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【終業式】負けられない! 夏休み前哨戦!!
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一方の瑠樹もごみ袋を手にバッタサンマさんを追いかけ、思いっきりジャンプ。そしてごみ袋を上から被せて
「捕まえたーっ!!」
一気に3、4匹捕らえる! そして徐にそっと掴んで
「サンマさん、かっこいいねぇ。和むなぁ~」
とのんびりほんわかボイスで褒めるのだが、その途端バッタサンマさんは満足げな顔でぽひゅっ、と消えるのだ。瑠樹はにぱっ、と笑う。
「んー、褒めたら満足するんだねぇ。よーし、どんどん捕まえちゃうよぉ~」
「俺も負けられねぇな!」
流も瑠樹がやっていた方法を試し、一気に4匹捕まえて「サンマさんカッコイイデスネー」と(棒読みで)褒めれば、音を立てて消える。
「この調子で……消すしかないな」
「どんどん行ってみよう!」
2人はぴょんぴょん跳ねるバッタサンマさんを、ビニール袋で捕まえまくる。その姿は、どうみても……虫取り少年だった。
「あ、褒めると消えちゃった。なるほどねー」
アリスは両手で捕まえたバッタサンマさんが消えるのを確認し、感心していた。そんな彼女だが動き回っていたあの草の親玉っぽいのも捜索している。
「多分だけど、さっき私の傍を通ったけど何も示さなかったから気付いていない可能性もあるわね。私は気配が消えるよう慎重に動いてみようかしら」
遠海が僅かに目を細め、周囲に視線を走らせながら呟く。
アリスは頷きながらも自分はどうしようか……と考えていると丁度ルークと出くわした。ワイシャツの袖をまくったルークは木刀を地面に突き刺し、あたりを警戒しながらも2人に声をかける。
「草の親玉、見かけなかったか?」
「見ていないけど、探していた所よ。アレをどうにかしないと草むしりがはかどらないみたいだし」
「じゃあ、手伝ってくれないか? 勇者候補の俺でもこれはちょっと骨が折れそうでさ」
遠海に助かった、と心から感謝するルークの傍らで、アリスもいたずらっ子の笑みになる。
「そーだよね。1人より2人、2人より3人よ。私、ちょっと思いついちゃった事があるんだ。試したいんだけど、3人で手を組まない?」
アリスの言葉に、ルークと遠海は興味深そうに耳を傾けた。そして、ルークはにやり、と笑う。
「それは、そうだな。こんなに暑いんだ、あいつも欲しがるだろう」
「そこを狙えば解決するかもね」
「それじゃ、さっそく作戦開始といきましょ?」
アリスはぱちっ、とウインクした。
「スゴイデスネー」
「ほんと、かっこよくて和むなぁ~」
流と瑠樹の2人は、バッタサンマさんたちをビニールで捕らえては褒め続けていた。まぁ、相変わらず流は棒読みっぽいようだが。
そのお陰でバッタサンマさんの数はどんどん減っていく。
「それにしても。褒められたら消えるって……なんだろうな」
降り注ぐ陽光の下、汗を拭いビニール片手に神妙な面持ちで呟く流。一方の瑠樹は純粋な目でバッタサンマさんを捕まえては褒める、という一連の動きを繰り返す。
「ふむ~、どんどん消えていくのは寂しいけどねぇ」
と、少しだけしゅん、とする姿は高校生の姿でもなかなかかわいいものである。
「そうかねぇ」
流は瑠樹に肩を竦めながらも、残り少なったバッタサンマさんを目視次第ビニール袋で思いっきり捕まえる。
「はーい、捕らえたりー。サンマさん今日もイケてるっすねー」
棒読みで褒めても満足げに消えていくバッタサンマさんに、流は
(こいつ、何のために発生してるんだろなー)
と思うのだった。
そんな彼らがすべてのバッタサンマさんを消したのは、それから数分後の事だった。
「え、あれはもういなくなったの?」
出くわした遠海が事情を2人から聞き、内心で「よかった」と安堵する。だが、流は草の親玉の事が気になった。
「俺達はバッタサンマさんに集中していたから、例の草の親玉に気を払っていなくてな……。これからでも、何か手伝えないか?」
「……それだったら、アリスさんが提案したことがあるんだけど、それをてつだってもらえないかしら?」
流の申し出に、遠海はアリスの策を話した。
がざっ! がざざっ!
草の親玉は、縦横無尽に走っていた。何も考えず、何の目的もなく。神魂の宿った雑草の塊が集まり、1つの存在となって、ただ『走る』という行動だけど繰り返す。
だが、1つそれを悩ませるものがあった。照らす太陽の光に、身体が付いていけなくなってきているのである。だが『走る』事をやめることはできない身体となっていた。
そこへ降り注ぐきらめきが、仄かな冷気が、匂い立つ土と水の匂いが確実な『欲求』となって、地面を駆け巡る速度が上がる。
(こんなに暑い日はのどが渇くよね)
アリスはホースで水をまきながら周囲を見渡した。ルークと遠海で挟み撃ちをすることになっているのだ。
じわじわと迫ってくる草の親玉。そして、いくつもの影が慎重な動きでそれに迫っている。
(サンマさんの方はもう消えたみたい? 確か流さんと瑠樹さんだっけ? あの2人も手伝ってくれたんだ)
水の量を加減しつつ、広範囲に広げるようにまくアリスの目が、確かに草の親玉の動きを捕らえた。周囲を包囲された事に気付き、逃げようとしている。
「こっちの水はおいしいわよっ」
アリスはおもいっきり草の近くへ水をまく。同時に跳ねる草の親玉。だが、それは好機だった。
「いったよぉ」「走れっ、チャンスだ!」「楡宮頼む!」
雑草の合間に聞こえる声。その果てに、しなやかな影が親玉を捕らえる。遠海は捕らえたそれを天に掲げ、ぎゅっ、と掴んだ。忍び足でじりじり近づき、気配を消した遠海の勝利だった。
「確保っ! なにか入れ物頂戴!」
「これ使えっ!」
遠海が暴れる草の親玉を押さえ、ルークが瑠樹からもらったビニール袋を渡す。遠海はすかさず入れるときっちり封をした。
――瞬間、周囲にさわやかな風が吹き渡る。
「……なんか変わった?」
遠海が周囲を見渡すと……校庭の雑草は一掃されていた。その光景にアリスは少し寂し気な顔になる。
(終わったら終わったでお祭の後っぽいよね)
アリスは同じほしびとのルークに歩み寄ると、にっこり笑った。
「制服、似合ってるね」
「アリスもな。ちょっと動きにくいけど、たまにはこーいうのもいいかもな」
2人で笑っていると流と瑠樹がビニール袋をつっついていた。遠海もその様子を観察している。
「入れたとたん、大人しくなったな……」
「待って。なんか、様子がおかしいよ」
「まさか……」
3人は封を解き、中を開ける。と、そこには抜かれただろう雑草がしおれた状態で入っていた。
「ともかく、これで解決かしら」
遠海の言葉に、全員が頷く。すべて解決したかはさておき、とりあえず校庭だけでも終わったと知り、一同はとりあえず購買で飲み物でも買って飲もう、ということになった。
*校庭:ミッションコンプリート!
流「俺、夏休みを無事に迎えたら夏休みゲーに勤しむんだ」
遠海「それ、フラグのような気が」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
SF・ファンタジー
定員
1000人
参加キャラクター数
54人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年01月10日
参加申し込みの期限
2019年01月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年01月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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