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たとえ今日が、終焉(おわ)りゆく明日の始まりだとしても
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黒い舞台にひとつ、ぽつんと脚光があたる。
分厚い書物を手にした
トワ・E・ライトフェロゥ
が、光のなかに進み出てくる。
「このシナリオによれば、1370年8月。フツウを守る高校生、寝子高の生徒たちにはー、2年目の夏という未来が待っていたデスー。神様ののこを守りながら、これまでの軌跡の中で交わった人たちとの、新たな一面を描き出すことになるマス。トワもナターシャとファッションをー……オットー、先まで読みすぎましたのデス」
暗転。
ふっ、とトワの姿は消えた。
◆ ◆ ◆
(ここで、『冒険家トワ』のオープニングテーマをお楽しみください。 ※歌詞割愛)
◆ ◆ ◆
「てめぇのこと、知ってるぞ」
顔を上げて
詠 寛美
は言った。
「ドクター香川とかいうのに雇われてたヤツだろ」
黒覆面の女性は答えない。忍者みたいなマスクの間から、青い目で冷ややかに見おろしているだけだ。
出し抜けにあらわれた
ナターシャ・カンディンスキー
は、鞭のようにしなる脚で寛美に蹴りを放ったのだ。
ナターシャはアンバランスな風体である。顔だけすっぽりと黒覆面で覆ってはいるが、それ以外の服装については、ごく一般的なランニングシャツにスポーツショーツで、ロードワーク中の女性ボクサーという雰囲気だった。それゆえに覆面の異様さが際立っている。
「わかってるぜ」
腹部を押さえながら立ち上がると寛美は顔をしかめた。
肋骨が折れたのかもしれない。鋭い痛みを覚えている。
「てめぇ今度は、俺の親父に雇われやがったな」
口の中を切ったのだろうか。ぺっと吐いた唾は錆びた鉄の味がした。
炎天下の路地裏、この状況から抜け出るにはナターシャを倒すか、回れ右して毛細血管みたいな狭い通路のどこかに紛れるしかない。
寛美がどちらを選ぶかは、考えるまでもないだろう。
両膝の間隔は絞り気味、逆に左右の足はひろげ、拳を胸の前に構える。指は軽く握って、掴みにも突きにも転化しやすい状態をたもつ。
寛美はナターシャとの間合いを取った。あの蹴りを食らわずに一撃を入れるためには、ある程度の助走が必要となろうから。
ナターシャが息を吸い込むのが、見えた。
そのとき、
「
トワ! 惨状!
」
どん。
ナターシャと寛美のちょうど中間点に、スカートを落下傘のようにひろげて少女が降ってきた。
路地に面したビル、その窓から飛び降りたのである。
「
違った、参上デス!
」
コメントをいちはやく訂正しているが足のほうは痛くないのだろうか。
大登場。
まさに大登場。
トワはナターシャに向かい両手を腰に当て、「何者だ!?」と聞かれる前に堂々口上した。
「
通りすがりのロリショージョってヤツデス!
」
律儀に寛美にも向き直って、
「覚えておく必要はないデス、ケド!」
と宣言する。
ロリショージョは正義、ロリショージョは無形文化財、ロリショージョこそ最終解決手段――これがトワの信念だ。いわば信念の化身が、雷(いかずち)のごとく突然に降臨したということになろうか!
緊迫した空気がとつぜん和み、和解ムードが訪れた…………りはしない。むしろ、
「なんだオメーは……危ないからどいてろ」
と寛美には邪険にされる始末だ。野良猫でも追い払うみたいな口調である。
けれどトワはめげないのだ。
「最初に言っておくマス。トワは
かーなーりー! 凄いデス!
鍛えてマスカラ!」
「鍛えて……って、そのなりでか……?」
寛美は信用しないのだった。トワはどう見ても、小学校高学年くらいにしか見えないから。なおナターシャは無言である。
しかし見くびられるわけにはいかない。トワはプシューと頭から蒸気を吹き上げるようにして続けた。
「
1370の技を持つ冒険家のトワなのデス!
」
なおこの発言には、『※自称』という注釈を忘れずに付記しておきたい。
「ああもう意味わかんねーよ。おい、助太刀に来た風だが無用だ」
どいてくれ、と寛美は言うがトワは首を振った。
「Stop! そんなの悪の罠! 戦いをやめて話すことから始めるのデス!」
はいや! とかけ声ひとつとともに半回転、トワはナターシャに向き直った。
「ナターシャ! トワはナターシャをそんな子に育てた覚えはないのデスヨ! そんな子じゃなくても育てた覚えがそもそもないデスケド!」
ナターシャは冷たい目で見ているだけだ。
自称かもしれないが冒険家のトワなので、今日も寝子島の知らない道を探索していたら、たまたまこの状況を目の当たりにしたというのが真相である。気がついたら飛び降りていた。見て見ぬふりとか無関係を装うとか、そんな選択肢はトワにはないのだ!
どうこの状況を解決するかとか、そんな策などなくいきなり介入を選んだあたりはトワの真骨頂といえよう。
このとき『ナターシャ』と名を呼んだことで、寛美のほうの信用はいくらか勝ち得たらしい。
「お前、あいつと知り合いなのか……?」
「モチのロンなのマス! 脳細胞がトップギアなトワの記憶に、ナターシャの思い出は深く刻まれているのデス!」
力強くうなずいて、トワはナターシャの視線をまっすぐに受け止めた。
「ナルホドー、大体分かったのデス。ナターシャはお金がなくて、誘拐だか闇討ちだかのビジネスをはじめたなのデスネ? つまりちょっとのお金と明日のパンツがあればよいのデス?」
もう寛美はトワのペースに巻き込まれている。頓狂な声を上げていた。
「パンツ!? なんの話だ」
「グランマが言っていたのデス」
トワは力強く声を上げた。
「『人は、後悔しないように生きるべきなんだ、自分の思い通りに。自分の人生を狭くするのは、他人じゃない。本当は自分自身なんだ』……と!」
「いやその話パンツ関係ないよな? パンツどこいった!?」
しかし寛美のツッコミをものともせず、いやむしろ起爆剤とするかのように、トワはナターシャに飛びかかった。
「ということで後悔しないように生きるタメーニー……今からナターシャをdress upしに行くマス!」
このときトワの左手には猫の手みたいな魔法のステッキ、右手には可愛らしいデザインの女性用ショーツがあった……!
「目覚めろそのファッション魂! 戦わなければ生き残れないデス! キョウリョクプレーをノーコンティニューでクリアするマス! さあ! Show timeデス!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年04月27日
参加申し込みの期限
2019年05月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年05月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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