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ニャンとめでたいワンダフル!
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【Let's アトラクション!】
「射撃って、え、これどうやって引き金引くの?」
軽い軽食でお腹もふくれて。
羽生 碧南
は、興味を引かれた射的屋さんで渡された銃に首を傾げました。
……この引き金って、指入らないんじゃ?
素朴ながらも絶対的な事実が、碧南に引き金を引くのを躊躇わせます。
そんな時、
「あ、それはね。爪で引けばいいんだよ」
隣で銃を構えていた、全身ふかふかの毛で覆われたねこが言いました。
次の瞬間、もふもふの白ねこ──
アリス・ミーティア
の狙っていた星型のキャンディが入った缶は、可愛い音と共に、見事に景品棚から転がり落ちました。
「わっ、凄い」
「うん、この姿でも腕はなまってないみたい」
嬉しそうにキャンディの缶を受け取るアリス。その姿にコツを見いだした碧南は、同じように真似をして景品を狙うこと数回──
「うにゃぁあ~……!
お客さん、もう品物がなくなってしまうにゃあ~。ご勘弁くださいですにゃあ~……!」
音を上げた店主をしていたねこの声に、楽しさからつい無差別に景品ゲットをしてしまっていた二匹は、慌てて既に持ちきれない量になっていた景品の殆どを店主のねこに返したのでした。
「うん、楽しかった。景品少し取り過ぎちゃったけれども、返しちゃえばセーフだよね?」
残った少しの景品を袋に入れてもらったアリスは、うきうき気分で一緒に景品をゲットした碧南と共に、射的屋さんを後にしました。
碧南も、厳選して残した景品の袋を手に持って、その重みに満足感いっぱいです。
「ねえ、茶色いぬさん。これからどこに行くの?」
ふと、何とはなしにアリスが碧南に話し掛けた瞬間──
『うわ~~ん! 死にたくないわ~ん!!』
声が聞こえました。
思わず、アリスと碧南が走り出した先──そこには、高い櫓の上から体にゴム紐を付けて飛び降りるいぬねこ達の姿がありました。
「──あれ? ここバンジージャンプ?
……楽しそうかも……」
「……。いぬねこがそれやって大丈夫なのかな?」
見つめながら、好奇心で泉を思わせる青色の瞳を輝かせるアリスと、いぬとねこが体に紐を括り付けて中空にダイブする光景を、絵面と動物骨格的に不安に感じる碧南が、同時にジャンプの櫓に目を留めます。
ですが、ニ匹とも一歩を踏み出すには、良くも悪くも様々な意味で、何かが足りません。
そんな最中、そこに一匹の白ねこが現れました。
お祭りの端近くにある一角にて。
そこに建てられた高い櫓の上、胴体に『伸び縮みする頑丈なゴム』をくくりつけて、そこには今まさに、空へと身を投げた白ねこ、
夢宮 瑠奈
の姿がありました。
『うひゃあ~~~っ!』
「るなさん、素敵ですワン! ちなみにもっと喜びいっぱいの声だと嬉しいですワン!
それじゃあ7の次だから、次『ていく8』でお願いしますワン!」
「わああーっ」
TV収録もびっくりのいぬねこ達の無茶振りにも、悲鳴は上げても元気に笑顔で応え続けていく、瑠奈のアイドルとしての意志の強さは素晴らしいものでした。
本家のバンジーを乗り切れば、次に待ち受けていたのは、
「逆バンジー?」
「はいですわん。下で体を固定して、上に飛び上がるようになっているですわん」
「うん、それなら任せてっ。
──わっ……! えーいっ!!」
逆バンジーによって、ほぼ問答無用で空へと打ち上げられた瑠奈は、天が一番近くなったところで、その白ねこの小さな両手足を大きく広げて、その全てを受け止める勢いで空に向かってジャンプをしました。
そして、少し毛並みを乱して戻って来た瑠奈を待ち受けていたのは、次の木造台──
「よ、横バンジー……っ?」
「はいですニャ。それはゴムをずっと横に引っ張って離しますニャ。
そして、その次のバンジーより少しだけ低い『紐なしバンジー(ただしねこの方限定)』で、この四大バンジーは制覇ですニャ!」
「紐なしバンジー!?
あたし、ねこだから多分生きていられるよね!? 頑張ってデモやるよ!
