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らっかみ!新春☆初夢宝船フェア! ~茄子編~
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●SとMの物語(
アケーチ・タッマーキ
)
地下に続く細い階段。まるで母の胎内に戻っていくかのような長い階段。その行き止まりに重厚な黒檀のドアがある。その金ぴかなドアノブを掴み一度押せば。
「「「いらっしゃいませ!」」」
元気な声と煌びやかなシャンデリア。待ち受けるのは物腰も優雅な男達。そう、ここは世のお嬢様方をおもてなしする高級ホストクラブ。―――私、
アケーチ・タッマーキ
のお仕事場である。
ここに勤め始めて1年になる。初めは右も左も分からなかった私だが、指名No1の先輩の下、ひたすらに働き学んだ。
誰もが認める実力の人だった。お伽話の王子様のような甘いマスクと、それを裏切るオラオラ営業。そのギャップがお嬢様方の心を掴んでいた。
しかし、私にはどうしてもそのスタイルが合わなかった。私は外の世界で疲れたお嬢様方を癒やして差し上げたかったのだ。どうしてだろう。彼の接客にときめき、憧れてこの業界に入ったはずなのに。
私達は袂を分かつ事となった。私のスタイルが気に入らなかったのか、先輩には何度も妨害を受けたが私は信念を曲げなかった。私のお仕事は目の前のお嬢様を癒やしてあげる事なのだから。そうして日々を積み重ね、たくさんの優しいお嬢様方とお会いするうち―――私はいつの間にか店のトップに躍り出ていた。
その発表があった日の事を私は忘れない。店長が私の名前を呼んだ時、先輩の氷のような瞳に宿る燃える憎しみが、激しく私に向けられたのを私はぞくぞくしながら感じていた。……嗚呼、ようやく先輩が私を見てくれたのだ。
ある日の事。私は1人のお嬢様がくださったプレゼントをしげしげと眺めていた。それは首飾りだった。上質なレザーに大きなダイヤモンドが幾つも埋め込まれている高級な物だ。こういう首にフィットする飾りを見ていると、私はぞくりとしてしまう。どうしても首輪を連想してしまうのだ。すると背後から手が伸び、首飾りがすっと取られる。そしてかちゃりと私の首に巻き付いた。
私は驚いて首輪をしたまま振り向いた。そこにあるのは氷の瞳。
「せ、先輩……!」
そして幕が開いた。
「ふん、お似合いだな。犬のようじゃないか」
浴びせられる汚い言葉。首輪にはいつの間にか白いリボンがまかれている。ぐいぐいと先輩が引っ張るので、私はよろめき床に倒れた。先輩は構わず倒れ伏す私を引っ張り上げる。ぎぎぎと首が絞まり、私は「ああ……!」と興奮に喘いだ。
「せっかく目をかけて育ててやったのに、後ろ足で砂かけやがって。犬畜生が」
先輩の力は緩まず、私は言葉を紡がなくてはいけないのに苦しさから来る快感に喘ぐ事しか出来ない。その様子に初めて気が付いたのだろう、先輩は一瞬手を止めると、爆笑した。
「何と! 当代きっての売れっ子ホストがマゾだったとはな! これは驚いた」
そして愉快そうに瞳を細め、私の耳元に囁いた。
「だったら俺と仲良く出来るじゃねぇか……俺はゴリゴリのSでね。お前で遊んでやるよ、一生な」
「い、一生……?」
私は狂いそうになる悦びを持って彼を見た。彼の瞳には、首輪に繋がれた哀れなおもちゃが映っている。この惨めで幸せな生き物を残忍に見下ろしながら、彼は舌なめずりして言った。
「そうだよ、一生さ。この首輪がエンゲージリングだ。さあ、誓え。一生俺の物……俺の慰み者になるとな!」
「あ……あ……あ」
私は歓喜の余り言葉が出ない。そうなのだ。私は出会った時から先輩にこうされたかったのだ。
「は……はい! 私は一生……貴方の物です!」
突然パッとスポットライトが明るく照らされる。そして店中の明かりが点き、私達は小さなステージの上でたくさんのお嬢様方から拍手喝采を受けた。
そう、これはお芝居だったのだ。店のNo1とNo2による愛憎劇。終わらない拍手の中、私達はまた1度お辞儀をする。するとクン、と首輪についた紐が引っ張られた。
横を見れば先輩の冷たい瞳が愉悦を含みながら私を見据えている。……もう先輩は気付いていたのだ。途中から私が本気で感じていた事を。
すると先輩がすっと私の耳元で小さく囁いた。
「今日の衣装がピッタリしたスーツじゃなくて良かったな……そのだらしない下半身も躾けてやるから、覚悟しろよ」
私は赤くなって少しでもズボンを隠そうとジャケットを伸ばす。
―――嗚呼、ようやく私は貴方を手に入れた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年01月03日
参加申し込みの期限
2019年01月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年01月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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