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★5月20日
男女島 太助
のバースデー★
五畳一間の豪邸(小屋とも言う)は、無職・探偵の
舞戻 アイリーン
の事務所兼住居である。
探偵が職業なんじゃないのかって?
そう、探偵が職業……そう胸を張って言えれば、どんなに良かっただろう。
しかし彼女の仕事は、現状身を立てられるほどの収入に結びついていない。
財閥のお嬢様である、アイリーン。
元々、お金にガツガツする必要がない裕福な家柄だったためか、金銭に対して非常に無頓着だった。
事件と聞くと、すぐに首を突っ込む。
その上、困ってる人を助けるのが、探偵の在り方なんてヒューマニズムに燃え、自分が乗り気でない地味な依頼は断ってしまうものだから、これまでちゃんとしたお金になる仕事にありついた事は、無かった。
そんなアイリーンが、彼女の執事を務める
男女島 太助
の誕生祝いを計画した。
「自分に仕える執事の、誕生日を祝わないなんて、お嬢様として失格だものね」
とはいえ家事も苦手で、お金にも不自由するアイリーンのした事は、テーブルにクロスをかけるとか、その程度だったが。
スーパーの特売から返って来た、太助は感動の余り、買い物袋から盛大にピーマンをぶちまけた。
「そういえば今日は、私の誕生日でしたね。お嬢様に言われるまで、気付く事が出来ませんでした。
何たる不覚。何たる未熟。己の事すら、碌に管理できぬ者に、誰かのお世話が務まる訳がありません……!
まだまだ私も半人前という事でございますね。
しかしそんな半人前な私を、お嬢様は祝って下さるというのです。
なんと寛大さ。なんという慈しみの心。お嬢様、流石でございます!」
朗々と喜びの口上を述べながら、脱衣する太助。
別にアイリーンの稼ぎが悪いから、使用人が服を買えないとか、そういう事ではない。断じて。
単純に、この執事の趣味……というか、趣向だ。見た目はイケメンなのに、実に惜しい。
「だから! いつも、脱ぐなと言ってるでしょう? いい加減覚えなさいよ!」
残念執事に、誕生日だということを忘れて、つい声を荒らげてしまうアイリーン。
「これは私とした事が、つい。失礼致しました、お嬢様。
ともあれ、本日はお祝いという事で、気合いをいれて全裸(全力)で食事を準備致します。
お嬢様が私を祝って下さる。身に余る光栄でございます。
いつも以上に気合いを入れて、食事の支度をしなくては」
太助が衣服に手を掛け、即座にアイリーンが、愛用の知恵の輪で刺した。
「お、お嬢様……今のは、さすがにこの私と言えども、少々痛うございました……」
悶える太助を見下ろして、アイリーンは鼻を鳴らす。
「服は着なさいと言ってるのよ」
「だ、大丈夫です、お嬢様。そうおっしゃると思って、私、ちゃんとエプロンを用意してございます。
これを上から……」
「やめなさい、裸エプロンだなんて変態くさい!
というか、さっきから話が全然進まないじゃないの。食事を作ってくれるんでしょう、早くして頂戴」
金のツインテールを揺らして、横を向くアイリーンに平伏し、太助もしぶしぶ衣服の上からエプロンを掛けて、本日のディナー作りに取り掛かる。
やがて五畳一間の豪邸に、食欲をそそる香りが漂いはじめ。
気取って主人の前に料理の皿を出す太助が、誇らしげに言う。
「お嬢様、お喜び下さい。今日はピーマンが、セールで大変お安くなっておりました。
ピーマン祭りでございます」
決して広くは無いテーブルに、ピーマンの肉詰め、青椒肉絲などの炒め物、サラダが所狭しと並ぶ。
いくら特売でも、この数を確保するのは容易ではなかったろう。
しかも、どれもうまそうだ。残念執事は、信じがたい事に、実は有能でもあった。
だがお嬢様は、ご機嫌斜めだ。
「太助、私がピーマン嫌いなの、分かってやってるわよね!?」
「勿論ですとも、お嬢様。丁度良い機会です。この日を機に、ピーマンを克服いたしましょう。
お嬢様をもってすれば、きっと容易い事かと思われます」
「誕生日おめでとう! 太助、プレゼントに私のピーマンを上げるわ」
アイリーンが自分の皿から、ピーマンを移す。
「何をなさいます、お嬢様。
5月20日というこの日を、私の誕生日であると同時に、お嬢様のピーマン打倒記念日とするのです!
……って、ああ、青椒肉絲のピーマンだけを、綺麗に除いて召し上がるとは。肉詰めも肉だけ。
グリーンサラダも、ピーマンは細かく刻んだのに。さすがお嬢様、器用であらせられます」
結局、ピーマンをお嬢様に拒絶され。
山のように積みあがった、選り分けられたピーマンを、一人で胃袋に送る羽目になる太助であった。
食事の後。
ナプキンで口を拭い、アイリーンお嬢様が「改めてプレゼントを渡すわ」と、おっしゃられた。
「はい? プレゼントはこのピーマンでは?」
「違うわよ、あなたが変な事言うから脱線したの。ほら、プレゼントはこれ、知恵の輪よ!」
アイリーンが太助に、まだ真新しい知恵の輪を差し出した。
「お嬢様……」
「いいわよね、知恵の輪。暇つぶしになるし、出来た時の爽快感、全能感、これこそ至高の一品だわ。
まだ私が一度も挑戦していない、知恵の輪なんだから。感謝して外すのよ! いいわね!」
「お嬢様が、この私のために少ない私財を投げ打って……この執事、感謝の極みです!
これは本日の記念として、一生、肌身離さず持ち歩かせて頂きますっ!」
興奮のあまり脱衣した太助が、アイリーンに知恵の輪で刺されたのは、言うまでもない。
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月12日
参加申し込みの期限
2013年07月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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