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【星幽塔】第一階層 マダムSの危険な館
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●尖塔から
すこし時間を巻き戻そう。
昼ごろ修と別れ、尖塔から館に忍び込んだ
御剣 刀
は、尖った頂上部の部屋で残念なものを見つけていた。
「これは……人間の骨だ。しかも、四、五人分はある」
頂上部の部屋は殺風景で、窓にはガラスも格子も嵌っておらず、鳥が出入りし放題となっていた。
マダムは攫った若い男をたちを殺した後、死骸を鳥に始末させていたのだろう。
「ごめん……もう少しここで待っていてくれ。必ずマダムの悪事を暴いて、ちゃんと埋葬するから……」
刀は両手を合わせて祈ると、館の中へと潜入する。
骨の数は四、五人分。攫われたのは十人以上というから、まだ生きている人もいるはずだ。
行方不明の人たちを探し、館の中を<加速>して見て回る。
すると塔の最下層に普通じゃない雰囲気の穴を見つけた。
穴は重い鉄の蓋で封じられており、鍵が掛かっていてあかない。
穴の周囲は黒ずんでいる。
「この黒ずみ……血、だよな。これは現場を押さえて問い詰めた方が早そうだ」
こうして刀は、マダムの寝室の天井裏に忍び込み、身を潜めて時を待った。
◇
そして、目撃したのである。
冬華がマダムに鞭打たれる現場を。
「きゃんっ!」
子犬みたいな悲鳴だった。はじめこそ目的については口を閉ざしていた冬華だが、縛り上げられ、鞭で打たれるうち、声が甘ったるくなってきていた。
(喜んでいる……気がする。ええと……人の趣味はそれぞれだよな)
刀が潜む天井の隙間からは、冬華やマダムの胸の谷間がはっきりと見えた。正直、目のやり場に困る。
「そろそろ白状した方がよくてよ?」
マダムが、白いタンクトップからはみ出そうな胸の谷間に、蝋をぽたり、ぽたりと垂らすと、冬華の雪のような肌は蝋の熱さで赤味を増した。
「あ、あんっ」
思いがけず快感を感じ声が漏れる。
冬華は羞恥で頬を染め、涙目になった。
「あ、やめて……ください。依頼で……消えた若者達の行方を探りに……あんっ」
「そう。今日は来客が多いと思った」
マダムは流し目で楓子を見る。しかし楓子は全く動じなかった。
「楓子は、依頼はおいといて貴女と仲良くなりたいと思っている」
悪びれもせず、堂々と言い切ったのが良かったようだ。
楓子はすっかりマダムのお気に召したようで、「ふふ」と髪を撫でられる。
「わたくしたち仲間になれそうね。貴女にだけ、わたくしの若返りの秘密を教えてあげても良くってよ」
「それはぜひお伺いしたい。やはり美男子の喘ぎ声かな?」
マダムは楓子の耳元に唇を寄せて囁いた。
「それは心を若返らせてくれるけれど、その血こそ、わたくしの肉体を若返らせてくれるの」
「血を飲むのか?」
「そうよ。それに浴びるの。全身にね」
「楓子は、血にはあまり興味がないな」
「人間はそうかもしれないわね。でもわたくしにとっては、人の血は最高のご馳走なのよ」
「ふむ。しかしこの部屋は、血の匂いはあまりしないな」
「そういうことは地下の浴室でするの。あそこならいくら汚れてもすぐに洗えるから」
そう言って、マダムは、まだ四つん這いのままの武道にひとつ鞭をくれる。
「そろそろこの椅子にも飽きたわ。――
地下室へ
」
床に横たわりつつも囁き声を聞いていた修と、地下室宣告を受けた武道の目が合った。
『人間はそうかもしれない』――ということは、マダムは人間ではないということか。
しかも、地下に浴室があり、そこでさらに残虐なことが行われている――?
(レオン君は無事だろうか……)
武道は考える。
(まだ大丈夫なはずだ。マダムは俺をいたぶるのに夢中で、長時間この寝室を離れてはいない)
修も考える。
(志波先輩なら、自分のことは自分でなんとかするはず)
天井を見上げる。そこに刀が潜んでいることに気付いていたのだ。
(まだだ)
目でそう訴える。
マダムが人間でないとするなら、用心しなければならない。
もうすぐ仲間が来るはずだ。それを待って一気に制圧した方がいい。
老執事が武道を肩に担ぎあげた。
アケーチは楓子の椅子状態のまま、出ていこうとする老執事に話しかけた。
「貴方は、マダムの何なんですか?」
うっすらと笑みを浮かべ、魅了されているふりを続けて。
老執事は無表情に振り返る。
アケーチは甘ったるく質問を重ねた。
「何故、彼女の元で働いているのですか?
貴方もこういう仕打ちを受けているのですか?
彼女は貴方にこんなご褒美をくれるのですか?
欲しいと思わないのですか?」
老執事のこめかみが『欲しい』という言葉に反応してぴくりと動く。
アケーチの瞳がきらりと煌めいた。
「ねだってみてはいかがでしょう? 貴方もクセになり、より忠誠を誓えるかもしれませんよ……あう!」
マダムの手が、ぴしゃりとアケーチの尻を叩く。
「おしゃべりな椅子ね。ほら、大好きな蝋よ?」
アケーチ自慢の美しい形の尻が露わにされ、そこに蝋が垂らされる。
「あぁっ……! 素晴らしい……っ!」
アケーチは本気で悦び、喘いだ。ドアを閉じかけた老執事の咽喉が、ごくりと鳴った。
いたぶられたいが、自らの欲望に耐え、寡黙に仕え続けるプレイ。
そんな二人の関係図が、アケーチの脳裏に描かれる。
(ふふ……私のことが羨ましいようですね)
見せつけるように、廊下まで聞こえるように、アケーチはあえて喘ぐ。
「ああんっ、もっと! お願いします……!」
楓子は歓喜に悶えるアケーチに座り続けることができずに、立ち上がった。
「マダムは若い男を沢山飼っているようだな。羨ましい。楓子にも何人かわけてくれないか? お古でも構わないぞ」
「いいわ。その椅子を貴女にあげる。美しいけれど、何をしても悦ぶから、わたくしのような上級者には物足りないのよね。それに見た目より年齢がいってるようだし」
「では貰おう。さて、今日のところは椅子といっしょに帰っても構わないか?」
「ええ。……けれど、また来てね。必ずよ?」
こうして、楓子はアケーチを貰って館を辞した。
彼を助け出したことで、楓子は図らずも夏至まつりでの借りを返したかたちになった。
傷ついた彼に肩を貸し、楓子はすこし申し訳なさそうな顔をする。
「いたぶられたかったか? すまん、依頼でな」
「……ふふ、こういう展開も嬉しいですよ。貴女も私を縛って痛めつけてくださるのですか?」
期待いっぱいのアケーチに、楓子は遠い目をしてなおざりに答える。
「うん? いや、まあ……そのうちな?」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
お色気
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年01月29日
参加申し込みの期限
2019年02月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年02月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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