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<天穹>月光満ちる世界に、餞を
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「ここが、『ねこよろず』だよ」
修と美咲紀に案内され、『ねこよろず』にやってきた星華たちは、綺麗に整頓されたお店に目を輝かせた。ちなみにお金については各国の王たちが与えた月華世界のそれが、いつのまにか星幽塔で広まっているお金に変わっていたので問題はない(一部の人間がお金の使い方を知らなかったので教える必要があったが)。
店員体験をする星華は早速エプロンを付けてもらったようだ。そして、お洋服は中華服と和服を合わせたような月華世界の物から星幽塔でオーソドックスな出で立ちに変化している。美咲紀からの贈り物だ。
星華は虎の耳をぴん、と立て、少し恥ずかしそうにしている。
「あのっ、似合いますか?」
「はい、とても似合っていますよ!」
美咲紀に褒められ、星華は照れているようだ。
星華を初め、店員になる面々へ色々とレクチャーしつつ、美咲紀は
「笑顔でおしゃべりすれば、上手くいきますよ。この際、色々おしゃべりして街の事を知るのも悪くないと思います♪」
と提案する。
星華たちの接客は最初はぎこちなかったものの、少しずつ上達し星幽塔の住人たちとも少しずつ馴染んでいくようだった。
日常生活を送るのに必要な物は大体揃う『ねこよろず』は利用しやすいだろう、と進めていた夏夜はそんな様子に少し安堵した。
「この調子で馴染むといいね」
「そのためのお手伝いになればいいですねぇ」
夏夜と美咲紀は、温かい目で星華たちを見守っていた。
一方、こちらは武道と陽太と共に買い物に行った面々。生活用品ついでに粘土を購入し、星の力(虹)の実習をするのだ。
「センセ、こんな感じでいいの?」
「うん、いい感じだね」
少年が小さな粘土人形を見せ、陽太は笑顔で褒める。先生、と呼ばれるはくすぐったいが、慕われるのは素直に嬉しい。
「じゃあ使い方説明するよー☆ 『ほしびと』と俺達『もれいび』がお互いに意思を持って身体に触れると、『ほしびと』の触れたところか持ち物のどこかに宿るんだって! 生身で触るってトコは重要だよー」
武道の説明を受け、受講者たちは陽太とハイタッチ。すると、彼らの脳裏に陽太のろっこんがどんなものか理解する。
「じゃあ、やってみよっか♪」
「「はーいっ!!」」
陽太に言われ、早速虹の力を使って見ると……、愛らしい猫やウサギ、はてはキノコっぽい物の姿をした粘土の人形が飛び跳ねたり、使用者の身体を上ったり、踊ったりしはじめた。ハイタッチした手が虹色に輝いている所から、成功したらしい。
「おお~、楽しそうだねー」
「上手く言ってよかったぁ」
粘土細工の愛らしい動きと、楽しそうな受講者たちの様子に武道も陽太も嬉しそうだ。そんな中、2人とさほど年の変わらない青年が、武道の肩を叩く。
「タケミチさんの力って局部麻酔? それなら虫歯や親知らず抜くときに便利だなーって……」
「うーん、やった事ないからわからないな……」
武道はこんな質問が飛んでくるとは予想していなかったのか、苦笑している。その傍ら、寝子島の住人達の全てがもれいびではない事を話しておくのだった。
クーノのいる店『Sweep∽Sleep』にやってきた少年は、素敵な店内に目を輝かせた。
「わぁ! どれも素敵だなぁ……!」
黒いしっぽ髪を揺らし、店に飾られた箒などに見入る少年を見、クーノは僅かに目を細める。視線を別の場所に移せば、いろんなアイテムについて同僚に問う移住者の姿もあり、サキリが微笑ましそうに見ていた。
少年はじっくり考えた末、一本の箒を購入する。クーノのように空を飛びたいそうで、よかったら使い方を教えて欲しい、とも言っていた。
「ああやって空に飛んでいるのを見たら、僕もやってみたくなったんだ。いつかは、作るところも見ていい?」
「うーん、ちょっと考えさせておくれ」
クーノはそう言って(ほかの仲間とも話し合ってみようかな……)と、内心で仲間の事を考えた。
「いい買い物ができたみたいだね」
「うんっ」
サキリに言われ、少年は満面の笑みで頷いた。
*:*:*
こうして、移住組は拠点を見つけ生活環境を整えはじめた。手を貸した夏夜たちは、今後も見守っていきたい、と語り合いながら一路月華世界へと戻った。その背を見送るクーノの傍ら、箒を手にした少年が穏やかに言う。
「いつかは、僕らの故郷にも来てくださいね」
「そうだね……」
クーノは、少年と共に月華世界へ思いをはせつつ、帰路を辿るのだった。
――月華世界・雲の国
「お疲れ様。……そして、ありがとう」
雷の国の皇、ライメイが柔らかい笑顔で一行を出迎える。だが、すぐ表情を引き締め、サキリに対し手を伸ばす。
「君に渡した地図があるだろう。すまないが、貸してもらえないか?」
「わかった」
サキリは地図を取り出し、ライメイはそれに筆で何かを書き込む。そして、それを広げ冒険者たちに見せた。
「調査中に、別の区域を見つけた。もしかしたら、君たちにも調査を手伝ってもらうかもしれない」
その時は手伝ってほしい、とライメイは彼らに頭を下げるのだった。
(終)
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あとがき
担当マスター:
菊華 伴
ファンレターはマスターページから!
大変お待たせいたしました。
<天穹>第一弾、いかがでしたか?
今回はお祭りと移住の話でした。
月華世界は復興に向けて進んでいこう、という勢いの元住人たちは前向きにがんばっています。
それが少しでもつたわってほしいなぁ、と思いつつ。
また月華世界から星幽塔へ移住した星華たちは皆さんの手助けもあり、早く星幽塔に馴染みそうです。
ありがとうございます。手厚い助力のおかげです。
最後に遺跡の話がでましたが、それについてはお楽しみに。
今回はこの辺りで失礼します。
また縁がありましたらよろしくお願いします!
おまけ
今回は皆さんに次の物を贈ります。
取得
宵桜の髪飾り
祝の餅菓子
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年02月12日
参加申し込みの期限
2020年02月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年02月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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