this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
携帯戦記カプセルギア 社会見学!ここがギアの生まれた場所
<< もどる
1
2
3
4
5
…
9
つぎへ >>
●オフィス見学(1)
ビデオを見終えた小中学生達は、愛光堂のスタッフの人達に案内されて、それぞれの見学場所に向かうことになりました。
一つ目のグループは様々な事務仕事をするスタッフさん達が集まるオフィス見学グループです。
このグループには、
仙藤 蒼
さんと
鍋島 奈々美
、そして
煌 白燕
さんが参加しています。
「うちは寝子中の三年生の鍋島奈々美って言うもんです。今日はよろしくお願いします」
奈々美さんはオフィス見学グループの対応をしてくれる青山さんにぺこりと一礼。蒼さんと白燕さんもそれに倣い、同じグループの子供達もぞろぞろとそれにならいます。
「うん。こちらこそよろしくお願いします。ふふ、最近の子は礼儀正しいのね。おねーさんも、うちのギア達にいいお友達ができて嬉しいわ」
そう言って青山さんは本当に嬉しそうに笑います。
カプセルギアが友達、という考え方は社長のみならず青山さんや多くの社員達の間で共有されているようです。
それが、同じくサンゴクナイトを友達と思っている白燕さんにはなんだかとても嬉しくて、
「うむ! 私にとってのサンゴクナイトは間違いなく友達だとも!」
と、元気良く、自分の正直な気持ちを青山さんに伝えました。
すると、それを近くで聞いていたスタッフさんが、
「良かった、カプギアの仕事をしていて本当に良かった……」
なんと感極まった様子で泣き出してしまいました。
「って、泣かないでくださいよっ!?」
慌てて青山さんがハンカチを差し出しに行く姿を見て、
「こーほーとは大変な仕事なのだな……」
と、白燕さんはしみじみ漏らしました。
そうこうしているうちに、青山さんはまた三人の前に戻ってきます。広報とは本当に忙しい仕事ですね。
「あ、青山さん、このオフィスに企画部とかってないです?」
と、訊いたのは蒼さん。
「……企画部? うーん。そちらはちょっと私の一存では連れていけないなー。ごめんなさいね」
「あ、いえ、いいんです」
申し訳なさそうな青山さんに、ふるふると首を振る蒼さん。
とはいえ、オフィスにくれば新作ギアの企画とかに触れられるのではないかと期待していたので、ちょっぴりアテが外れてしまって残念そう。
「そしたら、青山さん、早速やけど取材ええですか? あと、今回の見学で知りえた情報はうちの中学の新聞に掲載しても?」
奈々美さんがテキパキと尋ねると、青山さんは少し驚いたように目を見開きます。
「ええ、もちろん構わないわ。でも、凄いわね。まるで、本物の記者みたい。いいえ、大人の記者の方が不躾な分、あなたの方がプロっぽく感じるわ」
何かを思い出したのか、疲れたように吐息していう青山さん。
それに奈々美さんと白燕さん、そして蒼さんは互いの目を見合わせます。
不躾なインタビューが愛光堂に行われる理由には三人とも心当たりがあったからです。
「……それって、やっぱりカプギアの風評被害が原因ですか?」
蒼さんが代表して聞けば、青山さんは小さく頷き、
「ええ。やっぱりあなた達も知っているのね。困ったわ。カプセルギアに、現実の物体を破壊する力なんてあるはずないのに……」
力なく首を振って言う青山さんはこれまでにギアマスター達が解決してきた数々の事件のことは知らないようでした。
「……どうやら会社の人も、事件のことはよう知らんみたいやね」
「……うむ。であるならば、こちらから余計なことは言わない方が良いな」
奈々美さんが小声でささやいた言葉に、白燕さんは小さくけれどはっきりと頷いて見せます。
「……うん。私達のアソビは私達が守るべきよね」
蒼さんが言えば、ほかの二人も力強く頷き、改めて青山さんに向き直ります。
「……ああ、えっと、ごめんね。取材の途中だったわね。さあ、何でも聞いて。お姉さんに答えられることなら何でも答えるわ」
気丈に微笑む青山さんに、奈々美さんもにっこりと笑ってメモを構えます。
「ありがとうございます。ほな、単刀直入に聞きますけど、その風評被害の対策とかって何か考えてます?」
「そうね。うちとしては良いギアをどんどん開発して、多くの子供達にギアはちゃんと安全な玩具なんだって伝えることを第一の目標にしているわ。一生懸命にいいお玩具をつくれば、みんなきっとその良さをわかってくれるはずってことね。その良さを多くの人に知ってもらうために、こうして社会見学に来てもらったり、雑誌やテレビに広告を出すのが私の仕事」
その言葉には、カプギアは安全な良い玩具であるという自信が感じられました。
(ふむふむ。ということは、しばらくはギアの発売中止っちゅう最悪の事態は避けられそうやな)
奈々美さんは頷きつつ、カリカリと真剣にメモを取ります。
「うむ。今の良くない噂は一部の悪意あるものに仕業だと思う。どうか負けずに頑張って欲しい」
白燕さんはぐっと身を乗り出して、青山さんと愛光堂の全てのスタッフにエールを送りました。
「ありがとう。実際にギアで遊んでくれているあなた達にそう言って貰えると、元気が出るわ」
その言葉が心に染みたのか、青山さんもちょっと泣き出しそうな表情で言います。
(……結構、風評被害の対策も大変みたいだね。ユグドラシルの一件は、最初はプロレスでいう『アングル』とか『ギミック』みたいなものだと思ったけど、そうじゃなさそうだ)
蒼さんは、青山さんの表情から、ユグドラシルの活動が、けっしてプロモーション活動の一環などではないことを悟ります。
(ま、そういうガチなやつの方が、断然燃えるけどね)
などと不敵に笑ってしまうのが、蒼さんのゲーマーなところでした。
「あ、そういえば、ギア以外で、いちおしの玩具とかあります?」
と、そこで箸休め的にギアと関係ない質問をぶつけてみる奈々美さん。
「そうね。うちのキャラの絵柄を使った花札とかも、今年は売っていきたいと思ってるわ。それから――」
かくして、それぞれの想いを胸に秘めつつ、オフィスの見学は静かに進んでいきます。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
9
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
携帯戦記カプセルギア 社会見学!ここがギアの生まれた場所
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
ゲーム
定員
15人
参加キャラクター数
14人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年12月23日
参加申し込みの期限
2018年12月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年12月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!