this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
夢のふくびきや、再び
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
つぎへ >>
響 タルト
と
マーガレット・ライカー
は、気が付くと古代の遺跡のような場所に立っていた。石造りのアーチ、その先にあるのは同じく巨大な建物。入り口はぽっかりと開いていた。奥へと続く道は真っ暗だ。
「わあ、見て見てこの格好。なんのコスプレ? 探検服?」
「そうみたいですね。……遺跡探検と言ったところですかね」
「なるほど、なら血沸き肉躍る探検に出発だ!」
「あ、あそこに何か書いてありますよ」
二人はアーチをくぐって、入り口のところにあった石碑に目を通した。
「えーと、寝子島に存在したという古代BL文明……王のもと選りすぐりの美男子護衛兵によって統治されていたという伝説の文明。ちなみにBLはビフォーレジェンドだそうです」
「古代BL文明の遺跡。寝子島にかつて存在した謎の文明、かあ。これはもうトレジャーハンターとして見逃せないね♪ しかも護衛兵は美形なんて!」
いざ遺跡へ。
入ってそうそう、長い長い通路が奥まで伸びていた。通路の両側には不気味な石像がいくつも建っている。
二人はライトで足元を照らしながら進んで行った。
「あー、楽しみだなー」
「古代BLに触れる機会なんてそうそうないですしね」
「そうそう、なんか仕掛けがあったりするのかな」
そんな話をしていた時である。入り口の方でガタンという物が落ちるような音がした。
「……」
二人は思わず顔を見合わせる。
「ねえ、マガレちゃん。もしかして、あれかな? 遺跡探検につきものの」
「ごろごろ来る奴ですかね」
予想通り、何かが転がる音がし始めた。
「一応確認してから逃げましょう」
「だね!」
元来た道へ視線を送りながら待っていると、やがて音の正体が現れた。
「あ!?」
「え!?」
物凄い勢いで迫って来るのは何やらお神輿のような台車に乗せられた巨大な岩である。それらを押しているのはふんどし一丁の超美形男子達だった。
「うおおおおっ」
「転がせー! あー写真撮りたい!」
まるで神輿を担いでいるようなテンションだ。
「ざ、斬新! 写真撮りたかったー!」
「いや、タルト先輩、セオリー通り逃げましょう」
「見て見てマガレちゃん、あそこの長髪君と眼鏡君、良くない? お似合い」
「あ……二人の雰囲気がぴったりですね……いや、ダメですって」
マーガレットはタルトの手を引いて、走り出した。
途中、地面から突き出る槍や壁から飛んでくる矢を避けつつ、一番奥の部屋へと飛び込んだ。
「ふう」
「いや、さすが古代BLだね♪」
「ええ、一味違いましたね」
そんな話をしながらスマホのライトで部屋を照らすと、棺桶がいくつも並んでいた。さらに奥へ続いているので、この先が王の部屋なのだろう。
「どうやらもうすぐのようですね」
「じゃ、レッツゴー!」
マーガレットが先に行き、タルトがついて行く。そしてこの部屋の出口に差し掛かった時である。
マーガレットが通過した瞬間、扉が勝手に閉まり、タルトが閉じ込められてしまった。
「え? どうなって」
一人残されたタルトは少しだけ動揺する。
ふと物音がして後ろを振り返ると、並べられた棺桶からのそのそとミイラが這い出て来ていた。
「!!! そうだ、獣人になって」
さらに天井から降ってくる謎のガス。
「な、何これ?」
部屋の中が霧に包まれる。
一方、部屋から閉め出されたマーガレットは扉を叩いていた。
「先輩! 大丈夫ですか!?」
しばらく呼び掛けていて、唐突に扉が開いた。
「あ、無事でしたね」
出て来たのはタルト、ではあるのだが、後ろには数体のミイラを引きつれていた。さらには顔を上げたタルトは痩せこけているように見えて。
「ぐああああっ」
人のものとは思えない奇声を発する。
「こ、これは……ミイラ化? 先輩、しっかり」
後退りながら呼び掛けるも、聞こえていないようだ。
「もうすぐ、古代BLの王の部屋なんですよ?」
「があああ……が?」
動きが一瞬止まった。
「あ、先輩、これを」
マーガレットが取り出したのは持っていたBL本である。それを見せつけると、ミイラ化タルトは何故か苦しみだし、
「はっ!?」
どうやら正気に戻ったようだった。
「あれ? 僕は何を」
「よか……先輩、後ろ!」
タルトと一緒に出て来たミイラはまだ健在だ。背後から正気に戻ったタルトへ襲い掛かるが、
「大丈夫だよ、マガレちゃん! このミイラさんも仲間だから。ね?」
こくりと頷くミイラである。
「……心を通わせた、とかですか?」
「うん、そんな感じ」
予期せぬ仲間を加え、王の部屋へ。
一際立派な扉だったのですぐにわかった。
中へ入ると、正面に一段高くなった中央には豪奢な作りの棺が置かれていた。
「王の棺に違いないですね」
「あーでも開かないみたいだね?」
「この蓋鍵かかってますか? 鍵穴らしきものはないですし、何か仕掛けが」
と、ミイラがマーガレットの腕をつついた。
「! な、なんですか!?」
ミイラが指で指したのは横の壁だった。壁に王らしき人物の前に跪いた人物が何やら四角い板のようなものを捧げているような壁画が。そして棺の蓋の表面ちょうど胸の当たりの位置に四角い窪みがある。
「B4サイズの薄い窪みが………これは……タルト先輩、新刊まだ残りありますよね?」
タルトはマーガレットの言った通り、棺の窪みにBL本を置いた。
すると王の棺にかかっていた鍵が開くような音がして、
「やった、開くみたいだよ! 王さま、どんなジャンルが好きだったのかな?」
棺が開くと、一緒にいたミイラは美少年の姿になった。そして、同じくミイラから戻った美形の王は抱き締め合う。
「これは、先輩」
「うん、ハッピーエンド……いやー、いいもの見せてもらったね♪ 謎はとけてないけど、謎のままで終わったほうがロマンがあるかも」
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
夢のふくびきや、再び
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年12月03日
参加申し込みの期限
2018年12月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年12月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!