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VIPを守れっ!?ダストちゃんのお店防衛戦!~憂国の道化師~
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戦いとはいつの日も突如として訪れ、静寂を破る物である。
その日の夜もそれは突然に何の前触れもなく巻き起こった。
夜の街の各所で爆音が響き、夜闇に彩られた街並みを炎の柱が赤く照らす。
人々は逃げまどい、町は一瞬にしてパニック状態に陥った。
警備部隊は問題の発生した各所に急行したが正体も所在も不明の敵によって苦戦を強いられている。
「始まった……本当に始まりました……っ」
彼女は夜の闇の中で夜間用スコープを覗き、炎の上がった方向を見ていた。
彼女は
白石 妙子
、他の者達と共に事態の解決の為、召喚された者の一人である。
燃え上がる街を見ながら助けに行きたい想いをぐっとを堪え、彼女は支給されたアサルトライフルを眼下に向かって構えた。
現在、妙子が伏せているのはこの町の歓楽街の中心部にあるダストの店の屋根の上である。
ある男の言葉を思い返す限りではあの炎は陽動であり、敵の主戦力はこの店に集中してくるとのことであった。
「八神さん、私も頑張ります……怖いですけどっ」
路地裏を覗く彼女のスコープに数名の武装した男達の姿が目に入る。彼らはまだ彼女に気づいていないようで物陰に隠れながらゆっくりと前進していた。
耳に装着した連絡用端末をONにし、妙子は指揮を執る
八神 修
へ短く連絡を入れる。
「こちら白石です、敵を視認しましたっ攻撃しますっ!」
彼女は短くアサルトライフルで射撃する。その弾雨は男達の足元付近に命中し彼らの全身を阻んだ。
この店の地形は周囲三方向を壁に囲まれ、侵入口は空でも飛ばない限り正面のみである。その為、守りやすく攻めにくい地形であった。
「せやぁぁぁぁあッ!」
アサルトライフルによる急襲に動揺していた敵の男達に突っ込む影が二つ。それは勇者である少女ナディスと
風雲児 轟
である。
二人は妙子の支援攻撃によって注意を逸れた相手に対し、物陰へスライディングで移動しながら速射型ブラストバレル式アサルトライフルで攻撃を仕掛けた。
真直ぐに飛んだ弾雨が男達の足を的確に貫き戦闘不能へと追い込んだ。しかしまだ数人の者が戦闘可能であり、物陰に身を隠す二人へ攻撃をくわえていた。
雨の様に降り注ぐ弾丸は轟とナディスを物陰から飛び出させまいと撃ち込まれている。
「くっ、これじゃあ動けねぇ! 頼むっ」
「は、はい……!」
地面へ固定されていたアサルトライフルから身を離すと妙子は横に用意してあったインスタントマジックロッドを掴む。
彼女がそれを振り上げると大きな樽一つ分程度の燃え盛る火球が出現した。
妙子が杖の先端を振り下ろすとその先を追従する様に火球が高速で男達へと飛来する。
風を巻き起こしながら進む業火に気づかず男達は爆炎と土煙に包まれた。煙が晴れた後には気絶した男達が転がっていた。
「助かるっ、下は任せろ! 行くぞ、ナディス!」
「うん、わかった!」
妙子によって物陰から移動が可能となった轟とナディスは武器を接近戦仕様に切り替え、店の正面へ殺到する増援部隊へと突っ込んでいった。
ふうっと安堵する妙子だったが背後からの殺気に気づき、その場を転がるように逃げる。
直後、妙子のいた位置に小型の投げナイフが刺さっていた。逃げなければ心臓を貫かれていたであろう位置だ。
「ほう、あれを避けますか……雰囲気に合わず、ずいぶんと手慣れているようですね」
暗がりに佇む男の手には数本の投げナイフが握られていた。先程飛んできた物と同型である。
妙子はナックルフェザーを拳に装着し戦闘態勢を取った。
恐怖心がないわけではない、だがこの場で背中を見せて逃げる程……彼女は弱くはない。
男が構えるよりも早く、姿勢を低くし突進した妙子の右フックが男の腹部を狙うが軸をずらされ命中には至らなかった。
続け様に放たれる左ストレートを男は跳躍して躱し、店の屋根にある看板の上に着地する。
「おっと危ないですね、思った以上に思い切りのいい方の様です。それならばこちらも出し惜しみはやめましょう」
ふっと男の姿が揺らいだと思うと無数に放たれた投げナイフが左右から妙子を覆うように飛来していた。
それは避けられない程の密度を誇り放たれたが最後、逃げる退路はない。危険だと知覚していても避けようのない攻撃であった。
「さよならです、勇敢なご婦人」
無数の投げナイフが妙子に刺さり、ぐらりと揺れた体が地面に倒れ込んだ。液体が地面を濡らすように広がっていく。
男は音もなく地面へ着地するとゆっくりと妙子へ近づいた。
「夜の元に散りますか……夜を彩る赤の染料になれるのです。光栄に思……おや、はっはっはっは」
近づいた男はある事に気が付き笑う。それは実に楽しそうな笑顔であった。
妙子の衣服には濡れた様な痕があるがそれは血液ではない。何か粘性の物が触れた様な痕。
そしてその後は屋根にある排水溝へと伸びている。
「あの状況下でやられたように見せかけ、身体変化で逃げる……くくく、只者ではないようですね」
彼は妙子の衣服を投げ捨てると屋根の通用口から店へと侵入する。その姿は揺らぎ、透明なものへと変わった。
「まずは紛れ込むとしましょうか。そうですねぇ……客に、誰か手ごろな……おや?」
