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うさぎが質屋を襲撃しました。現場からは以上です。
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【緊急指令 うさぎを転がせ!3】
「この太さのワイヤーを扱う機会はめったに無いのですが……少し、不安です」
強盗に襲われた質屋『マルチュウ』からそれほど離れていない個人経営の質屋で、
常闇 月
と
椿 美咲紀
は、確認した本拠地から離れた
八神 修
と無事合流を果たした。
他の情報提供者の話によると、次狙われるのはここである可能性が高いという。
質屋の陰に隠れて様子を窺う。張り込みながら、月は日常のギミックとして扱っている細いワイヤーでは、うさぎの身体を傷付けるのではないかと判断し、いつもより太いものへとワイヤーを差し替えた。
「ん──来ましたね。ニ匹いますです。
少し様子を窺いましょう。私、うさぎ達がどんな話をしているのか聞いてみたいのです。
物騒な話題ばかり出ていましたが、きっと素敵な話題もあると思うのです」
「じゃあ、少し様子を見てみよう。有力な情報が手に入るかも知れない」
そうして、三人はショーウィンドウ前にいるうさぎの言葉に耳を傾けた。
すると、ショーウィンドウの前に立って展示品を羨望の眼差しで見つめているうさぎニ匹は、幸せそうな顔をしてお互いに話し始めた。
「寝子島は、いろんな所やひとがキラキラしているね」
濃くなりすぎない赤の燕尾服を上下にきちんと着たうさぎが、万感の思いを滲ませながら話し始める。
「うん。来てよかった! ほうせきみたいに、ひとも物もみんなきれいー。
でも、リーダーみてみてー。このお店もきれいだよ。
あまり多くないお店だからレアだけど、皆でそんなお店あちこちで見付けたんだよ。選べないよ、まぶしいー」
もう一匹のうさぎが跳ねながら訴えかける。当然時刻的にはまだ一般の通行人がいるのだが、やはり他と同じような理由で、まだ理解に苦しむ存在となっているようだった。見ていると、外見のふかふか具合と重なり、心がほんわかとしてくる。
しかし──
「ぼく考えてたんだけれども、この世界の人が寝たら、その日中に連続でみんなの行きたいところ全部回ろうと思うんだよ。
帰ったらみんなにも話してみるよ。たくさん持って帰って、みんなでぜいたくするんだ」
「すごい。リーダーすごいねー」
「!?」
三人がその発案に顔を見合わせた。物騒どころの騒ぎではない。
──今、うさぎのリーダーは、今夜中に寝子島中の質屋で連続事件を起こすと宣言したのだ。
「まずいな、まずはリーダーうさぎだけでも絶対に押さえたい」
「了解なのです!」
うさぎニ匹の話を聞いて、三人は頷き合う。そして、有事のために気配を消した月を残して、修と美咲紀は出来るだけ身長差による威圧感の無いように、そっとうさぎの前に姿を見せた。
「うさぎさん、そんなことしちゃダメなのです」
悪い事はしっかりと叱らなくては。美咲紀の言葉に、うさぎ達は「あ」と互いに顔を見合わせる。
どうやら、そこで初めてこの場のニ匹は、自分の行動が悪いとまでは認識が届かなくとも、少なくとも人にとっては都合の悪いことであると自覚したようだった。
「見つかっちゃった。怒られるかな」
「怒られそうだね。逃げよう」
そう言葉を合わせた瞬間、ニ匹は弾けるようにバラバラに走り出した。
「美咲紀はあっちを頼む!」
「分かったのです!」
美咲紀は、上半身のみに服を着たうさぎを追い掛ける。美咲紀の体力は普通で丁度うさぎと拮抗しているが、今うさぎが逃げていくこの先には──
「月ちゃん!」
美咲紀の掛け声に合わせ、瞬時に、電信柱と地面に設置された看板、道路に向けられたドアノブなど、あらゆる設置点を軸にして、月が用意していた太いワイヤーが蜘蛛の巣状に張り巡らされた。必死になって走っていたうさぎがそれにぼいんと弾き飛ばされるように美咲紀の元へ転がってくる。
ワイヤーは巻き取られ、美咲紀は無事にうさぎキャッチ。まふっとした抱き心地で、うさぎはしばしジタバタしていたが、諦めようにその腕の中に収まった。
「つーかまえたっ」
美咲紀は、手を離さないようにしつつも、うさぎを自分の方へと向かせる。
「いいですか、勝手に人の物とってはいけないのですよ。
うさぎさん達も勝手ににんじんとか誰かに持っていかれたら嫌でしょ?
自分がされて嫌なことはやっちゃ駄目です」
「だってー。お外の側に近い所に飾ってあったから、持っていっていいと思ったんだよ?」
「めっ」
「ちぇー」
修は走る。目的は、可愛い色合いの赤に身を包んだ、他とは違ううさぎだ。身体能力はこちらも大して変わらないであろうが。
(これは、意図して袋小路にでも追い込まないと拉致があかないな……!)
日常からトレーニングを欠かさない修だが、体力未知数のうさぎと先の見えない鬼ごっこは拉致があかない。──瞬間、
「追い付きました……!」
その声と共に、修の目の前を走っていたうさぎが、その足元を月のワイヤーに掬われて、軽やかに宙を飛んだ。
ころころと転がったうさぎを、修がしっかりだっこして、確保。
「話を聞かせてほしいんだ」
「うーん。話してもいいけど、怒られるのはいやかも」
そう言うと、うさぎがどこからともなく、目の前にニンジン型の爆弾『うさきんぐα』を取り出した。修とうさぎの間の至近距離。
「これなら目くらましになるかな……でも、ここで使ったらきっと物凄く痛いんだよ……どうしよう」
「……、悪いが没収だな」
修は集中して目の前のニンジン爆弾をじっと見つめた。ろっこん【分解】──名がそのままを示す通りに、爆弾『うさきんぐα』は元のにんじんが輪切りになったようにばらばらとうさぎの手からこぼれ落ちた。
「わー」
更に、追加能力【ろっこんで「分解」したものは意思で操作可能】により、パーツが全てうさぎの手が届かない修のそばに寄る。
「どうしよう。どうしたらいいかな。いじめられるかな」
「いじめないから。
──話をしよう。俺達は話を聞きに来たんだ」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年04月20日
参加申し込みの期限
2019年04月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年04月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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