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【期末テスト】赤点?満点??灼熱、四日間の死線<物語編>
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●恋する乙女たち
テスト返却後の昼休み。
学食もまた日常を取り戻し、スパイシーな香りは鳴りを潜めている。
羽生 碧南
はほっとして行列に並んだ。
女子にしては高身長なので皆より頭一つ分飛び出した碧南は背伸びすることなく本日のメニューを確認する。日替わりA定食はしょうが焼き、B定食は白身魚のフライ。寝子島丼、サンマ丼、サンマさんランチといつものメニューも並んでいる。
B定食を選んだ碧南はフライにタルタルソースを掛けつつ、先ほど返って来たテストについて思い返す。
(いやー、今回はあれだけ試験中にカレーだのインドだのに振り回されたにもかかわらず、これだけいい成績取れたなんて奇跡なんじゃない?)
これならば、鎌倉の祖父の家に身を寄せている家族のもとへ、大いばりで成績表を持って帰ることができる。
(それと予約していた夏の乙女ゲーの新作、今度の日曜日に引き渡しなんだよね)
大好きなブランドの作品で、雑誌情報によると一癖も二癖もあるイケメン君たちが主人公の女の子を翻弄する物語のようだ。コンプリートに向けてのプレイプランもすでに立ててあり、日曜日が待ち遠しい。
箸でフライを切り分けると、タルタルソースを絡めて口に運ぶ。
揚げたてのフライは、しゃお、と美味しい。
(夏休みは何をしようかな)
もちろん、乙女ゲームはやるけれど、それ以外にも夏らしいことをしたい。
(今日は部活再開だから、思い切り身体を動かせるな)
バスケ部の試合もある。そっちも本気で頑張りたい。
そんなことを考えていたら、
鷹取 洋二
先輩に声をかけられた。
「やあ、羽生君。奇遇だね」
洋二はトレードマークでもあるワカメヘアーをふぁさッと掻き上げた。
「ひゃっ、せ、先輩!?」
突然の思い人の出現に、碧南の脳内は一気にリアルに恋する乙女モードにシフトチェンジ。
「奇遇と言うこともないか、同じ学校に通っているんだ、学食で会ってもおかしいことは何もない」とかなんとか洋二が言っているのも耳に入らず、かあっと赤くなってしまう。
この前の七夕祭りのとき、大勢の前で勢いに任せて自らの恋心を告白した。
あのとき人波の中に先輩の姿を見つけることはできなかったけれど、本当のところ、先輩は聞いていたのだろうか? それとも……?
心臓がどきどきする。
先輩があまりにいつも通り過ぎて。
あの告白が聞こえていたなら、そう言ってほしい。
でももしも聞こえていなかったなら……、
「どうかしたかい?」
「い、いえ……」
碧南は何事もないかのように笑みを作った。
「テストお疲れさまです。どうでした?」
「どうもこうも、この僕にかかれば期末テストなんてものはね……」
先輩はいつも通り、飄々とした口ぶり。
それから夏休みのことや他愛のない話をしたが、よく覚えていない。
碧南の心には小さな不安が残っている。
◇
通いなれた廊下。
放課後、理科室へ向かう
御巫 時子
の足取りは心と同じように軽やかだ。
(テストが返ってきてホッとしますね……赤点ではありませんし、あとは夏休みを待つばかりです)
落ち着いた風情で和服の似合う時子といえど、学生。夏休みはもちろん楽しみだ。
しかし、長期休暇に入ると、想いを寄せる
五十嵐 尚輝
先生にあまり会えなくなるのは寂しい。
(去年の今頃も同じことを思ってた気がします。夏休みは長いですから……)
会えないのはテスト前後も同様だった。
テスト作成や採点の邪魔になってはいけないと、理科室を訪ねるのは自重していたのである。
ようやく答案用紙が返却された今日は、これで先生に会いに行けると、喪が明けたような心持ちだ。
時子は、すこし緊張ぎみに理科室の戸をノックした。
「はい」
中から眠たそうな声で返事がある。
よかった、先生は在室だ。
「失礼します、尚輝先生、よろしいですか……?」
「どうぞ」
白衣の五十嵐先生は、椅子に座ったまま振り返る。
「ああ、御巫さんですか。しばらくぶりですね」
髪はもじゃもじゃ、白衣はよれよれ。
いつもの如く、身の回りのことには気が回らない様子に、時子は頬を緩めた。
「テスト期間でしたから……コーヒー、お淹れします」
湯を沸かし、慣れた手つきで漏斗にフィルタを当て、ビーカーにコーヒーを落とす。
「採点、お疲れさまです……アイスコーヒーの方が良かったでしょうか?」
「ホットのままでいいですよ」
先生は微笑むと、熱いガラス容器の縁を掴んで受け取り、薄い科学雑誌をコースター代りにしてその上に置いた。冷めるまで待とうということのようだ。
時子は近くの椅子を引き寄せると、自分用にコーヒーを注いだビーカーを手に、先生の近くに腰かけた。
「期末テストが終わると夏休みが近くて心が浮足立ちますね」
「そんなふうに思うなんて、御巫さんも学生なんですね」
「勿論ですよ……尚輝先生は違うんですか?」
「先生は学生みたいに長い休みがあるわけじゃないので、学校に来ていると思います。それに、家にいても暑くて寝ているだけになってしまいそうですしね」
熱い部屋の中ひとりっぽっちでぐったり伸びた三十代高校教師の姿を想像し、そうなったら尚輝先生に二学期は来ないかもしれないと思ってしまった時子は、かなり真剣な顔で彼に告げた。
「まあ……じゃあ、私も時々ここに顔を出します……」
「せっかくの休みなのですから、僕なんかに会いに来ず、友だちと出かけたり夏を満喫したらどうです?」
「でも先生が心配で……だって、先生が実験中に脱水か栄養失調で倒れても、誰も見つけてくれませんよ? 夏休みなんですから……」
「ひどいな」
「ふふっ……」
時子は微笑む。
本当は……先生に会いたいからですよ。
暑い日の対策に気が回らなそうな尚輝先生に、会いにきたっていいですよね……?
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
NPC交流
定員
1000人
参加キャラクター数
49人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年12月09日
参加申し込みの期限
2018年12月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年12月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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