this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
暑い時の遊び方
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
つぎへ >>
「あぁ……。流石にこの暑さは鬱陶しいわね……」
葉利沢 倫理子
はその言葉通りに鬱陶しそうに表情を歪め、髪を掻き上げる。
正確には現在の倫理子は彼女本人ではない。倫理子には無自覚なろっこんがあり、そのろっこんによってMaliceという冷酷かつ狡猾で攻撃的な人格へと入れ替わる事があるのだ。
つまり、今の倫理子はそのMaliceというわけである。
あまりの暑さに辟易したMaliceはどこか避難場所をと考えて、そう言えばここはとある人物のマンションが近いという事に気付く。
その人物との関係性はとても奇妙なもので、簡単に言えば二度程ベッドの上で身体を交えた事があり、時折話しかける事があるというもの。
さりとて恋人でもなければ友人ですらないという、正しく奇妙としか言えない関係。
恐らく行っても歓迎はされないだろうが、同時に追い返されもしないだろうという確信がMaliceにはある。
そもそもの話、こちらに興味がないのだから。
そっと目が覚める。その目覚めはいつも通りの気怠い目覚めだった。そう、それが
朝鳥 さゆる
にとってのいつもだ。
昨晩は夜をどうしてやり過ごそうかと考えていたのだが、半ば押しかけるようにしてMaliceが来た為に彼女との情事によって夜を過ごしたのだ。
さゆるからすれば、情事はあくまでも夜を過ごす為の手段でありその相手が男であるか女であるかは些細な問題であった。
「相変わらず、あなたの瞳は誰かさんしか見てないのね」
まるでガラス細工のように儚くも美しい身体に何も纏わずうつ伏せの状態で、気怠さの中にさゆるが揺蕩んでいると冷たいようでいて全てを破壊する炎のような熱も持っているようなそんな声が聞こえてくる。
視線だけを動かしてみれば均整の取れた身体にシーツを纏ったMaliceが部屋の窓辺に立っていた。朝陽の中に立つ少女の姿はまるでこの世のものではない雰囲気すら漂っていたが、さゆるからすればどうでも良い事なのか直ぐに視線を逸らす。
そもそもの話、さゆるはMalice、または倫理子の名すらも知らないのだ。
三度目の情事の相手をした少女の名を知らないというのは普通では有り得ないだろう。だが、今もまた色々と話しかけられる言葉の大半を聞き流している。
それでも、「あなたの瞳は誰かさんしか見てないのね」という言葉には少なからず心に刺さるものはあったようだが。
勿論、Maliceとて今までのさゆるの対応から今も話しかけている自分の話の大半が聞き流されている事など理解している。
それでも尚、こうして話しかけるのは、何となくではあるが嫉妬を感じているからだ。
相も変わらずさゆるの瞳は何も映さない。そう、自らも。
Maliceに抱かれている間も、Maliceの手で快楽に乱れているときも、自ら以外の誰かを見ている。
さゆるのその美しい肌に手を伸ばし、彼女に快楽を与え、その身体に幾つものの汗を流させたのは自分だと言うのに。
さゆるからその存在を奪いたくなる。奪って自らに目を向けさせたくなる。
だけど、それはきっと無理だろうという事は解っていた。何故なら、さゆるが見ているのはどうにも遠くなような気がしてならないからだ。恐らく、さゆるが見ている存在は遠い所にいるのだろう。どれだけ手を伸ばしても届かない程に。
「目の前は海なのに、もったいないわね。少しは向けてみたらどう?」
外に広がるのは陽光煌めく青い海。それを見ないのは勿体ないとMaliceは揶揄ってみるもののうつ伏せになっているさゆるが動く気配はない。
無反応なさゆるに肩を竦めるとMaliceは、泳ぎに行くとだけ告げ、持参していた水着を持って出て行った。
裸のままうつ伏せで何かを見ているようで、見ていないような様子だったさゆるは、しかし、30分後唐突に動き出す。
ベッドから起き上がり、以前購入していた水着を引っ張り出し、簡単に服を着てから外へと出かけて行く。
着替え所で水着に着替えたさゆるが少し歩けば、波打ち際で海と戯れているMaliceを直ぐに発見する事が出来た。
どうやらMaliceの方はさゆるが近づいてくる事に気付いていたようで、さゆるが傍に来たところですっと自然にさゆるの腕を取って少し強引に組む。
何故、そのような事をするのか。さゆるには皆目見当もつかない事ではあったが、特に離す理由もない為にそのままされるがままだ。
エメラルドグリーンの三角系ブラに同じカラーのタイサイド系のショーツの水着を着ているMaliceと白に紫のバラの装飾が入ったモノキニ系のブラと紫のタイサイド系のショーツの水着を着ているさゆる。
どちらもカラーは全く違えど、アダルチックな印象を与える水着だ。更に言えば互いに退廃的な雰囲気を持つ美女が着ているが故にそれは濃くなっていると言える。
そんな二人が腕を絡めて歩けば否応なく注目を引くのは自明の理と言えたが、生憎とそんな事を気にするような二人ではない。
自分達に向けられる視線を無視して、いや、より正確に言えばそもそも無いものとして人気のない場所へと歩き去る。
人気から程よく離れた場所にて、二人はどちらからともなく波打ち際に並んで仰向けに寝そべる。
寄せては去る波が二人の身体を沈めては太陽の下に曝け出す。まるでそれは繰り返し訪れる朝と夜のように。
「あなた、私の名前を知らなかったわね?」
「そうね。興味ないし」
どのくらいそうしていた事だろうか。不意にMaliceの方からさゆるへと話しかける。
興味がないと言うさゆるの返事はMaliceにとって予想の範囲内だったのか特に気にする様子はない。
「私はMalice。安っぽいけど、マリーでいいわ。……ねえ、朝鳥さゆるさん」
それはこの二人において初めて交わされた会話。
Maliceの名乗りを聞いたさゆるは視線だけを彼女の方へと向ける。
さゆるからの返事はまるで必要がないとでも言うかのように、Maliceはいきなり起き上がったかと思うとさゆるの上へとのしかかる。
しかし、やはりMaliceを払いのけようとすらしないさゆる。だが、それでも視線だけは確かにMaliceに向けられている。
そっとさゆるの頬へと手を添えたMaliceは次の瞬間激しいキスをさゆるの唇へと落とす。
さゆるはまるで太陽のように情熱的なそれをただ流されるままに受け入れるのであった。
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
暑い時の遊び方
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
昂祈
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
恋愛
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年03月06日
参加申し込みの期限
2019年03月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年03月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!