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携帯戦記カプセルギア アイランドウォーズ エピソード3
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「でたな! えーっと……マントマン!」
『誰がマントマンだ! ジャック・ザ・リッパーだ、この野郎!』
「あー、そうそう、それ! 兎に角、ギアスタンバイ、いくぜスターライトナイト!」
現れたカプセルギアを指差して相手の名を叫ぶ
源 竜世
。だが、どうやらちゃんと覚えていなかったようで出てきたのは出鱈目な名前であった。
ジャック・ザ・リッパーがそれを大声で訂正するという、何とも締まらない状況になったものの竜世が自らのカプセルギアを出した事でその空気も払拭される、いや、される筈だった。
『ふん! 貴様みたいな名前を間違えるような奴にこの俺が負ける筈もない!』
「細かい事気にするなよ!」
『細かくはないわ!』
どうやら思いの外ジャック・ザ・リッパーは気にしていたようである。
「む……。これが例のきりか」
気を取り直したジャック・ザ・リッパーが自らの力によって霧を生み出し、周囲を白い世界へと染め上げて行く。
「うお。本当に全然見えなくなるなぁ……。って、スターライトナイト!」
硬い物と硬い物がぶつかり合うような音。それはジャック・ザ・リッパーがスターライトナイトへと攻撃を命中させた音だ。
一発一発は大きなダメージとならないが、問題は手数の多さにある。僅かな間で何度も攻撃をされればそれは何れ致命的なダメージとなる。
しかも、相手はこの深い霧の中でも自由に動く事が可能な上に高い機動力を持っている。だが、それでも相手に攻撃を命中させる事自体は不可能ではないと竜世は考えていた。
「……来た、ここだっ!」
『ぐっ!』
再びのジャック・ザ・リッパーの攻撃。その一撃目がヒットした瞬間にいるであろう空間をスターライトナイトのドラゴンクローが薙ぎ払う。
間違いない手応え。確かにジャック・ザ・リッパーへと竜世の狙い通りに当てる事が出来たようだ。
だが、狙い通りにいったと同時に計算外の事もあった。
(情報通りに一発一発は確かに大きくない。だけど、攻撃の手数は思ってたよりもあるな……。この調子で毎回攻撃くらってたんじゃスターライトナイトがぼろぼろになっちまう)
どうする、何か良い手はないか? と考えながらスターライトナイトと共に竜世は比較的霧の薄いように感じられる場所へと交戦しながら移動していく。
すると、不意にドンと背中に誰かとぶつかったかのような衝撃が感じられた。
「…ってぇ! 敵か!?」
「竜世、お前っ!」
しかし、そんな竜世の言葉に返って来た声は竜世が良く知っているものであった。
「何だこのギアは……? ギアが喋るだと? 音声装置でも付いているのか? それになぜギアマスターが見あたらないんだ……。もしかして遠隔操作が可能なのか?」
不意に現れた謎のカプセルギアの登場に
タイラ・トラントゥール
は困惑を隠せずにいた。
噂のギアを破壊するギアをこうして見るのは初めてであるタイラが戸惑うのも無理はないかもしれない。
「良く解らないが、とりあえず応戦をするか。バルティーグル! 潜伏しろ!」
タイラのカプセルギア、バルティーグルがその指示に従い動き出す。
バルティーグルは敵の隙を伺う撹乱潜伏系であり、つまりはジャック・ザ・リッパーに近いギアという事になるのだがジャック・ザ・リッパーと違う霧の中で動く事が出来るようなセンサー類のようなものは備え付けていない。
(まずは周りの空間に落とし穴で罠を張り様子を伺うか……)
深い霧を生み出したという事は相手は恐らく霧の中でもこちらを探知できる何かを有しているのだろうとタイラは考えていた。
だが、問題はそれが一体どのようなものかという事になる。それ次第ではバルティーグルのステルス能力さえ意味を成さない可能性があるのだ。
(このままでは相手が一方的な有利だな。一度この霧から離脱する必要があるか……?)