──でもバンジー流石に設置しすぎじゃないかな! ブームなの!?」
「あっ、みんな集まって来ましたニャ!」
そんないくら健気の権現のような瑠奈にも、こんなにいぬねこたちのダイナミズムしかないような光景には、流石に心追い詰められる瞬間もあります。
しかし、今までの瑠奈の頑張りを見たいぬねこ達が、少しずつ興味を抱いて遠巻きにその様子を見つめ始めたのです。
「──」
……もう、後には退けません。
それでも、いぬねこ達が楽しんでくれるなら、瑠奈は自分の恐怖なんていくらでも乗り越えられるのです。……そう強く心に思い直しました。
「が、頑張るよ! あたし頑張るよ!!」
少しだけ必死に堪える瞳を潤ませながら。
それでも瑠奈は、横バンジーでは鳥の如く、歓声と共に両手を羽ばたかせ。
恐怖の紐なしバンジーにいたっては、怪我一つ無く下のふかふかマットレスへと着地に成功して──一連のバンジーを血の気を無くして見ていたいぬねこ達から、肉球が真っ赤になるのではないかと思われる程の拍手喝采を受けたのです。
そうして、自分もその度胸を倣おうと、バンジー台には沢山のいぬねこ達が集まってくるようになりました。
「さっきの白ねこさん、凄かったね……!」
目をキラキラさせながらアリスが告げます。
「ピンピンしていたから、いぬねこがやっても大丈夫なのね……」
その感想として、新しい境地を開いたかのように、碧南が呟きました。
頑張りきった瑠奈の姿に、アリスも碧南も拍手を送り、その情熱に後押しされるかのように、いつしか二匹もバンジー台の上で順番待ちをしておりました。
「横バンジーも設置されてるなんて思わなかったかも。私も寝子島のテレビで見ただけなのに」
「これは、いぬねこの皆総出で調べて『独学』で設計開発させましたニャ! 完成度バツグンだニャ!」
しかし、設置係を名乗るねこの言葉には、碧南の不安度が少し下がった瞬間には爆発的に跳ね上がったり。
「楽しそうなものは何でもチャレンジ!
次は横バンジーが待ってるしね……レッツジャンプ!!」
もふもふの体をしっかり固定し、アリスが宙に飛び立ちました。
「! わーすごーい、たのしー」
それは、飛び慣れた空の感覚。今はねこの姿なのに、羽がなくても空に飛んでいるような不思議な気持ちがします。
「次は、私の……ハッ!」
楽しそうに空を飛んだアリスの後。
不安を抱えたまま、ついに自分の番になった碧南の脳裏に浮かんだのは、イマジナリーな乙女ゲー攻略対象ミケーレと『スカイダイビング』をしたイベントでした。
めくるめく、脳内に再生されるスチルに『行こうか?』と楽しそうに語り掛けてくるイケボとくれば、
「いける……!『ミケーレと一緒なら』、いける!
──キャーッ!」
そうして、そこにはかなりの時間が経つまでの間、全力でバンジーを楽しみ続ける二匹の姿がありました──
「噂に聞いた時には、どうやってと思ったものニャが……
独学とか怖ろしい事を言っていたニャが、この構造はよく出来てるニャ。この伸びる紐もよく手に入れたニャね」
そうして、既に長蛇の列が出来て大人気アトラクションとなったバンジー台を、
綾辻 綾花
とねこの王さまが見上げていました。
「王さま。初めてですが、バンジー挑戦してみたいです」
初めての期待を表情に宿した綾花を、ねこの王さまは少し驚いた様子で見て、すぐにそれに納得します。
「そうニャね。それニャら吾輩はここで──」
「……王さまの飛ぶ姿も見てみたいです」
「──。
……紐なしバンジー以外なら、ニャ」
先手を打たれたねこの王さまは、文字通りに狭いねこの額に手を当てて、観念した様子で言いました。
「凄かったですね……! 下に沢山ねこさんといぬさんたちがいて、ドキドキよりも癒やされてしまいました……!」
「……驚いた。こんな絶叫マシーンを民達が自ら望んで作ったとは……」
衝撃のあまり、しばしの間語尾から完全にニャが抜けたねこの王さまと綾花が、バンジーの感想を伝え合いながら屋台道を歩きます。
「あ、王さま! 輪投げがあります。挑戦していきませんか?」
「これならお土産もゲットできそうニャね。さっそくやっていくニャ」
店員の案内に沿って、手元にある輪を見ると、緑の猫じゃらしを器用に繋げた可愛らしいものから、プラスチック製の『メイドイン寝子島』の物まで数多く並んでいました。
「見慣れたものも多いですね。もしかして、寝子島から?」
「そのようニャね。その辺りはもう気にする身分でもニャいが、一応こちらも気に留めておくニャ」
それから、しばらく綾花が猫じゃらしの輪っかを投げますが──あと一歩のところで、ふわりと逸れてしまって上手くいきません。
「アヤカ、どれを狙っているニャ?」
「あの、奥からニ番目のネックレスなのですが……」
そこには、輪を掛ける棒に掛けられた肉球とハートチャームのついた革製のネックレスでした。
「良い細工ニャ。器用な作り手がいるものニャね。
見た限り、少しコツがいると見たニャ。これで取るなら──」
そう言いながら、ねこの王さまはその輪っかを、ふわりとかぶせるように高めの地点から投げました。
すると、輪っかはペンダントの輪投げ棒に見事に収まったのです。
「欲しかったのは、これで合っているかニャ?」
屋台を出ると、ねこの王さまが綾花にそっとペンダントを差し出しました。
「……はい!」
綾花はそのねこの手から受け取ったネックレスを、その記念に大切に持つことにしたのです。
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3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
動物・自然
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年12月30日
参加申し込みの期限
2019年01月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年01月06日 11時00分
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