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らっかみ!新春☆初夢宝船フェア! ~茄子編~
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●アラビア~ン!! な2人の物語(
メリィ・ランページ
&
リリエル・エーテライト
)
昔々、そのまた昔。時間が1000と1巻き戻ったくらいの遙か昔、西の世界に広大な国がありました。
その国の王様はある出来事のせいで大変な女嫌いとなり、毎夜生娘を城に呼び出しては夜伽をさせ、翌朝に首を撥ねるという恐ろしい事を繰り返しておりました。
この悪行に大臣達は頭を悩ませておりました。そして、大臣達に頼まれた森に住む1人の娘と、酒場で働くその友人が王様の夜伽に向かう事になったのです。
「今夜も呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン! メリィなのだー!」
「王様、ご機嫌いかがですか? リリエルです☆」
豪奢で馬鹿でかいベッドに尊大に寝そべる王様の前で、元気よく挨拶をするのは、
メリィ・ランページ
と
リリエル・エーテライト
です。
2人は今夜もとても可愛らしい格好でした。メリィの方は首に金の布を巻き、金糸の縁取りがついた申し訳程度の黒のブラトップでつるぺたな胸を覆っています。下はボリュームのある黒のハーレムパンツ。その上にジャラリと付けられた金のアクセサリが鮮やかに映え、お尻から元気に弧を描く虎の尻尾もアクセサリーの1つのように見えます。小さい肩を白い布で覆い、頭にも同色のターバン。そこにある大きな朱色の羽根飾りが、彼女の波打つ豊かな黒髪をより一層引き立てていました。
隣のリリエルはとても女の子らしい姿です。薄い透けるような優しいピンクのチョリが、首から平らな胸まで覆っています。腰から下は、同色の膨らみを押さえたハーレムパンツ。金の腰ベルトと共に、彼女のまだ未発達ながらも美しいヒップラインを魅惑的に引き立てています。その細い両手首には大きなシフォンベールを纏い、輝く金髪の上には繊細なヘッドドレス。同じ意匠の飾りは彼女の背中に生える見事な白い翼にも華やかさを添えていました。
元々王様の悪行を止めて欲しいと大臣達に頼まれたのは虎の獣人メリィです。娘達が次々に殺されているのは知っていましたから、何とか自分が止めなくてはと二つ返事で引き受けました(特に策はありませんでした。ダメなら王様を引っ掻いてしまえばいいと思っていたのです)。驚いたのは親友リリエルです。メリィを心配した彼女は、自分も付き添うと申し出ました。
メリィとリリエルと大臣達は話し合い、王様の前で毎夜冒険話を披露する事にしました。そういう意味では彼女達はうってつけでした。メリィは快活で自由気まま。そして腕っ節もなかなかときたら、ドキドキの話は尽きません。そしてリリエルはと言えば、毎夜冒険者達で賑わう酒場で調理のお手伝いをしています。氷の国の女王の話から地底の国の魔物の話まで、生来の好奇心も手伝って彼女は冒険者達からたくさんの話を聞いていました。
この作戦は大変うまくいきました。メリィとリリエルが交互に話す冒険話。王様は続きが聞きたくて彼女達を生かし続けました。
……ところが。
「さあ、今夜こそは新しい冒険の話を聞かせてくれるのだろうな。昨夜のそなた達の踊りも見事であったが、やはり余は冒険の話が聞きたい」
わくわくとした顔でベッドから起き上がった王様を見て、メリィとリリエルは顔を見合わせました。その顔にはこう書いてありました。
『……困った!』
そうなのです。いくら冒険に触れる機会があるとはいえ、やはり彼女達はまだ10代半ば。何ヶ月も王様に話を続けていくうちに、ネタが切れてしまったのです。昨夜は2人でベリーダンスを披露し、何とか王様に満足してもらったのですが。
(やっぱりこれは……)
(やるしかないですね!)
琥珀色と空色の瞳に強い決意が溢れます。2人はうんと頷くと、行動を開始しました。
「王様、その前に今夜はあたしの踊りを見て欲しいですー!」
メリィはぴょんと王様の前に躍り出ました。そして用意してあった模造剣を掴むと、黒髪をふわりとなびかせながら勇壮に踊り出しました。
メリィの運動神経は並外れています。大剣をくるくると投げだし自身もその間に宙返り。ピタリと落ちてきた剣を掴み綺麗に構えれば、王様の瞳は楽しそうに輝き始めます。
(……メリィちゃん頑張って!)
その様子を見ながらリリエルは胸にきゅっと手を当て、神様に祈ります。そして踵を返すと桃色のシフォンベールを靡かせながら王様の寝室を出ていきました。
どれくらいメリィが踊っていたでしょうか。彼女の額に汗が滲み出す頃、どこからともなくとてもいい匂いがし始めました。
「……ん、何だこの匂いは?」
初めて嗅ぐ匂いなのでしょう、王様が鼻を興味深そうにひくつかせます。するとバン! と扉が開き、リリエルが大きな盆を持って元気に入ってきました。
「さあ、王様食べてみて下さい! 酒場でも大人気のリリエルスペシャルですよ!」
突然の事に王様は目をぱちくり。踊りをやめたメリィがぽーんと剣を放り出しながら叫びました。
「やったー! ご飯だーーー!!」
リリエルが作ってきた『リリエルスペシャル』は、いたく王様のお気に召しました。
「これは何という食材か?」
「普通の鶏肉ですよー。スパイスをまぶしてたくさんのお野菜と一緒に蒸したんです」
「うーん、やっぱりリリエルのお料理は美味しーい! ほら、温かいうちに王様もいっぱい食べなよ。でないとあたしが全部食べちゃうよ」
「ま、待て! 余も食う!」
これを境に、3人の夜の過ごし方が変わりました。王様がメリィの踊りを見たり、2人でゲームをしたりしてる間にリリエルが温かい料理を作り、3人一緒に食卓を囲みます。これはリリエルの信条からでした。
「―――温かくて美味しいご飯と楽しい会話。これでニコニコにならない人はいません!」
そして王様の顔はどんどん柔和になり……国に平和が訪れました。
「なあ、2人とも。余の后になる気はないか? 3人で楽しく暮らそうではないか」
ある日の事。2人は宮殿に召されて王様からそう切り出されました。2人は可愛らしい顔を見合わせます。そしてふふと微笑みました。
「王様、ありがとうございます。でも……」
リリエルの言葉をメリィが引き取りました。
「あたし達、まだまだ冒険がしたいんだー!」
そう言うとメリィはパッと飛び出し、部屋の隅に立てかけてあった古ぼけた絨毯を、床にバサッと広げました。
「待て、その絨毯は……!」
「知ってるよ! 魔法の絨毯でしょ!」
そう言いながらメリィは絨毯に立つとリリエルに手招き。リリエルはメリィの手を取り、王様の方を振り返りました。
「ごめんなさい、王様。ちょっとだけお借りします」
「また帰って来たら一緒にご飯食べよーねー!」
ふわりと浮いた絨毯の上でメリィが軽やかに片手を上げます。手を繋いだ2人を乗せ、絨毯は大きな窓から青空に向かい飛び出しました。
「さあ、冒険の始まりだー!」
「ふふ、楽しみですね!」
メリィとリリエルの元気な声が、美しい空いっぱいに広がりました。
その小さくなる姿を立ち尽くし見送った王様。ぽりぽりと頭を掻くと、楽しそうに微笑みました。
「また帰って来たら、冒険話を聞かせてもらおうか……美味い料理と一緒にな」
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担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年01月03日
参加申し込みの期限
2019年01月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年01月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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