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携帯戦記カプセルギア アイランドウォーズ エピソード3
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「これは……霧を使うギア、か……」
仙藤 蒼
は自らのカプセルギアであるDiablo Azulと共に近頃カプセルギア界で噂されている昏き皇帝ディープスの刺客と相対をしていた。
蒼が彼らとこうして戦うのは初めてではないのだが、どうにも今回の相手は今までと少し毛色が違うようである。
戦闘が開始したと同時に展開された霧。このジャック・ザ・リッパーと呼称されるギアは霧で周囲を隠し、それに紛れて攻撃をするという特性を持っていた。
蒼とDiablo Azul、そして、ジャック・ザ・リッパーを包む白き霧。それは嘗てロンドンを霧の都と呼ばせたものと同じように視界を眩ませる。
もっとも嘗てのロンドンの都に溢れていたのは実際には霧ではなくスモッグだったのだが。
物音一つしない白き空間。視覚を遮られた事で、蒼の他の感覚は逆に研ぎ澄まされていく。緩やかに流れる空気でさえ感じれる程の緊張感。
そして、それはまるで静寂の夜を切り裂く月光のように唐突だった。
「っ!?」
一瞬の攻撃。その瞬間まで全く気付く事のない正しくサイレントキリング。
研ぎ澄まされた蒼の感覚ですらそれを捉える事は出来ず、辛うじて回避が出来たのは第六感も言うべきものに助けられた結果だった。
(これほど濃い霧の中で正確に狙ってくるとは……。なるほど、霧を使うのは伊達ではないと言う事ね)
霧をこうして出してくる以上はこの状況こそがジャック・ザ・リッパーにとって有利な状況だという事になる。
それは最初から解っていた事だが、ジャック・ザ・リッパーの霧の中における性能は蒼の想定を超えるものだった。
(だけど、Diablo Azulなら手がないわけじゃないっ)
Diablo Azulというカプセルギアの本領は射撃能力にある。それは両アームに備え付けられた240mm中距離用無反動キャノン砲からも解るだろう。
そして、射撃戦となれば射撃装備と同じくらい重要な装備としてレーダーが必要になってくる。
カプセルギアでは相手の姿が見えないくらいに距離を取るなんて事はないが、普通の人間では有り得ないような速度で動いたりするギアというのは存在する。
そういったギアに命中させる為の偏差射撃を行う為にレーダーが重要になってくるのだ。
それ故に、Diablo Azulもまた高性能なレーダーをヘッド部分に装備しており、更に今回は霧を使う相手という事で普段よりもレーダーを強化していたりする。
(索敵開始。――よし、出た)
まずは、容易に近づかれない為に240mm中距離用無反動キャノン砲を用いて牽制射撃を開始。ここで重要なのは、ジャック・ザ・リッパーがいない場所にも撃つ事だ。
こうする事で、まだ蒼とDiablo Azulはジャック・ザ・リッパーの位置そのものは把握していないと思わせる事が出来るのだ。
(周囲の地形はこうなってるわけだから……。よし、向こうに動こう)
相手の位置は把握できているとは言え、機動力という点で言えば残念ながらDiablo Azulとジャック・ザ・リッパーを比べた場合向こうの方が上であり、それは接近戦の適正においても同じだ。
位置を理解しているとはいえ、同じ場所にいては一方的に攻撃される可能性もあるので蒼は動きながらチャンスを待つにしたようだ。
だが、ジャック・ザ・リッパーはやはりDiablo Azulを動きを把握できるようで、それでも尚的確に攻撃しては離脱をするという事を繰り返す。
致命傷こそ避けてはいるものの、ダメージが蓄積していくが蒼自身は冷静を保っている。
(よし、大丈夫。段々ジャック・ザ・リッパーの動きは読めて来た)
数々のゲームを制して来た経験則を持って、相手のパターンを読む。それは蒼だからこそ出来る事でもあった。
「今っ!」
蒼の合図の声と共にDiablo Azulの240mm中距離用無反動キャノン砲が火を吹く。
それは蒼が読んだジャック・ザ・リッパーの僅か先の未来へと向けて放たれ殺到する。
『何っ!?』
霧の中に響くジャック・ザ・リッパーの驚愕の声。
けして射撃の全てが命中したわけではない。だが、正確な偏差射撃は小さくないダメージを与えると共にジャック・ザ・リッパーの動きを止める事に成功している。
そして、それこそが蒼の本命の狙いだ。
「いって!」
『しまっ――』
一瞬の迷いもなく霧の中を猛スピードで進むDiablo Azul。その手にはいつの間にか装備していたレーザーソードが握られていた。
スピードの勢いのままに青白い光が閃く。
「終わりよ」
『クッ、クックックッ』
胴体を真っ二つにされたジャック・ザ・リッパー。だと言うのに、何故か突然笑い声を上げ始める。
『無駄な事を。全ては無駄な事だ。お前達は自身で産み出した昏き力によってカプセルギアを失う運命にあると言うのに』
「……何ですって?」
そんな言葉を発したジャック・ザ・リッパーに蒼は問いかけようとするも次の瞬間、彼の身体を昏い炎が包んだ為に問いかける事は出来なかった。
「……私達が産み出した?」
一人残った蒼の呟きは風の流れに消え去っていく。
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担当ゲームマスター
昂祈
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携帯戦記カプセルギア アイランドウォーズ エピソード2
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
ゲーム
定員
15人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年02月12日
参加申し込みの期限
2019年02月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年02月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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