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うさぎが質屋を襲撃しました。現場からは以上です。
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【うさぎを直撃した天災】
夜更けて、家での早い夕食を食べて、直ぐ眠りについた
曖浜 瑠樹
が目を覚ました。
「眠いけど行かなくちゃだよぉ……うさぎさん達どうしてるかなぁ」
瑠樹が聞いたうさぎ達の話では、夜が更けてから皆で行動する予定とのことだった。
『キラキラしたものを集めている』──そうとだけ瑠樹は聞いているが、正直なところ嫌な予感しかしない。
今この瞬間にも何か起こっている可能性がある。瑠樹はうさぎのぬいぐるみである
ラピちゃん
を連れて家を出た。
まだうさぎ達はいるだろうかと広場に顔を出せば、そこには瑠樹が想定していなかった数の人とうさぎが集まっていた。
瑠樹は、驚きつつもそこで事情を聞いて。その内容に、瑠樹は周囲からの情報ツールの有無と年齢の関係から探索の制止を促される前に、うさぎを探して公園を飛び出した。
……うさぎは、うち震えていた。
ここは暗くて、そして少しなまぐさい。
「び、びえぇええ……!」
時は、うさぎ達の集合時間。夕暮れ時まで遡る──
「ふんふん」
うさぎの最後の一匹が、ご機嫌にあまり人気の無い旧市街の裏道を歩いていた。
「あ、ここも見つけた。きれいー」
見つけた質屋に足を止めて、そこをじぃっと見つめる。
日が沈みかけていた。もうそろそろ戻るようにと約束をしている時間。
しかし、その煌びやかさを前に、目を奪われたうさぎは思った。
『少しだけなら、いいかな』と。
夕方前。店の店主も当然いる時間帯だが、うさぎは様々な葛藤をした結果……やはり好奇心に勝てなかった。
「少しだけ、ほしいかも」
うさぎは、その目を純朴そうに輝かせながら、ニンジン型爆弾『うさきんぐα』を取り出してみる。
「うーん」
しかし、同時にこれが危険物であることも、うさぎなりに重々承知していた。
そこで、どうしたものかと悩み、裏道を右往左往していた瞬間、
「させるか!」
見回りの時間を早めて、ルヴィアを伴い旧市街にいた
御剣 刀
が、ろっこん【加速】によりその身体速度を限界まで高めて、前触れもなくそのうさぎの頭を全力でぶん殴ったのである──
「びえっ!」
うさぎの頭に大きなたんこぶが出来た。気が付けば、頭を押さえて涙目になった正面に、刀が仁王立ちで立っている。
「話は聞いている。
人の物を盗む事は悪い事だ、まだ盗んでいないなら今すぐ帰れ」
「でも、でも」
「お店はお店でキチンとルールに基づいて商売してる、そのルールを崩す事は認められない」
うさぎの涙目の抗議に、刀はぴしゃりと言い放った。
「だ、だってキラキラしてるんだよ?
もしおにーさんならほしくないの?」
うさぎが逆に問い掛けた。うさぎなりに思うまま、情に訴えかける作戦である。
「確かに『ものすごく人の想いがこもって輝くもの』が質屋にはある。
その分、だからこそ、そのキラキラしている元になった、手放す理由とかその時の気持ちを想像するとしんどい。
──それにやむを得ない理由があったとしたら、今もそれを取り戻す為に頑張っている可能性があるだろう?」
「……」
うさぎは、ほんの少しの沈黙をした。
このうさぎなりに、その気持ちを『うさぎ生』の中で、初めて考えたのだ。
「だからここからそれらを持っていくのは許せない、それらには手出しをさせない」
「うぅ……
でも、でも、きれいだからやっぱりほしいよー」
瞳をウルウルさせながらうさぎが訴えた。いくら考えても、そこはやっぱりうさぎだった。
「俺の方が正しいなんて言うつもりはない、これは俺のエゴだ。
だから──受け入れられなければ俺を退けろ」
そう告げて、じりと刀が歩幅を縮めた。
──思考が信念に寄り添った時の刀は、その有り様を純然とした一つの力へと変える。それは、何人も曲げることを許さない、威圧すら伴う力。
「……!!」
それを目の当たりにして、当然のことながら、うさぎは思い切り怯えおののいた。
うさぎの脳裏を、一旦逃げて仲間と合流してまた来よう、そんな思いが支配する。
「わ、わ……っ、えい!」
そして、うさぎは全力で『うさきんぐα』を空に投げて爆発させた。
ろっこん発動前の不意打ち──小さくを炸裂し目に焼き付いた光に気を取られた間に、うさぎは姿を消していた。
「逃した!? 追い掛けないと──!」
まだ刀は、うさぎにここに来ないことを確約させたわけではなく、再びやってこないとも限らない。実際うさぎはそのつもりでいた。
刀が急いで周辺を探しに、その場を離れる。
灯台下暗し──そうして刀の視界を奪っている間に、うさぎはすぐ側にあったごみ箱の中に飛び込んで蓋を閉めた。
しかし、ずっと気配が付きまとっているような感覚が拭えない。
怯えながら、そのままごみ箱の中にずっと隠れて、周囲が暗くなっている事にも気づかないままに数時間……
流石にもういないだろうと思って、うさぎは蓋を両手で押し上げた。その時──
「……見つけたぞ」
「ぎゃああああ!」
「悲鳴が聞こえたよぉ!」
旧市街を巡っていた瑠樹と、付近にいた他のメンバーが急いで声のした方へと駆け込んだ。
すると、そこには両耳を束ね持ち上げられて錯乱状態で、もう一個『うさきんぐα』を取り出しているうさぎと、徒手空拳でありながら刃の鋭さを隠さない刀の姿が。
「あわわわっ! それはだめだよぉー!?」
これはもう、どちらに対して駄目なのか分からないが、瑠樹は慌ててラピちゃんを抱き締め、見つめ合う。
心が少しほっとするのを感じれば、ろっこんである【ゆるゆる和みと恩恵の輪】の発動条件を満たし、能力である【周囲の精神を著しく和ませる】が、進化能力を経て、刀とうさぎを直撃した。
それを受けて、うさぎは暴れるのをやめ、刀本人は、行動自体は信念に基づくものであった為に目立った変化はなかったが、今にもうさぎを害しそうな雰囲気だけは矛を収めた。
そこを、集まったメンバーで事情を説明し、刀は今後を知る為にと広場まで向かうことにした。
──こうして、うさぎ達は無事に全匹確保された。
しかし、大きな問題がまだ残っていた。
うさぎ達の、説得である。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年04月20日
参加申し込みの期限
2019年04月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年04月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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