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出かける前に、
八神 修
はパソコンを起動した。
「さて、まずは下調べだ」
土地の所有者、事件の詳細、周辺の聞き込み。
何事も、すべては準備が出来の八割を決める。
八神が手を抜くはずはない。
だが、調査をするにつれて、八神の表情は徐々に、険しくなっていった。
「……おかしいな」
調べても調べても、何の情報も得られない。
「普通、何かしらの痕跡が残っていてもおかしくないんだが。ここまでくるともはや、誰かが記録を隠滅したと考える方が自然か?」
だがこれで逆に一つはっきりしたのは、あの館が並みでないということだ。
「普通の装備じゃ危険があるな」
八神は備品を揃え始める。
光学カメラ、筆記具、ペン型レコーダー、手袋、ゴーグル、マスク、水、チョコ、細綱、ケミカルライト、強力ライト、酒、塩、お守り、数珠。それらをカバンに詰めて、身支度を整える。
「うまくいくといいんだが」
備えあれば憂いなし、には違いない。だが八神は、何か不気味なものを感じずにはいられなかった。
同行することになっている
響 タルト
は、すでに現地についていた。
「じゃあ張り切っていきますか~」
響の装備は軽装だ。
「まぁ待て」
まずは表札を確認する。石がはめ込まれていた痕跡はあるが、今は何の表記もない。建物の外観にも、個人を特定するのに役に立ちそうな情報はなかった。
「ねぇ、早く行こうよー」
響に声をかけられるが、焦りは禁物だと首を振る。
「得られる情報があるなら、まずはその収集を優先するべきだ」
館の周りをぐるりと歩き、赤い目が見られたという噂の窓を確認する。
「異変はない、か……」
誰かが人の敷地を勝手に化け物屋敷だというのはたやすい。だがあれだけ情報を消しきっているのには、何か理由があるのではないかと思えた。
「……まぁいいだろう」
響と携帯の番号を交換する。
「万が一のことがあったら、連絡してくれ」
「はいは~い」
響はお気楽に笑って見せた。
「どこ行く?」
「下の方から探索しよう。上の方がホテルじみた作りなら、建物の持ち主の私用スペースは地下にあるはずだ」
「なるほど、お宝があるとしたらそこかぁ」
ふむふむと響が頷く。
物音へ気を配りながら階段を下りてゆく。
誰かに見られているような、厭な気配が首周りにじっとりとまとわりついた。
気のせいだと言い聞かせ、部屋の奥へと進んだ。
歩数を数えながら、部屋の間取りを確認しようとする。
地下は空間のゆがみが簡単に作り出せる。ひょっとすると何かのトリックが仕掛けられている可能性も、存分にあるだろうと、八神は警戒していた。
計測した歩数や、大まかな方位を記入していく。
「何してんのー?」
「いろいろ考えてるんだ。ものを隠すならどこか、とか。調度の品の良さや一点ものらしい様子から察するに、生活へのこだわりは深く、自分のライフスタイルの実現に余念はないとみた」
「ホテルみたいな建物を作った理由は?」
「それだけ招く客が多かったのか、そもそもここ自体が別荘だったのかもしれない。生活感のない空間が多すぎる」
「ふーん……」
ライトをドアに挟んで閉じ込められないようにしながら、くまなく部屋を探していく。適宜ろっこんで鍵を開きながら探索を進めていくうち、調度の下に光るものを見つけた。
同時に、響が声を上げる。
「なんか鍵がある」
「鍵?」
「すごいずっしりしたやつ」
「ちょっと待ってろ」
声をかけて、自分も棚の下へ手を伸ばした。
きっと、同じものだろう。
なぜ同じものがいくつもここにあるのかと不思議に思ったが、判断材料があまりに少ない。
(何の意図がある? それとも、いくつかの鍵はフェイクなのか?)
ポケットに鍵を収め、響とともに階段を下る。
(一階から下った時よりも、段数が少し多いか?)
階段の幅に僅かに違和感を覚える。
(何かを、階段に隠している?)
階段を下ったところで、一度足を止めて振り仰いだ。三段目の階段に僅かな溝を見つけて、軽くノックする。乾いた音を立てて、板が外れた。
中からは、古びた日記が出てくる。
「……かえって調べる必要があるな」
険しい顔をする八神の隣を、さっと響が通り過ぎた。
「上の方見てくる~」
「無茶するなよ」
響は軽い調子で返事をして上のフロアへあがっていく。しばらく地下2階を探索したが、めぼしいものは見つからなかった。
「俺も降りるか」
階段を下ってゆく。地下三階は、変哲のない造りになっていた。壁際を探していくうち、真っ赤なブローチを一つ見つける。いつ頃作られたものなのか、誰の所有物だったのか、興味は尽きないが調べる手はない。
「新聞部の記事にするには、まだもう少し情報が足りないな」
八神は肩をすくめ、上フロアの響と合流しに戻った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
39番地
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
ホラー
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年04月10日
参加申し込みの期限
2019年04月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年04月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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