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\ オーバータイム!/
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あんな夢、こんな夢、どんな夢?
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●優しくて残酷な嘘
――リリリリリリ。
目覚まし時計の音で、
七瀬 春華
は目を覚ました。
眠い目をこすりながら、ダイニングへ。
両親は既に、テーブルに着いている。
ふわり、朝食の芳しい香りが鼻孔をくすぐって、春華はお腹を軽く押さえた。
「お父さんお母さん、おはよう」
目元を和らげて告げれば、両親から、「おはよう」の声と笑顔が返る。
「春華。早くごはん食べちゃいなさい、遅刻するわよ」
「はぁい」
母に促されて返事をし、席に着く春華。
今日の朝食は、黄金色のトーストに、ジャム入りのヨーグルトだ。
それらを美味しく頬張り終えて、「ごちそうさまでした」と手を合わせる。
食事を終えた春華は、身支度を整えて、家を出た。
「いってきます!」
「いってらっしゃい。気を付けるのよ」
母の声に見送られて、春華は、学校へと向かった。
学校へ着くと、「おはよう」と友人に声をかけられた。
「あ、おはよう」
「春華、あの、さ。課題、やってきた?」
「そういえば、今日提出だったよね。……って、もしかして……」
「……すっかり忘れてました」
あーあ、という顔をしてみせれば、友人は、「お願いっ!」と顔の前で手を合わせた。
「春華、見せて!」
「えー? もー、いいけど次は忘れないようにね?」
笑いながら言えば、「ごめんごめん」と友人も笑う。
そのあとは、何てことのない話をしながら、一緒に教室まで歩いていった。
優しい両親、楽しい学校生活。
何気ない日常を描き出した、過去の夢。
――……あぁそうだ、これは『夢』だ。
夢の中、友人との会話を楽しむ春華を俯瞰するもうひとりの春華は、気付いてしまった。
(だって私には、こんな過去はなかったから)
春華の父は、大きな会社の社長だ。
その人は、冷徹という言葉が似合う人だった。
笑顔なんて、見たことがない。
自分の子供にすら、当たり前のように冷たい人。
そんな父が、食卓で、穏やかに笑っているはずがない。
母と五つ上の兄だって、そんな父の言いなりだった。
学校へ向かう春華をあたたかく送り出してくれる母親なんて、幻想だ。
それに、春華と兄は幼い頃から厳しく育てられ、趣味はおろか、友達を作ることすら許されなかった。
あんなふうに親しく声をかけてくれる友人なんて、いるはずもない。
春華は中学に上がると、いじめを受けるようになった。
(何度助けを求めても、家族は助けるどころか、話すら聞いてくれなかった……)
そして、追いつめられた春華は――自殺を図った。
けれど死にきれず、自殺未遂の件を家の恥と罵られ。
そうして生まれたのが、別人格の柊(しゅう)だ。
(いろいろあって家を離れた今でも、私は心から他人を信用できない)
(私の味方は、柊くんだけ)
今までも、そしてきっと……これからも。
あり得なかった過去を眺めながら、春華は、胸の内にそう呟いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年05月15日
参加申し込みの期限
2019年05月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年05月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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