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GO! GO! NYAGOブロック!
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【襲来! 撃退! 大団円!】
みんながそれぞれに町の発展へ勤しんだ結果、大きなビルが立ち並び、インフラや施設も充実して、いよいよ大都会の仲間入り……と。そんな時のことでした。
「う、うわあああ!?」
「なんだあれー!?」
NYAGO人形たちが右往左往、大慌てで騒ぎ始めました。
ずごごごごご……!
「じ、地震だぁ~!」
「いや、火山の噴火だ!」
「ああっ、宇宙人が攻めてきた!?」
「か、怪獣が街を……!」
地面が大きく揺れたかと思ったら、今度は向こうの山がどかんと大噴火! 空からはUFOがビームを放って街を攻撃し始め、何体もの巨大怪獣がビルを薙ぎ倒しています。もちろん、どれもこれもがNYAGOブロック製です。
街づくりシミュレーションゲームではよくありそうな、いわゆるハプニングイベントというやつでしょうか。ここぞとばかりにまとめて起こるのはいかがなものかと思いますけれど……ともかく街が大ピンチ! このままでは、せっかく作った作品たちが壊されてしまいます……!
「そんなこと、させるかよ!!」
ばばん!
大丈夫。今や『NYAGO島』と呼ばれるようになったこの街には、こんな時のための備えがちゃあんと用意されているのです。
「悪いやつらは、オレたちがやっつけてやる! タイラ、出動だー!」
「お、おい竜世!? お前はまた後先を考えずに……ああもう、仕方のないやつだ!」
源 竜世
はNYAGOブロック製のスターライトナイトに、
タイラ・トラントゥール
はこちらもブロック製なバルティーグルの背中に飛び乗り、出動!
タイラはロボット軍団の上空にて、ポケットに手を突っ込みなにやら取り出しますと……かちゃかちゃ、ぱちり!
「これでどうだ!」
組み立てたのは、ブロックを高く広く積み上げた、バリケード! たちまちずずんと街を囲んだ防壁が、怪獣たちの進路を阻みます。天才肌のタイラ、さすがの機転です。
もちろん、竜世だって負けてはいません。
「メテオキャノンだって、撃てるって信じりゃきっと撃てる! いっけぇぇぇえええ!!」
気合一発、スターライトナイトがくわっと口を開き、NYAGOの透明赤色ブロックでできた炎の塊を吐き出しぶつけました。
「突撃するぞ、竜世!!」
「おう、タイラ!!」
バルティーグルとスターライトナイトを中心に、仲間たちのカプセルギアを模して造られたNYAGOギアたちが、うおーっ! と怪獣軍団へ攻撃を開始します。
ちゅどん! どばばば、ずどどどどん!
「おーい、こっちだよぉ~。急いでねぇ~!」
攻撃によって街に火の手が上がる中、
曖浜 瑠樹
は、NYAGO人形たちを安全なところへ誘導しようとしておりました。
人形たちはどうにもあわてんぼうが多いらしく、あたふたと走り回っておりますけれど。
「みんな、出番だよぉ!」
避難誘導に当たるのは、瑠樹だけではありません。
NYAGOブロックで作ったサンマさんに、マンボウくん……ほかにもたくさんの、愛らしいゆるキャラたち! やっぱりブロック製なキャラクターたちが街のあちこちへ広がり、慌てるNYAGO人形を導いてくれました。
彼らがたどり着いた先には、瑠樹の作った秘密基地。これがまた頑丈な造りでして、怪獣に踏みつぶされても大丈夫な安心設計です。
そして、
「発進するぜ!」
スピーカーがかき鳴らす、
水守 流
の声。
ごうんごうんごうん……現れたのは、流の乗り込むスター・デストロイニャーを旗艦とした、スター・ニャーズコラボレーションな戦闘機や戦艦たちです。閑静な町にはいささか似合わないような気もしておりましたけれど、こんな事態となれば話は別なのです。
「わぁ! お兄さん、すごいねぇ!」
「おうっ。危ないからどいてろよー」
「はーい!」
言うが早いか、ぴゅんぴゅんぴゅん! 戦艦や戦闘機が、色鮮やかなビーム砲の雨を降らせて、怪獣たちや宇宙人のUFOを攻撃し始めました。
上空からの攻撃に、怪獣たちは反撃もままならず。UFO部隊も負けじと撃ち返してはくるものの、流が丹精込めて作った戦艦や、瑠樹の秘密基地はまったくもって、ビクともしません。
「よおし、一気に決めてやるか!」
流はNYAGO製コクピットの中で、ぺかぺか光るボタンをポチッとな。
スター・デストロイニャーの先端部に備え付けられた砲口へ、しゅんしゅんしゅんとエネルギーが集まっていき、やがて……発射!!
ずばばばばーーーっと強烈ビームが放たれて、UFO軍団を薙ぎ払い、一網打尽!
地上では、NYAGOギアたちも怪獣をあらかたやっつけてしまったところです。
それを合図にするかのように、地震や噴火もぱったりと収まり、街には再び、平和が訪れたのでした。
竜世にタイラ、瑠樹に流は思わず駆け寄って、ぱちん! ハイタッチ!
