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\ オーバータイム!/
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襲来! フード怪人!!
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「お前、好き嫌いはあるかぁーーー!?」
いきなり問いかけられ、ぎょっとしつつも雅樹はきっぱりはっきりと答えた。
「ない」
あるわけがない。猫鳴館に住んでいる彼にとって、食べ物は食べられるだけで有難いものだ。
よし、と頷いてサンマさんがのしのし歩いていく。
「何だありゃあ?」
寝ぐせのついた頭をガシガシと掻き、雅樹は眉を寄せた。
彼の視線の先には、サンマさんだけでなく、巨大や野菜や肉の塊がいる。それも、一つや二つではない。
「……コスプレ?」
――何の?
自分の呟きに、ついセルフツッコミをしてしまった。
「お前、好き嫌いはあるかぁーーー!?」
再び、今度は肉の塊が通りがかりの子どもに尋ねた。その子は怯えながらも、「ぶ、豚肉」と答えた――そのとたん、肉の塊からビームが放たれ、子どもは同じような「肉」になってしまう。
「何だありゃ!?」
先程と同じ疑問を、しかし全く違うトーンで雅樹は口にした。
どうやらサンマさんたちを始めとした怪人たちは、道行く人を捕まえては嫌いな食べ物がないか尋ね、その嫌いなものに相手を変えてしまうらしい。サイズを見る限りほとんど子どもなのは、大人より好き嫌いが多いからだろう。
「あっぶねー……」
うっかり適当なものを嫌いなどと答えなくてよかった。ほっとすると同時に、全身から血の気が引く。ついさっきまでの暑さが吹き飛んで、寒気すら感じる。
なんかヤバイぞ――踵を返し、猫鳴館へ戻ろうとしたその背に、声がかかった。
「雅樹?」
「うえっ!?」
変な声が出た。「し、椎井?」
幼馴染の元恋人がそこにいた。なぜここに、と言いたいが、そもそも住まいがシーサイドタウンだった。とにかく、タイミングが悪い。悪すぎる。
冷たい視線が痛かった。逃げる気か、と問われているようだ。更に体温が二度ぐらい下がった気がする。
「……か弱い女と子供を残して逃げる気?」
――実際に言われてしまった。
「に、ににに逃げるなんてそんなわけないだろ! ち、ちょっと後ろ向いて深呼吸しただけだ!」
「そう?」
明らかに信じていないようだ。雅樹は逆にムッとする。
「あんなの見たら、普通はパニックになるだろ。深呼吸して落ち着いて、どう対処したらいいか考えようとしただけだ」
雅樹は、遠ざかっていくサンマさんに目を向けた。
今やシーサイドタウンには、魚や野菜や肉の怪人がうようよしている。ゾンビみたいだ、と雅樹は思った。ゾンビのように次から次へと伝染していかないことが、幸いか。
「嫌いな食べ物があるからって、その食べ物に姿を変えるなんて何の解決にもなってないわ」
「俺なら、余計に嫌いになりそうだけどなあ」
「取り敢えず」
と、莉鳥はサンマさんを睨んだ。「サンマさんを焼きサンマにして、正気に戻すわよ!」
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担当ゲームマスター
泉 楽
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年04月26日
参加申し込みの期限
2019年05月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年05月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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