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【終業式】負けられない! 夏休み前哨戦!!
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奥では碧南が飛び出すボールを次々籠に戻していた。戻ってきた遥斗が備品のチェックを行う。五月は邪魔にならぬよう、奥の方からチェックしていた。
「倉庫になさそうなものとか、みっちゃん先生っぽいものを探せば良いんですよね?」
と、埃まみれになりながら探す五月だが、気にした様子は全くない。
「わたしも探すよ!」
甘桃も、反対側から届く範囲で探し始める。そうして棚を探っている間に、遥斗は備品のチェックを終わらせていた。
「うなーっ!!」
体育館から出たボールはみつえが猫のような反射神経でキャッチ! 碧南は体育倉庫から出る前にボールをキャッチし、籠に戻す!
(まだボールが出る……。何か手はないかしら?)
あたりを見渡し、対策になるようなものがないか探すと……みつえが何か閃いたようだ。彼女は奥にあったバレーネットを指さす。
「それ! そのネットで籠に蓋しちゃえばいいですな!」
「よし、粗方終わった。あとは掃除か!」
遥斗は記録用のノートを棚に置き、掃除道具を手に出陣。埃を払い、速やかに箒で掃いていく。
「今のうちにボールを!」
「合点よっ!」
碧南はみつえと頷き合い、ボールを片付けるとバレーネットを籠の上にかぶせ、引っ張って蓋にする。
「あった!!」
「まんぼうくん付きの鍵!!」
五月と甘桃がカギを見つけると、五月もまた掃除を手伝う。甘桃は当初渋ったものの、乗り掛かった舟だから、とボールが出ないようネットを上から抑える。
碧南がこっそり体育館側を見ると、まだ床がうねうねうねっている。
「もしかして、掃除が終わらないと騒動が解決しない?」
「そうみたい、ですね」
飛び出そうになるボールを見た五月が頷く。遥斗はぐっ、とモップを握りしめ
「だったら、掃除を終わらせるだけだ」
と真面目な顔で身構えた。
「ふぅ……かなり疲れるわね」
どうにかこうにか掃き終わった紗月たちは、永遠と一緒にモップ掛けをしていた。
「でも、もうすぐ終わるだろう? この調子だ」
永遠は2人を元気づけるように言い、波打つ床をもろともせずモップ掛けする。
(すごいな……)
そんな彼の背中を見送る理緒。もう任せてもいいかなー、なんて思ってしまったが紗月は許さないだろう。
(仕方ない、がんばろう)
とモップを動かす理緒だったが、ここで大きなうねりに遭遇。彼女はバランスを崩してしまう。
「危ないっ!」
咄嗟に紗月が支えようとするが、二人ともうねりに勝てず、床に倒れる。しかも理緒が紗月を押し倒してしまったような具合に。
(……き、気まずい)
理緒はどうにか立ち上がろうとしたが、紗月のきれいな目にくぎ付けになった。紗月も、理緒の目にくぎ付けで。互いに、互いしか目に入っていない。
ちなみに蛇足だが永遠はこの時ちりとりを取りに行っていたので目撃していない事を付け加えておく。
(いつまでも、こうしていたいな)
なんて思ってしまった紗月だが、足音で我に返る。ちらり、と顔を上げると永遠が道具を持って戻ってきている。
「ごめんっ、大丈夫?」
「う、うん……」
理緒はどうにか身を起こし、紗月を立ち上がらせる。彼女に怪我無いか確認した理緒は、ほっとした顔で「よかった」と小さな声で呟いた。
「あと少しだから、頑張ろうね」
「そう、だねっ」
紗月に励まされ、やる気を出す理緒。2人は波打つ床に注意しつつ体育館掃除の仕上げをするのだった。
反対側の舞台袖に来た修とあおい。2人は慎重に周囲を探していた。
「きゃあ!」
「あおい、大丈夫か?」
こけそうになるあおいに手を差し伸べる修。2人はうねる床に閉口しつつも助け合って探し物をしていた。
「美和先生の探し物の1つ、財布は体育館のどこかなんだが……」
修があたりを見渡していると、機械類の辺りに何かを見つけた。よく見れば、新品の、ピンク色のお財布である。
「あれじゃないかしら?」
「でかした!」
修は機材の上にある財布を見、周囲を見渡した。すると、お誂え向きな事にちょうどいい長さのモップがある。
(これだっ)
すぐさま神経を集中しモップに触れることで先端部分のみろっこんで『分解』し、更に進化能力で柄の部分を動かした。
(いけっ!)
柄が音を立てて財布にあたり、落ちてきたところをあおいがキャッチ!
「取ったよっ!」
「ありがとう!」
あおいから受け取り、修は笑顔に。とにかく、見つかってよかったとほっとする。
「後は……体育館掃除だな」
掃除好きな修が目をきらん、とさせる。
「私は、ちょっと気になることがあるから教室の方にいくね」
そういってあおいは体育館から出ていくのだった。
(……ん?)
甘桃はボールが動かなくなったのを感じ、身を放す。と、ネットを引っ張っていた碧南と五月も体を伸ばし、ため息を吐いた。
「ボール、もううごかないようですな」
「数えたが元来の数あった。転がっている様子もない」
みつえが安堵した様子でいい、遥斗もまたチェック項目の書かれたプリントから顔を上げ、僅かにほほ笑む。
「みっちゃん先生の落とし物も見つかったようですし、ここは落ち着いたとみていいのでしょうか?」
五月が首をかしげると、体育館の掃除に回っていた永遠、理緒、紗月も顔を出した。あとから加わった修もである。
「こっちも終わった。お互いに、お疲れ様、だな」
永遠の後ろで理緒と紗月が妙に恥ずかしそうにしているのはさておき、体育館及び体育倉庫での探し物と掃除は終わったようだ。
「ミッションコンプリート、かな?」
碧南の言葉に一同が小さいながら歓声を上げたり、ガッツポーズする最中。紗月はちらり、と理緒を見てうっすらとほほを赤くする。
(あの一瞬は、忘れられないものになりそうね)
何かに気付いた理緒が紗月を見、同じように頬を赤くしてほほ笑む。2人だけの秘密が、また増えた瞬間だった。
何はともあれ、体育館と体育倉庫はピカピカになった。
その影に彼らの奮闘を忘れてはならない。
*体育館:ミッションコンプリート
*体育倉庫:ミッションコンプリート
永遠「そういえば、佐和崎と初瀬川。ケガはないか? 転んだようだが……」
紗月「ありがとう。私も理緒ちゃんも大丈夫よ。永遠君は?」
永遠「あれぐらい、なんともない。いい鍛錬になった」
理緒(……あれ、なんともなかったんだ……何気に凄い気がする……)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
SF・ファンタジー
定員
1000人
参加キャラクター数
54人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年01月10日
参加申し込みの期限
2019年01月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年01月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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