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\ オーバータイム!/
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寝子島高校
温泉迷宮から脱出せよ!
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●その一方、二人でしっとり楽しんでいた人もいました
「疲れた……。どっか遠くの温泉にでも行きてー」
初瀬川 理緒
は、そう言って、ベッドの上に仰向けに転がった。
誰もが楽しむ夏休みなのに、学校に通っていた時間はすべて、グラドルとしての活動や、受験勉強で埋まっている。自由な時間など、まるでないのだ。
今が正念場と言い聞かせて頑張っているけれど、たまには恋人とゆっくりいちゃいちゃ過ごしたい。
――と。
「えっ……?」
理緒は目を見開いた。つい数秒前まで自室で愚痴っていたはずなのに、突然、目の前の風景が変わったのだ。
今目に映るのは、ほこほこ温かそうな温泉の数々。
しかも。
「理緒ちゃん、どこにいるの?」
どこからか、
佐和崎 紗月
の声が聞こえてくるではないか。
(紗月も、ここにいるんだ)
だったら、探さなくては。
理緒は、バスタオルをまとっただけの姿で、温泉を歩き始めた。
一方、紗月は、突然連れてこられた場に、呆然と立ち尽くしていた。
さっきまでは自室で宿題をしていたのに、バスタオル一枚で、見知らぬ温泉にいるなんて、どういうことだろう。
いや、それは不思議案件として突っ込まないでおくとしても、先ほど見た人影……。
あれは、理緒ではなかったか。
「理緒ちゃん、どこにいるの?」
知らない場所で、一人残される不安に、胸がきゅっと縮まる想い。
紗月は理緒を探し、一歩を踏み出そうとした――ところで。
背後から伸びてきた手のひらが、紗月の目を覆い隠した。
「きゃあああっ!」
誰? と何故? と、怖い! がミックスされて、身体に一気に、緊張が走る。
心臓はバクバク、背筋に冷たい汗が流れ落ちた。
しかし、その耳に、聞き慣れた声が滑り込んでくる。
「紗月、あたしだよ」
「理緒、ちゃん……?」
目元から、手のひらが離れていくのを待って、振り返る。
するとそこには、申し訳なさそうに眉根を下げた理緒が立っていた。
「理緒ちゃん……悪ふざけはよしてよ!」
怖かったぶん、紗月はきつい口調で言い放つ。
「ごめん、紗月」
理緒は、温泉の湿度と熱さ、そして怒りに頬を紅潮させた紗月を、優しく抱き寄せた。
驚かせてしまったのは申し訳ない、とは思っているけれど。
「うれしいな。やっと会えたよ」
鼻と鼻が触れあう距離で見つめて呟けば、紗月はこくりと頷き、はにかんだ。
「……そうね、やっと会えた……」
「神魂の仕業でね」
「ふふ、やっかいなものだけど、今回はいいことをしてくれたかも」
神魂が関わっているのなら、焦って出口を探しても無駄だろう。
「それなら温泉を満喫しちゃえっ」
理緒は紗月の手をぎゅっと握って、温泉奥へと歩いていった。
最初ただ重ねて合わせていた手は、そのうちに指が絡まっていく。
それに気づいて相手を見つめたのは、理緒と紗月の、どちらが先だったか。
ふふふと唇をほころばせ、並んで入ったのは普通の温泉だ。
「こんなにゆったりした気持ちになったの、久しぶり」
胸のあたりまで湯につかり、理緒はほうっと息を吐いた。その肩に、紗月がこてりと頭をのせる。
「どうしたの、紗月」
「なんとなく、こうしたいなって思ったの」
紗月は水中で、理緒の手をそっと握った。すらりと伸びた綺麗な指が、また、紗月の指の間に入ってくる。
そんなことが、当たり前にできる距離にいることが、嬉しい。
それから二人は、流れるお風呂で泳いだり、水風呂で涼んだりしつつ、多くの温泉を回っていった。
そしてたどり着いたチョコ風呂では。
「理緒ちゃん、駄目、駄目よ……」
「あたしは、チョコを食べているだけよ?」
紗月の身体に飛んだ甘い飛沫に、理緒が唇を寄せた。
最初は柔らかな頬にキス。
それから滑らかな首筋をちろりと舐めて。
ふっくら丸い胸にも、舌を這わせる。
「あんっ、そんなことしたら……」
「……したら?」
もぞりと腰が揺れたことを隠し、紗月は、理緒の唇を、チョコのついた指でそっとなぞった。
茶色の合間のピンクが、艶々と艶めかしく光る。
「ふふ、ストロベリーチョコみたい……」
「食べたくなっちゃった?」
誘うように微笑む理緒に微笑を返し、紗月はゆっくり、理緒の唇にキスをした。
甘いチョコレートが、二人の間で、とろりとろりと溶けていく。
それをどちらともなく舐めとって、また唇に、塗りつけて。
「チョコレート、食べ過ぎちゃうわね……」
理緒の呟きに、紗月は無言のまま。
だがその身体は、理緒から離れることはなかった。
チョコを間欠泉で洗い流し、二人は、薔薇風呂へ向かった。
小さな花弁が、先ほどのチョコ風呂で、肌に刻み刻まれた赤い印を覆い隠し、二人の白肌をあでやかに飾る。
「やっぱり、綺麗ね……理緒ちゃんは。こういうのがよく似合うわ」
「紗月だって綺麗だよ。……さっきのマークが隠れちゃうのは、もったいないけどね」
二人は頬を赤く染め、くすくす笑いながら、薔薇の湯を堪能した。
その後も数々の温泉を巡り、最後はまた、最初の温泉へ。
「温泉も楽しめたし、紗月を堪能できたし、今日は大満足だわ」
理緒は、温泉の淵に頭を置いて、天井へと昇っていく湯気を見上げた。
その横で、紗月は愛おしそうに、理緒を見つめている。
――と。
その視線に気づいた理緒が、湯船から、ゆらりと腕を持ち上げた。
「ねえ、来て……」
その甘えた声と、美しい手に誘われ、紗月は理緒の太腿の上に腰をおろした。
そのまま背を曲げれば、愛し人から、温かなキス。
もうそこにチョコレートはないけれど。
「――甘い」
湯でしっとりと柔らかくなった恋人の身体を、二人はタイムリミットまで、優しく抱きしめていた。
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あとがき
担当マスター:
瀬田一稀
ファンレターはマスターページから!
こんにちは、瀬田です。
この度は、不思議な温泉シナリオにご参加くださり、ありがとうございました。
温泉で頭も身体もほかほかふわふわになっていただけたら幸いです。
ええ、お色気たっぷりなので、瀬田は楽しませていただきました。
みなさんもそうでありますように。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬田一稀
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
お色気
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年02月06日
参加申し込みの期限
2019年02月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年02月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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