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廃屋の赤眼が、あなたを覗く
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持ち物を確認して、
響 タルト
は廃墟に辿り着くなりろっこんを使った。
見た目には猫耳と尻尾が生えた変貌を遂げたが、そのほかにも、嗅覚や視覚において猫の身体能力のいくつかを得ている。
「さてと」
響は同行した八神を見つめた。
「じゃ、何かあったら連絡してね~☆」
ぱちんとウインクを添える。
「あんまり無茶するんじゃないぞ」
面倒見の良い八神らしい発言を受けたが、響は「だいじょぶだいじょぶ~」と能天気に返した。
「全部の部屋を見たいけど、やっぱり怪しいのは地下室だと思うんだよねー……」
「地下室?」
「あるらしいって噂なんだよねー」
一階のフロアを、懐中電灯で照らしながら階段を探す。危険はないだろうとは思うが、警戒は怠らない。
「あ、そうだ、窓が開くか見とこ」
壁際の窓が開かないかどうか試す。蝶番がかなり古くなっている様子はあったが、それでも窓は嫌な音を立てながら開いた。
「これなら、上のフロアとモノのやり取りができるかな?」
「同じ場所の窓が開けばな」
「んー、見取り図ちゃんと頭の中に入れておかないとね」
だがこれから八神と向かうのは地下だ。
(地下じゃさすがに、物の受け渡しは無理かなー……)
窓が開くのが確認できただけ十分だろうと思いなおし、地下へ向かう。
地下一階のフロアを、二人でくまなく探していく。
「あ」
手前の部屋の鍵が閉まったままになっていた。
「八神くーん、頼みがあるんだけど~」
振り向くと、八神は仕方ないなというようにため息をついた。
八神のろっこんは分解がその能だ。期待通り、八神が手前の部屋の鍵を開けてくれる。
(いやーありがたいなー)
不法侵入の上に器物破損で罪を重ねるリスクを避けられ、内心でにんまりとする響だ。
(それに、何かが起きても八神くんなら言いくるめられそうだしね♪)
責任を彼一人に預けてしまう腹積もりだ。
「でも、誰も探索した後がないね」
廊下の途中も、部屋の中も、埃が積もったままになっている。
「そうだな、まだ誰も来ていないのか?」
「それはないんじゃないかなー、噂にはなってるんだし……」
ドアノブを回して部屋に入る。
(何かめぼしいものはないかなー……)
部屋のあちこちを、懐中電灯で照らしながら探していく。鏡のついた化粧机を調べてみたときだった。
「お。お宝みっけー」
真鍮の鍵が、ごとりと引き出しの奥から出てきた。部屋の鍵には合わないようだ。しばらく探索を続けたが、それ以上の掘り出し物はない。
「よーし、次のフロア行こっと」
階段を下っていく。
同じように部屋の探索を続けていくと、一冊の古びた日記が見つかった。
「なんだろ、これ」
ぺらぺらとめくってみるが、文字が乱れていたりページが古くてかすれてしまっていたりして文字の辺別が難しい。
(これだけ周りは埃っぽいのに、なんか妙に新しい雰囲気もあるんだよなー……使用感は結構あるけど、んんん、変なの)
首を傾げて、響は八神に声をかける。
「一階上に戻ってみるねー。何か新たな発見、ってやつがあるかも」
見落としがなかったかどうか、確認に戻ることにして、八神とは別行動をとる。
先ほど降りてきた階段を軽やかに駆けあがる。
一人になった途端、部屋の静けさがいやに気になった。誰かにじっと見られているような、厭な感覚が付きまとう。
「んんん……なんかやだなー……」
背後をなんとなく気にしながら、部屋の中を探索していく。
ベッドの下をもう一度覗いてみると、黒い大き目の箱があった。少し抱えるぐらいのサイズ感がある。
「お宝ゲット、かも……?」
引きずり出すと、一抱えはある箱だった。
先ほど見つけた真鍮の鍵を試してみる。ガチリと箱が開いた。
「えっ、ほんとに?」
箱の中には、大粒の赤い石が入っていた。
(……これ、噂のルビー?)
懐中電灯の尻で軽くつついてみる。罠が発動するような様子はない。
そっと手に取って、懐中電灯の明かりに照らしてみる。綺麗な赤い光が部屋を照らした。
(さすがに持って帰るってわけにもいかないもんなー……)
果たしてこれが人の目に見えるだろうか。
(見分けぐらい、つくと思うんだけどなー……)
そっと自分の目にルビーを重ねてみる。
(それともこれを屋上に持って行く、とか? 何か別の仕掛けが別のフロアにあるのかな……)
考えながら、手の中でルビーを弄ぶ。
そもそも、ルビーは二つだったはずだ。まだもう一つが、部屋のどこかに隠されているのだろうか。
考えながら写真をおさめる。
「ま、今回の調査はここまでかな」
箱を閉じて鍵をかける。真鍮の鍵をポケットに入れて持ち帰り、
「うん、楽しかった♪」
響は上機嫌で廃墟を後にしたのだった。
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あとがき
担当マスター:
39番地
ファンレターはマスターページから!
大変長らくお待たせしてしまって申し訳ありません。
ご無沙汰しております、39番地です。
多忙を極めていたとはいえ、こんなに長くのお時間をいただいてしまってすみませんでした。
ようやく公私ともに余裕が見えてきたので、今後のシナリオは通常通りお送りできるものと思います。
またご縁いただければ幸いです。
今回は少々変わった趣向のシナリオでしたが、皆様ご参加くださり本当にうれしく思います。
5名中2名が無事秘宝へたどり着く展開となり、驚きました。
次はもう少しシンプルに、かつ分かりやすく楽しみやすいシナリオをご用意できればと存じます。
またお会いできるのを楽しみにしております。
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ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
39番地
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
ホラー
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年04月10日
参加申し込みの期限
2019年04月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年04月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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