this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
夢のふくびきや、再び
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
三折部 朝衣
が目を開けると、そこは寝子ヶ浜海岸だった。
ぼんやりと辺りを見回していると、自分の格好が変わっていることに気づいた。赤いビキニに白いTシャツ、裾を縛ってある。
ふと、近くを通りかかった若い女性に声をかけられた。
「朝衣! 来てたんだね。サーフィン?」
二十歳前後だろうか。しかし、朝衣に見覚えはない。夢の中での友人と言ったところだろう。
「ああ」
いつの間にか手には愛用のサーフボードが握られていた。どうやら今の朝衣はサーフィンに来たらしい。
「明日の講義、一緒に出ようね! 講師、野平ちゃんだよ。イケメンの」
「講義……」
推測するに、朝衣は大学生という立場のようだ。
「じゃあねー!」
大学の同級生だと思われる彼女は手を振りながら海の家の方へと駆けていった。
「学生に戻ってサーフィンをする……っていう夢なのかしら?」
それはそれとして、まだ陽が高い。こうなれば楽しんだ方が勝ちだ。
朝衣は波打ち際まで走り、海の中へと入って行く。途中から体をボードに乗せて、お気へと泳いで行く。
「平日に趣味を楽しめるなんて、最高ね」
一際大きな波が来そうだ。そう思い構えた時、隣から視線を感じた。何気なくそちらを見やると、
「あ」
「ん」
やや年上の青年と目が合った。健康的な小麦色の肌に潮焼けした黒髪が印象的だ。見つめ合うこと数秒、二人は狙っていたはずの大きな波にのまれてしまい、波打ち際へと流されてしまうのだった。
二人は、互いに恋に落ちるのを感じた。
彼……トウヤは気ままな自由人だった。必要な時だけ仕事して、金が貯まったらそれが無くなるまで好きなことをして過ごす、いうことの繰り返し。
さらに惹かれ合うのに、そう時間はかからなかった。
とある日。
「アサ」
朝衣が海岸の砂浜に下りると水着姿のトウヤが波打ち際で手を振っていた。
「待った?」
駆け寄ると、トウヤはにっと笑った。
「少しな」
「ちょっと、そこは今来たところっていう場面じゃない?」
冗談めかして言うと、トウヤはさらに笑った。
「俺、嘘がつけない質なんだよ」
「まったく」
朝衣は苦笑を浮かべる。
飄々とした態度には脱力させられる。そんな彼の笑顔に癒されるのはいつものことだ。
「それで終わったのか? 試験」
「ええ。これで夏休みも、んっ」
なんの前触れもなく、唇を唇で塞がれた。
トウヤは数秒そうした後、ゆっくりと離れた。
「遊び倒せるな?」
朝衣は呆然とした後、カァァと顔を赤らめた。
「ちょっと、人前で! しかもいきなり」
「あははは、そういう顔、すげー良い」
トウヤは朝衣の手を引いた。
「ほら、下に水着着てんだろ? 波に乗るぞ」
振り回されるのはいつものこと、二人は競い合うようにサーフィンを楽しんだ。
大きな波が去った直後、同時に海面に顔を出した二人は笑いあう。
「なあ、ずっと夏休みだろ? 俺んちに来いよ。なんか、その、ここのところ、夜が寂しくてな」
「!」
赤面する彼を可愛いと思った。そして、嬉しい。ずっと一緒にいたい。トウヤも同じように思っていてくれたなんて。
朝衣は思わず、トウヤに抱きついた。
朝から夕までサーフィンをして、夜はトウヤのアパートで過ごす。夏休みはそうして、過ぎて行った。
「起きてるか?」
いつものように愛し合った後、心地よい疲労感に体を任せていると、トウヤが切り出してきた。何故だか嫌な予感がして、寝た振りをしようとしたのだが。
「俺、夏が終わったらここを離れることにしたよ」
その言葉にどきりとする。
「この島を?」
「ああ、外国に」
いつかこの日が来ると思ってた。
予感はあった。
「……そう」
止められない。元々トウヤはそういう人なのだから。
それから夏が終わるまでの数日、いつも通りに過ごした。
最後の日。
見送るためにやってきた寝子島駅のホームで向かいあう。他の客はいない。夕日がきれいだ。西日で、彼の顔がぼんやりとする。
「なんて顔すんだ? 二度と会えなくなるわけじゃあるまいし」
「そう、ね。でも、今生の別れのように感じるの。どうしてかしら」
それから二人は無言で唇を交わした。
長い長いキスを。
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
このページにイラストを設定する
あとがき
担当マスター:
高城ヒト
ファンレターはマスターページから!
夢の中はいかがでしたでしょうか?
それぞれいつもとは少し違うキャラになったり、島では中々できないような体験をしたり。不思議な非日常を楽しんで頂けたらましたら幸いです。
ご参加ありがとうございました!
↑ページトップに戻る
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
夢のふくびきや、再び
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年12月03日
参加申し込みの期限
2018年12月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年12月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!