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たとえ今日が、終焉(おわ)りゆく明日の始まりだとしても
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道路から遠くてブロック塀に囲まれていて、ひんやりした木陰もあって――と、八神修は言った。
「あつらえたみたいな猫スポットなんだ。ここ」
野々ののこを連れてきた場所は、猫の集会所のひとつだ。修がひそかに見つけていた場所である。
タイミングよく、猫の集会が行われていた。
七匹の猫が、ぐるりと車座になって座っている。
三毛猫、キジトラ、茶トラに黒猫、白いのとシャム猫、見た目そっくりのブチは二匹。
「テオはいないね」
修は輪に加わりしゃがむ。
「お邪魔するよ」
とあいさつすると、一匹だけのそりと立ち去ったがあとはそのままだった。
「じゃ私も」
ののこも同じようにして輪の一部になった。
猫はとくに何も話さない。甘えてきたりもしないし、そもそも修とののこに注意を払わない。持ち歩いているエサを取り出し、修は小さな山を作ったが、食べに来たのは一匹だけだった。大事な会議中なので邪魔しないでね、と言われている気分だ。
だから修も猫に構ったりせず、しばらく静かに甘味を口に運んだ。
人工的な色合いの粉ソーダを口に運んでから、おもむろに訊く。
「……今日の野々、ちょっと元気なくないか?」
「そう? いつもと変わらないと思うけど」
ののこは紐状のグミを食べている。修が買って、ミニドーナツ一個と交換したものだ。
「どうして?」
そう思ったの、という後半部分を省略している。
「なんとなく」
「だったら気のせいだと思うよ。まあ、強いて言えば休みボケかも」
ふふふとののこは声に出して笑った。黒猫が耳をピンと立てた。
「だったらいいんだ」
――何事にもいつか終わりは来る。
修は思った。
だからこそ大切だ。
一瞬の時間も友人も、かけがえがない宝だから。
「こんな風にして野々と過ごす瞬間も、二度とは訪れないかもしれない」
ぽつりと、修は言った。
「誰にとっても一度しかない高二の夏……俺達の夏だ。大切に生きたいね」
くさいセリフかな、と思ったけれど、ののこは茶化したりしなかった。
「そうだね」
と深くうなずいて、あんずアメを口に含んだだけだった。
白い午前中が終わろうとしている。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年04月27日
参加申し込みの期限
2019年05月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年05月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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