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5月の★ハッピーバースデー
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待ち構えていた
丑都渡 紗姫
が、ぱんとクラッカーを鳴らして。
牡丹のバースデーパーティが始まる。
「ハッピーバースデー、姉貴誕生日おめでとう!」
「せんぱいっ! お誕生日おめでとーっ♪ それと……いつも一緒に遊んでくれてありがとう」
「添木君、17歳おめでとう!」
「サプライズパーティだよ、姉貴。驚いた?」
煌びやかに装飾された室内。ニヤニヤと
添木 千唐
が、白い歯を見せる。
「……ふぇ? て、てっきり誕生日を忘れられてるのかと……」
「ぼたん先輩、これ受け取って! 応急処置セットだよ」
戌井 創
も最愛の女性に、プレゼントを手渡す。
「可愛いのの方がいいかなって思ったんだけど……先輩よく怪我してるし、他の人にも使えるしね」
そう言う、ふわふわの子犬のような彼は、包帯や絆創膏にこっそり可愛らしいわんこマーク付きを選んでいた。
「創くん……嬉しい、ありがとうございます♪」
目元を拭って、うっとりと見つめ返してくる牡丹に、創は思わず赤面する。
「ほ、本当はね……怪我なんてして欲しくないんだからね!」
「はい……気をつけますね」
創くん、私を心配してくれている。牡丹の胸に、暖かいものがこみ上げて来る。
「ボクからは、熊のぬいぐるみとフルーツタルトだよ」
音海 なぎさ
から、毛足の長い熊のぬいぐるみを受け取る。
「わぁ、かわいい♪ もふもふ、ありがとうございます!」
「僕のプレゼントは、ふふっ、姉貴のサイズにピッタリ合わせた、コスプレ衣装の数々さ!」
相変わらず人の悪い笑みを浮かべる弟にも、牡丹は嬉しそうに頷く。
早速、その中から白いアザレアの花をイメージしたドレスを選んで、着込んで再登場すれば、毒気を抜かれた千唐は、うっかり拍手。
修も一旦引き返して、カジュアルながら気品を感じさせる私服に着替えて戻り、プレゼントを渡す。
「俺からのプレゼントは、うちの料理人に焼かせたフルーツケーキだ」
「八神さんもチカ君も、ありがとうございます、皆さん! 私……今日は、とても幸せですぅ~!」
両の手に余る程のプレゼントに、牡丹は表情を輝かせた。
「さあ、主役も来た事だし。調理スタッフさん、よろしく頼むよ!」
千唐のゴーサインで、ルームサービスの調理スタッフも作業に取り掛かる。
ポータブルのピザ釜から、本格的なピッツァが焼きたてて振舞われると、無邪気な歓声が上がった。
「美味しそう~! 創くん、冷めないうちにどうぞ~。はい、あーん」
「ぼたん先輩ってば、今日の主役は僕じゃなくて、先輩でしょ? ほら、あ~んして」
創に促され、夢見心地で牡丹が口を開ける。
「え、じゃあ……ちょっと恥ずかしいですけど、あ~ん。あふっ、ん~、とってもおいしいですっ♪」
「喜んでもらえて、良かった。スイーツも切り分けるね」
なぎさが、それぞれが持ち寄ったスイーツを、ナイフで薄く切り分けて、皿に並べる。
「このショートケーキは、ぼたん先輩のために僕が焼いたんだよ」
「わ、かわいい、いただきますっ♪」
真鍮のスプーンで甘さをひと匙掬い取ると、牡丹は頬張る。
「ほわぁ……優しい味、幸せ……何だか、胸いっぱいになってきちゃいましたぁ……」
「お残しは禁止だからな、姉貴」
「もちろん、全部頂いちゃいますよぉ~」
一つ一つ、気持ちが篭っているものだから。
「よーし、僕もピザ食べちゃおうっと」
「俺も頂こう」
創と修も、モツァレラチーズのピッツァに手を伸ばした。
「……なに、これ……美味しい!」
「やはり焼きたては最高だな。自宅でも、こんなに本格的なピザが味わえるのか」
修は素直に感動し手放しに誉めるが、創は悔しかったらしい。自分にもやらせて欲しいと調理スタッフに懇願し、ピッツァを作り始めてしまった。
「あらら。彼氏、ハートに火が付いちゃったみたいだね」
面白そうに千唐が言い、その間、なぎさが得意の演技力を発揮して寸劇を開始する。
「それは、ぼたんちゃんが17歳になる時のことでした」
「起きなさい、わたしのかわいいぼたんちゃん。今日は王様に会う日でしょう」
とある勇者の、旅立ちの物語。
どこへ出しても恥ずかしくない、立派なレディに育ったぼたんちゃんの、愛と友情の日々が綴られる。
「わー、音海さん上手ですぅ♪」
牡丹は手を叩いて、上機嫌だ。
「どっかで聞いたような……」
「しかし斬新だな」
きっと印象に残るに違いない、と顔を見合わせた。
「そうそう、実はここへ来る前に
鷲尾先生
から、誕生日のメッセージを貰ってきたんだ」
修が胸ポケットからICレコーダーを差し出す。牡丹が鷲尾教諭を慕っているのを知っていて、準備していたのだ。
「世界に1つだけのメッセージですよ」
「鷲尾先生が、私に……? うぅ、ありがとうございます……!」
喜びに張り裂けそうな胸を抑えて再生すれば、牡丹の体を気遣いながらも、最近生き生きしてきた事、こうして大切に扱われ、友達にも恵まれた彼女への、将来への期待が語られていた。
ひたすらに耳を傾ける牡丹の元へ、創から焼きたてのピッツァが届く。
ちょっとぽってりした生地を除けば、見た目は普通のプロシュート。
「ホントに初めて? すっごく美味しいよ」
一緒に食べた、なぎさがヨイショする。
牡丹も、美味しいと言ってくれたが。やはりプロには適わないと、創はしゅんとした。
「でも、愛情では勝ってるもん」
「そうですよぉ、創君の愛情一杯の料理には適いません。あの日の
サンドイッチ
も、とっても美味しかったです……」
にこりと笑う牡丹に、創は打ち震えた。
ぼたん先輩、覚えていてくれたんだ。
気を利かせた、なぎさが目配せする。
皆が、それぞれのグラスを持って、そっと部屋を後にした。
二人きりの室内。
意味を察して、創は勇気を奮う。
「え、えっとね……プレゼント、あれだけじゃなくて。
いや、えっとプレゼントにはならないかもだけど、その、えっと」
つま先立ちになった創から、互いの唇が触れ合うか触れないかの、ささやかな祝福がそっと送られた。
「で。僕たちは、どのタイミングで戻ればいいわけ?」
グラスをくるくるしながら、千唐が聞く。
「んー……もうちょっと?」
「無粋な真似をして、馬に蹴られるのだけは、ごめんだな」
「それもそうだけどさー」
手持ち無沙汰になった友人達に挟まれ、なぎさは夜空を仰ぐ。
ボクにとって恋愛はよくわからないものだけれど、きっとそれは素敵なものだから。
いつかわかればいいな。
空は青いのです。
たとえ今が夜だとしても、とてもとても、青いのです。
そんな、素敵な誕生日。
「かわいい、ぼたんちゃんに乾杯」
星の下、グラスが打ち合わされた。
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担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月12日
参加申し込みの期限
2013年07月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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