ途切れの声で話しかける。
「くっくっく、ああ、もう間に合いませんよお……あはは、計画は……始まったんです。誰にも止められない。アイツはもう……動き出した。全ては……憂国の――これで、任務は完了しました、ディガー……ド、様ぁ……っ」
「こいつ……首謀者じゃない、ちっ……替え玉かよ」
替え玉がここにいるという事は首謀者はもう遠くに逃げ、姿をくらましたという事だろう。
苦い顔をしながら通信機に手を伸ばし、御剣は即座に八神に連絡を入れた。
「八神っ、すまない。首謀者を取り逃がした、屋敷にいたのは替え玉だったようだ。『アイツは動き出した』とか言ってたが……事前に情報のあった巨大兵器かもしれない。位置はわかるか!?」
「やはり逃げたか。それについては予測済みだ。問題はない。あと四台ゴーレムの位置なら知ってる――――俺の目の前だ」
通信機から手を離す八神は低い姿勢で跳躍する。直後、彼のいた位置を巨大な拳が地面ごと粉砕した。細かな礫片が辺りに飛び散る。
ぱらぱらと破片を巻き上げながら拳は再び振り上げられ、今度は薙ぎ払う様に振るわれた。
「悪いがこれ以上暴れられるわけにはいかないっ! 大人しくしていろっ!」
八神が手を向けるとゴーレムの腕が震えだし、がらがらと崩れ落ちる。まるで自壊するかのように崩れたゴーレムの腕がふわりと宙に浮いた。
辺りを確認し、被害が出ない様な郊外であると確信した八神はゴーレムを睨みつける。
「逃げるのはこれで終わりにしよう。さあ、反撃だ」
腕を失い、死角のできたゴーレムに八神は接近しそのままゴーレムの足に狙いを定める。
巨体であろうとも片足を失えばバランスを保てなくなる、そういった作戦であった。
「悪いな、少し座っていてくれ」
彼がゴーレムの足に触れるとゴーレムの脚部は砂が崩れ去る様に風化し、崩壊する。
脚部を片方失いバランスを失ったゴーレムは地面へ地響きと共に倒れ込んだ。
「チェックメイトだ、キミの機能を停止させ……っ!?」
ゴーレムの胸部に上り、その頭部を分解しようとした八神であったが不吉な気配を感じ取り、飛びのいてその場を離れる。
直後、ゴーレムの胸部が開き、大量の触手が飛び出してくる。
八神は掴まれそうになるが迫る触手を次々と分解し何とか距離を取る事に成功した。
「分解できるってことは有機体じゃない、配線コードか何かか! 常闇、任せられるか。攻撃が激しくてコアに接近できない」
「はい、お任せを。コアを視認できました……仕掛けます」
常闇はゴーレム目掛けて走る。
降り注ぐ触手が彼女を狙うが身をひるがえし、時に短く跳躍しながらそれらを避ける。
目で捉えるのが困難な程高速で降り注ぐ大量の触手を紙一重で回避するのはまさに彼女の経験と勘からなされるものであった。
胸部に近づいた常闇は跳躍し胸部をしっかりと視線に捉えると右手でナイフを投擲しようと振り被る。
だが崩壊した腕や脚部から飛び出した無数の触手が襲い掛かり、逆に常闇を縛り付けた。
八神は自身に飛んで来る触手の対応で手いっぱいで彼女を支援できそうにはない。
「ぐっ、あっ……あと一歩……っ!」
空中で大の字に拘束された常闇の衣服の中に触手が潜り込み、彼女の身体を好き勝手に蹂躙する。
ある所は縛り上げられ、程よい大きさを強調される。またある所は刺激され、電流が流れる様な感覚が彼女の身体を走った。
ゆっくりと常闇は胸部に吸い寄せられていく。近づいた彼女の目に見えたのはコア内部でミイラ化した触手に絡まれた死体だった。
「そう、ですか、私を……次の、エンジンにでもするつもり、うくっあぁっ」
抗えない刺激と感覚に身体から力が抜けるが、常闇は唇を軽く噛み切ると痛みで我を取り戻す。
辛うじて動く左手の指を動かし、鋼糸に繋がったままぶらぶらと揺れていたナイフをゴーレムのコア目掛けて放った。
まっすぐに飛んだナイフはゴーレムのコアを貫き、激しい閃光が辺りを包む。
しばらくして閃光が収まるとゴーレムが風化して崩れ去り、跡形もなく消え去った。
「はぁはぁ……終わった、ようですね」
「ああ、その通りだ。助かったよ、常闇」
よろける常闇を支える八神だが視線を合わせない。
不思議に思う常闇だが自身の乱れた脱げかけの透けたキャミソールを見てその意図を察する。
彼なりの気遣いに見えない様に軽く微笑む。
「……八神さんもお疲れですね。では……お店に戻ってマッサージをしてさしあげましょうか?」
「ははは、普通のマッサージならお願いするよ」
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
お色気
定員
20人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年06月12日
参加申し込みの期限
2019年06月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年06月19日 11時00分
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