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伊豆で泳ごう! 夏の臨海学校!
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「あ、遠泳終わったみたいだよー」
「本当ですね、あっという間でした」
遠泳には参加せず、見学ということで岸辺に待機していた
響 タルト
と
マーガレット・ライカー
は、水着姿の男子たちに目を輝かせた。
「みんな疲れてる」
「こういう時はやはり海岸でゆっくり生物観察に限りますね。素材は豊富ですし」
「そうだよね!」
二人にとっての生物観察――BL妄想タイムを彩る彼らは肩を組み合い、お互いの健闘を称えている。
「疲れ果てた男子たちが励ましあって泳いでくる様子は萌えだったねえ」
タルトがほわほわとした調子でそう言うと、マーガレットはしみじみとこう返した。
「私は陽光に汗を光らせながら、海岸を全力で走る姿とかもいいと思いました」
「いいねえ」
二人は海岸を全力で走る男子高校生をイメージしながら、その関係性をあんなことからこんなことまで深く考察する。が、タルトがはっとして首を傾げた。
「って、なんで全速力で走ってるんだろ?」
「えっ? 海岸は全力で走るものですよね?」
マーガレットの返答に、タルトはうーんと唸りつつ、イメージを変える。
「僕的には、捕まえてごらんなさあい、的なゆるいのもいいかな」
「なるほど、確かにそういう緩めなのもありかもしれませんね」
今度は浜辺をキャッキャと追いかけっこする男と男を想像して、もう一度唸った。
「うーん、BLよりGLが似合うのかな?」
「いえいえ、BL・GL両対応だと思いますよ」
そんなことを話しつつ、二人の興味は水着姿の男子高校生から、スイカ割りやビーチバレーに勤しむ生徒たちに移る。
「見てる分には楽しいですよね」
二人は暫くの間ぼーっとそれを眺めていたが、マーガレットが何やら思いついたのか、タルトに耳打ちした。
「スイカ割りと言えば、知っていますか、タルト先輩」
「なになに、知っているのかマガレちゃん?」
「スイカ割りとは目隠しされた人がスイカを割る競技なんですよ」
「そうだね」
「つまり、偽の情報を聞かせて間違った方向に誘導して空振りさせる遊びではないのです」
「な、なんだってー?!」
ちょうどその時、哀れにも偽の情報に踊らされた生徒が空振りする。二人はその様を見て笑っていたが、波が迫ってきていると知ると慌てて走り出した。
「おっとっと。危うく猫になっちゃうところだった」
「大変ですね」
「僕、猫になったら干物作りのお魚くわえて逃げちゃいそう」
そうこうしているうちに宿に帰る生徒も増え、浜辺は先程に比べだいぶ広々としている。タルトはそれに気付くと、マーガレットに向き直った。
「あ、砂の像を作るのはどうかな? BLな二人の像だよ」
「えっ? 砂で像を?」
「うん。一人だと大作ができないんだよね、合作しようよ」
「それなら疲れなさそうですし、いいですね」
すると、二人はくんずほぐれつなBLの像を作り上げる。BLながらどこか壮大な趣のあるそれを見上げ達成感に浸りつつ、二人は顔を見合わせた。
「うーん、次は何にしよう……」
「砂で作るというならお城ですかね」
「まあ城っぽい何かが無難かもね」
「バッキンガム宮殿とか」
「バッキンガム宮殿もいいけど、僕見たことないから……バッキンガムという名の何かになるね」
タルトの頭の中には、バッキンガム宮殿という名前のイメージだけで作り上げられた不可思議な構造の宮殿があった。マーガレットはそれを聞きながら、砂を固めて土台を作っていく。
「じゃあ、江戸城とか」
「マガレちゃん江戸城知ってるの? すごいな。僕は違いがわかんないや……作れる?」
今度はマーガレットの頭の中にふわふわとしたイメージの江戸城が浮かび上がった。
「ああ……いえ、実は私も詳しくは……二条城なら」
「砂の上に二条城作る人は日本でもちょっといないと思うけど」
手が止まったマーガレットを手伝うように、タルトも土台の上に砂を盛っていく。
「まぁ、細かいところは想像で良いんじゃないですかね」
夕日が水平線に沈みかけた頃、マーガレットとタルトは完成したその城を見上げ、感嘆した。
「うわあ、すごい」
洋風なそれはどこかのテーマパークにもありそうな風貌で、通行人の中にはそれに驚いてカシャカシャと写真を撮るものも居る。マーガレットはタルトと一緒に城の周りをぐるぐると周りながら口を開いた。
「せっかくですし、ちょっとロンドン塔混ぜてみました」
「ロンドン塔って心霊スポットだっけ。すごいの出てきそう」
「すごいの……」
マーガレットは少し考えてからこう続ける。
「たとえば切り裂きジャックはどうでしょうか?」
「おお。ならこのへんに出てきそうだね」
「ですね。アン・ブーリンの幽霊も出てきそうです」
そんな風に城の曰くを考えながら、タルトとマーガレットは二人で作り上げた砂のオブジェに見入った。それらは臨海学校の思い出として二人の記憶に刻まれていく。薄っすらと星が光り始めた空が少女たちを見守っていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
六原紀伊
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
30人
参加キャラクター数
26人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年03月25日
参加申し込みの期限
2019年04月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年04月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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