バルティーグルの能力を警戒してか、それとも罠を張った事を察したのか未だ攻撃をして来ないジャック・ザ・リッパー。
この間に一旦霧の外へと出れないか試してみるかと少しずつ移動していたところで、誰かにぶつかる。
「…ってぇ! 敵か!?」
「竜世、お前っ!」
一体、何かと思えばそれはタイラが良く知る友人であった。
「なんだタイラじゃん! って、そっちもきりってことはタイラの方もでたのかマントマン」
「マントマン……? いや、確かジャック・ザ・リッパーと名乗ってなかったか? まぁ、それは兎も角、そっちも同じ状況だと言う事は解った」
偶然も偶然に出会った竜世とタイラ。二人はすぐさまに友人が自らと同じ状況である事を把握する。
「このきりがめんどうでどうにもならねえ」
「あぁ。どうにかしてこの霧を吹き飛ばせれば良いんだが……」
「ん? 吹き飛ばす? ……そうだタイラ! アレやろうアレ! ほら前にいっしょにやった火と風でぶわってなるやつ!」
「火と風でぶわってなるやつ? ……まさかファイアーボルト……か?」
「そうそれ!」
「なぜお前もそれを!?」
霧をどうにかできないかと言う話から思いもよらぬ方向へと進む二人の会話。
どうにもタイラは夢と思い込んでいる出来事の事であるようなのだが、肝心のファイアーボルトに関しては却下をするタイラ。
「あの技は駆け抜ける必要がある。今の状況では凪ぎ払うより蹴散らす方が安全だろう。スターライトナイトは上空から、バルティーグルは地上で高速旋回し上下から二つの竜巻を合わせこの霧を吹き飛ばす。これでどうだ?」
「わかった、それでいこう! スターライトナイト!」
タイラへと元気良く返事をした竜世はその勢いのままスターライトナイトへと指示を出す。
動き出したスターライトナイトを見て、タイラもまたバルティーグルを動かし始める。
スターライトナイトが炎を赤く巻き上げながら勢い良く上下にぐるぐると旋回をし、地上ではバルティーグルが疾風の如き速さで同じように旋回を始める。
『何、竜巻だとっ!?』
重なるジャック・ザ・リッパーの驚愕の声。
それが辺りに響く頃には全てを閉ざす霧は吹き散らされていた。とは言え、霧は常にジャック・ザ・リッパーが生み出し続けている。つまり、吹き散らされたとしてもそれは僅かな間だけの事。
だが、竜世とタイラにとってはその僅かな間こそが欲しかった時間だった。
「見つけた! いっけー! スターライトナイト、ドラゴンテール!」
「もう逃げ場はないぞ、ジャック・ザ・リッパー!」
『そんな、馬鹿なっ!?』
スターライトナイトが炎を纏ったまま全スピードを乗せて尻尾を叩きつければ、バルティーグルは落とし穴で相手の態勢を崩し剛爪で切り裂いた。
正しくそれは一瞬の事。だが、その一瞬で勝負は決したのだった。
「ジャック・ザ・リッパ―。お前なんでこんなことするんだよ? お前らみんな兄弟なのか?」
「複数体が同時に統一した動きをするには必ず司令塔が居るはずだ。お前達を統率し動かしているのは一体誰だ?」
ボロボロになったジャック・ザ・リッパーへと問いかける竜世とタイラ。
それに対してジャック・ザ・リッパーは笑って答えを返す。
『兄弟と言えばまぁ、近いものかもしれんな。ミノタウロスもガーゴイルも俺もあの方の力によって生み出されたのだから。何故、こんな事をするか、か。カプセルギアを破壊する事こそが我等の存在意義だからだ』
『ジャック・ザ・リッパーという存在の意識はあくまでも一つなのだよ。それ故に統率し動かしている存在はいない。創り出したのは我等が皇帝だがな』
『我等の事を知りたくば、戦い続けるが良い。その先に、お前らが求める答えはあるだろう』
その言葉を最後に、ジャック・ザ・リッパーの身体は昏い緑の炎の中へと消え去った。
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昂祈
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
ゲーム
定員
15人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年02月12日
参加申し込みの期限
2019年02月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年02月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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