旅鴉 月詠
が拡張した、田舎の風情が残る穏やかな風景。
その畑の一角に、破壊されたUFOから飛び散った火の粉が引火したらしく、めらめらと火の手が上がっています。
「た、大変です……! 畑が燃えちゃう……!」
月影 満る
が慌てて言いましたけれど。月詠は慌てず、その頭をぽむぽむぽむ。
「心配はいらない。対策はバッチリだ」
言うなり、水車小屋の屋根のてっぺんが、ぱか! と開いて、しゃわわ~。
「自動放水銃だ。素敵だろう?」
「よ、良かったぁ……」
月詠の備えは、万全でありました。満るはほっ、とひと安心。ふんにゃり笑いました。
どうやら一連の災害はすっかり収まったようで、街ではNYAGO人形たちも喜びに沸いています。
綾辻 綾花
は、てててと駆け寄ってきたNYAGOにゃんこを抱き上げると、あたりを見回します。
「みんなや、みんなが作った建物も、無事だったみたい……良かったですね、珪先生」
「うん。猫ビルもびくともしなかったね」
早川 珪
とふたりで作ったキャットタワービルにも、特に被害はなかったようです。中ではNYAGOにゃんこたちがマイペースにくつろいでいて、まるでなにもなかったかのよう。そのふてぶてしくも愛らしい姿に、綾花はくすりと吹き出してしまいました。
と、
「ねえねえ!」
やってきたNYAGO人形が、ふたりに声をかけました。
「あっちの公園に、すっごい建物ができたらしいよ! 見に行ってみない?」
手を引かれるままに公園へ足を運んでみますと、そこには月詠と満るの姿もありました。
「やあ、君たち。これからお披露目だそうだよ」
「びっくりするような、建物なんだって……みんなが、言ってました」
満るが言うと、お友だちのNYAGO人形たちが、こくこくと揃ってうなずきます。
「一体なんでしょうね?」
「さあ……あ、いよいよ公開されるようだよ」
きょとんとして、綾花と珪が顔を見合わせたところで。
街中の公園の中央に、白い布をかぶせられた、4階建てほどの高さの大きな建物がありました。
その正面に立っているのは、
マリエッタ・ラシュリエ
です。
マリエッタはかしこまって一礼し、
「実用性はないけれど。たまにはこういう建物があってもいいかなーって思って。この街の象徴になるよう願って、この建物を、住人のみんなに贈ります」
口上を述べ、す、と手を掲げますと。今か今かと準備していたお手伝いのNYAGO人形たちがいっせいに、ばっ! 白い布を取り去りました。
「! これはお見事」
「き、綺麗……!」
月詠は目を見張り、満るはきらきらと目を輝かせます。
「……すごい……!」
「なるほど、これは確かに素晴らしいね」
綾花と珪先生も、感嘆の声を漏らしました。
現れたのは……全てが白い透明ブロックで作られた、なんともきらびやかな、水晶の宮殿!
木天蓼大学の大学院で、建築学を専攻するマリエッタ。そんな彼女が、かつてロンドンで開催された万国博覧会にてお披露目された、伝説的な建造物……水晶宮をモチーフに作り上げた、渾身の作品でありました。
日の光を照り返し、きらきらと光り輝く宮殿。といっても別に貴族が住んでいるわけではなく、中には誰でも入ることができて、美術館や博物館、催事場やコンサートホールなども併設されています。中庭は植物園となっていて目にも優しく、誰でも楽しめる、素敵な憩いの場。そんな建物を作り上げたマリエッタへ、この街の住人たるNYAGO人形たちは、惜しみない盛大な拍手を贈りました。
「やっぱりビルダーはすごいや! みんな、ありがとう!!」
気づくと、竜世とタイラ、流に瑠樹もやってきて、壮麗な光景に息を呑んでおりました。
NYAGO人形たちは素晴らしい街を作り上げてくれたビルダーたちを囲み、ばんざーい! ばんざーい! 大歓声があたりを包み込むのでした。
透明ブロックの天井を通して見る頭上の青空を、一羽の小鳥が飛んでいきます。
ぴいぴぴい!
軽やかな声を上げたのが、最初に作ったあの小鳥であったことに気づいて、満るは思わずにんまり、にっこり! 微笑みます。
(この街が、これからもずうっと、ずうっと、平和でありますように……)
今ではすっかりお友だちとなったNYAGO人形たちが、これからもずうっと、笑顔でありますように。
そんな願いを遠くへ届けようとしてか、小鳥はもう一度、ぴぴぴ、ぴいぴい。ちちちちち! 青空へと高らかに、鳴き声を響かせました。
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あとがき
担当マスター:
墨谷幽
ファンレターはマスターページから!
墨谷幽です。『NYAGOブロック』のリアクションをお届けします。
ブロックトイは墨谷も小さい頃、ずいぶんと遊んだものでした。
海賊船のでっかいやつを買ってもらいまして、夢中になって組み立てた覚えがあります。
ただ、自分でなにかオリジナル作品を……という発想力はイマイチ乏しかったようで、なかなか思いどおりには作れませんでしたね。
世の中にはブロックですさまじい作品を作ってしまうアーティストやら、プロビルダーなんて方もいらっしゃいまして、ブロックの奥深さや無限大の可能性というものをつぶさに感じてしまいます。
しかしながら、今回は皆さんの発想力だってかなりのもの!
それ作っちゃうかー!? と感心してしまうものも多々あり、私も実際に組み立てる様子なんかを想像しながら、楽しく執筆させていただきました。
お楽しみいただけておりましたら幸いです~。
それでは、今回もご参加いただきまして、ありがとうございました。
また次の機会にもお目にかかれますことを、楽しみにしております~。
お疲れ様でした~!
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SF・ファンタジー
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定員
10人
参加キャラクター数
8人
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シナリオガイド公開日
2019年02月21日
参加申し込みの期限
2019年02月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年02月28日 11時00分
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