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GO! GO! NYAGOブロック!
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【NYAGOにゃんこふにゃんこにゃお~ん】
「これは、不思議だね」
ほう、と息を漏らした
早川 珪
。
けれどお隣にたたずむ
綾辻 綾花
にとっては、こうして珪先生と並んで目の前の光景を眺めていることこそが、まるで奇跡のような喜びです。
なんだか子どものように瞳を輝かせた珪に、くすり、綾花は微笑んで、
「NYAGOブロックは、小さい頃に遊んだ記憶がある程度です。珪先生はどうですか?」
「僕もね、物心つき始めた頃に、夢中でブロックをいじっていた覚えがあるよ。大きな建物を作りたくて、ああでもない、こうでもないと試行錯誤して……でも、あまり上手ではなかったね。はは」
苦笑いした珪先生の目に宿る少年の心に、綾花はこくりとうなずきます。
「私、作りたいものがあるんです。良かったら、先生……手伝ってもらえますか?」
「もちろんだよ。なにを作りたいんだい?」
問われて綾花は、す、と道ばたを指差します。
きっと誰かが作ったのでしょう。そこにはNYAGOブロック製ながらも愛らしいにゃんこたちが、ごろごろにゃ~ん! 寝そべっておりました。
「キャットタワーです!」
にーっこり!
キャットタワー。猫ちゃんのための、いわゆるくつろぎスペースです。
もちろん、現実にあるそれにこだわる必要はありません。綾花の語った構想ときたら、実に壮大でありました。
「ブロックはたくさんあるみたいだし、組み合わせたら、すごく大がかりなものも作れると思うんです」
「いいね。それじゃ、僕はブロックを集めてくるよ。綾辻さんはどんどん組み立てて」
「はい!」
そうして、綾花のキャットタワー作りが始まりました。
まずは、小さな部屋を用意します。今はNYAGOブロックサイズですけれど、組み立てたものは巨大化してどすんと設置されるらしいことは、綾花もほかのみんなの作品を見て知っていました。だから、内装にだって手は抜きません。
「ここをこうして……ここをにゃんこが伝っていけるようにすれば……こんな感じかな?」
かしゃかしゃかしゃん。どどん!
部屋はあっという間に大きくなって、町の景観として溶け込みました。
「あっ、にゃんこが!」
「綾辻さんの猫好きが伝わったかな?」
冗談めかして言った珪の言葉どおりにか、NYAGO猫たちがさっそく部屋のなかのキャットタワーへひょいひょい登って、まったり。ふんにゃり。リラ~ックス!
「良かった、気に入ってくれて。さあ、どんどん作りますよ!」
ぱちぱちぱちん、ぱちぱちり! 綾花は次々にブロックを組み合わせて、最初に作った部屋を起点に、建物を増築していきます。どんなにたかーく大きーくなったとしても、倒壊の危険が少ないのは、ブロックならではの利点と言えましょう。
「綾辻さん、ブロックはこんなものでいいかな?」
「はい、十分です。ありがとうございます、珪先生」
珪も組み立てに加わって、かちゃかちゃぱちりと部屋を増やしていきます。
「あっ。待っててね、にゃんこたち」
気づくとふたりの周りには、興味を惹かれた猫たちがぞろぞろと集まってきておりました。猫好き綾花、がぜんやる気がみなぎります。
「これをここにはめ込めば……うん。完成です!」
どーん!!
出来上がったのはもはや、部屋のなかにしつらえたキャットタワーなどという他愛もないものではありません。
それはいわば、猫たちのマンション! 積み重なった部屋にはそれぞれ、キャットタワーを始め、自動エサやり器に給水器、エアコンに冷暖房も完備。猫に優しい設備がこれでもかとてんこもりに備え付けられていて、実に快適空間なのです。建物自体がまさにキャットタワーであり、あるいは猫ビルとでも呼ぶべき、それはそれは巨大な建物でありました。
おまけに離れて全体を見渡すと、そのシルエットがおすわりしてくつろぐ猫型になっているあたり、綾花のこだわりが存分に盛り込まれた素敵物件なのでした。
「すごいね、綾辻さん。お疲れさま! なんだか、小さい頃の夢がかなったみたいだよ」
「珪先生……!」
嬉しそうに笑った珪。その瞳にはまだまだ少年のような輝きが満ちていて、創作意欲は衰えることを知らず、といったところでしょうか。
「さて、次はなにを作ろうか?」
「やっぱり、図書館は欲しいですよね? それに、学校も。寝子電みたいな電車も走らせて、海辺にはスタジアムも作りましょう」
「はは、まるで寝子島みたいだね」
「そうだ。NYAGO島、って名付けましょうか?」
夢はぐんぐん広がります。
けれどその前に、作らなければならない作品がありました。
桂がしこたま拾い集めたブロックを両手にすくい上げて、綾花はやっぱり、にーっこり!
「まずはNYAGOにゃんこたちを、いっぱい作りましょう。子猫もいっぱいで、みんなとっても幸せそうで……大家族を作りたいんです!」
嬉しそうに語る綾花に、今度は珪が、ほんわか。微笑ましく笑う番。
その後にふたりがせっせと増やしたにゃんこたちは、キャットタワーを中心に、にゃんにゃかふにゃーん! と町中へ広がっていったのでした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年02月21日
参加申し込みの期限
2019年02月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年02月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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