店内の曲がり角を曲がった所でトイレに向かう一般客を見つけた男はにやりとほくそ笑んだ。
◆
「ナディス、まだ平気か!」
塀の影に身を隠し、降り注ぐ魔法や銃弾から身を守る轟は隣のナディスに声をかけた。
ナディスは肩で息をしていはいるがまだその瞳に闘志は宿ったままだ。
少し多めに息を吸い、呼吸を整えたナディスは頷いて轟への返答を返す。
その様子を見た轟はアサルトライフルの残弾を確認する。段々を示すメーターは半分ほどを下回っていた。
「敵の数が多い、こっちの弾薬も心もとないが……勝機はある!」
「でも弾薬が尽きたら遠距離攻撃が厳しいよ、どうするの?」
「まあ、見てろ。ヒーローの先輩の戦い方ってのを教えてやるよ!」
「あっ、ちょっと轟!」
アサルトライフルを腰に回すと轟は弾丸の雨の中へ走り出す。
蛇行する様に走り、時にスライディングを混ぜ華麗に敵の弾幕を躱していく。
「くそっ撃てっ! こっちに来させるなぁーー!」
「うわぁぁあ、当たらないっ! なんでだっ!? あいつ化け物か!?」
「怯むなっ撃てっ! 撃てぇぇーーッ!」
反復横跳びの様に右へ左へ身を振って弾雨を躱し、轟は高く跳躍する。
空中の彼に弾丸が集中するが盾の様に展開されたナックルオブフェザーの防護障壁が彼を凶弾から守った。弾かれた弾が虚しく地面へと降り注ぐ。
弾雨を弾き障壁を展開したまま轟は敵の集団に突っ込むと右腕を軸に回転し足払いを放つ。
突然の攻撃に何も対処できない敵の男達はバタバタと倒れ込んだ。
そんな彼らを掴み上げると轟は男達の後方で魔法を詠唱中の敵達目掛けて次々と放り投げる。
放物線を描いて飛んだ彼らは見事に後衛の敵魔術師達に命中、目を回してダウンした。
「こっちの勝利条件は守る事! だったら止めを刺す必要はねぇ、戦えない状態にしてやればいいだけだ!」
それから数分後、彼らの周りには戦闘不能となった敵の男達が無数に転がっていた。もはや数える事すら面倒な数である。
壁に背を預け一息つく轟。隣ではナディスが額の汗を拭っていた。
「まだ増援は来るだろうがとりあえずは一息ついたな、大丈夫かナディス?」
「う、うん……まさかあんな戦い方があるなんて思わなかったよ」
「だろ? 敵を倒すって言っても色んな方法があるんだ。人を助けるヒーローは様々な方法を知ってなきゃだぜ?」
「あはは、うん、わかった。ししょーの言う通りだもんねっ」
「ししょー? なんだいきなり」
「そ、それは……その……轟は僕の……英雄、ヒーローの師匠だからね」
師匠という響き、ナディスからの恥ずかしそうな尊敬の想いにこそばゆくなった轟はぽりぽりと頬を掻く。勿論マスクで覆われていて全く効果はないが。
気恥ずかしさを隠す為、轟は増援目掛けてアサルトライフルを構える。
「あーその、ほらっ次のが来たぞ、先に俺が――」
そう言って彼は間違ってちーあの設置したピンク色のボタンを押してしまう。
するとピンク色の電撃がマガジンから放たれ、ナディスの控えめな胸を直撃した。
ナディスは身を捩ってうずくまり、びくびくと体を震わせている。
彼女に気を取られている間に増援は防備を固め、後衛の魔術師達が大きな火球をいくつも生成していた。あのままでは店もろとも吹き飛ばされてしまうだろう。
「ひあっ!? にゃにっこれぇぇっ、なんか、僕の奥からぁ、しゅわれてりゅぅうううっ!」
「なっ!? ちーあの野郎、またみょうちくりんな機能を!! ナディス、そこで休んでろっ、あいつらはなんとかしてやる!」
眼前には攻撃準備の整った敵の姿。迫るのは覆せない量の増援部隊。
仲間の一人は身動きができず、こちらも弾薬はもう心もとない。
「……ったく、ヤバイ状況だよなァ……だけどよ」
どのような苦境にあろうとも決して屈しない。
それが彼の生き様である。
「そんなもん覆しちまうのが……ヒーローってもんだッ! 見てろナディス! お前の目指すヒーローの姿って奴をなあッ!」
ナックルオブフェザーを取り外すと轟はろっこんの進化能力を発動させ、地面を踏みしめありったけのパワーでそれを敵の増援目掛けて殴りつけた。
「いっけええぇぇぇーーッ! スッゥウトレイトォォオッ! スマアァァァッシュ、バニッシャァァァァアアアアーーーッッ!!」
真直ぐに放たれたそれはレールガンの如く敵増援部隊のど真ん中を射貫く。
遅れて轟音が響き、キラリと閃光が走ったかと思うと巨大な爆炎が敵の増援を丸ごと炎に包んだ。
肩で息をする轟は戦闘可能な敵がもういない事を確認するとナディスを見る。
地面に仰向けに倒れ、紅潮した頬、涙目、汗ばんだ体に突き出した舌……正直、健全な男子であるならば視線のやり場に困る状態である。
「……ちーあめ、帰ったらあいつにお仕置きしなくちゃな」
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3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
お色気
定員
20人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年06月12日
参加申し込みの期限
2019年06月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年06月19日 11時00分
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