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【海開き】賑やかな夏のはじまり
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北里 雅樹
は出番を待った。目はパンを捉えて離さない。
――パンを咥えたあとは惰性でゴールに滑り込む。賞品のパンがあれば二日、いや三日分の食費が浮かせる。
「スタート位置に立ってください」
店主に呼ばれて参加者が一斉に横並びとなった。
雅樹も含まれていた。驚愕に等しい表情で足場に目をやる。
――想像を超えているだと!? 足の裏の接着面を水平に保っていれば滑ることはないが、どうやって歩けばいいんだ?
頭の中で考えが纏まらない間にスタートの声が掛かった。
出遅れた。雅樹は慌てて走り出そうとして真横に倒れた。起き上がろうとして転んだ。
オイルに塗れた状態で尚も起き上がろうとした。踏ん張った足が滑って俯せになった。伸びたような姿で顔だけを横に向ける。
観客の中に
椎井 莉鳥
の姿を見つけた。両膝を立てた状態で座っていて、詰まらなそうな表情で眺めていた。軽く手を振った。応援の態度ではなかった。寄ってきた虫を追い払うような振り方であった。
――なるほど、独特な応援の仕方だ。この屈辱的な状況が意外と力を与える。悪くない展開だ。
雅樹は両手を突いた。上体を押し上げて瞬時に立った。数歩を走って仰向けに転んだ。
「まだまだ!」
眠そうな目を返上して立ち上がる。また派手に転んだ。葉を噛み締めて起き上がった。
雅樹はオイルに塗れた。数え切れない転倒を繰り返し、ぶら下がったパンに食らい付いた。
喜びも束の間、またしても転んだ。最後は這いずるようにしてゴールを決めた。
「お疲れ様」
莉鳥が声を掛けた。
砂浜に胡坐を掻いた雅樹は力なく笑った。
「本当に疲れた。一番にもなれなくて食費を浮かす計画は失敗に終わったよ」
「一つは取れたわ」
「これね。まあ、そうだけど」
内腿に載せていた袋を摘まみ上げた。
「まあ、いいか」
雅樹は莉鳥に手を伸ばした。
「何よ」
「引っ張り上げてくれ。本当に疲れたんだ」
「断るわ」
「どうしてだ?」
雅樹は莉鳥の手を掴もうとして躱された。
「オイルのせいだな。そうか、そうか」
ゆっくりと自力で立ち上がった。
莉鳥は睨むような目で後ずさる。預かっていた雅樹の白いパーカーを広げた。
「おいおい、何を警戒しているんだ? 二人の仲じゃないか」
「そうね。腐れ縁の仲だから考えも手に取るようにわかるわ」
莉鳥は前を向いたまま、後退を続ける。雅樹はジリジリと距離を詰めようとする。
瞬時に二人は走った。莉鳥は持っていたパーカーを後ろに投げ付けた。雅樹が拾っている隙に差を広げる。
砂浜を全力で走る二人であった。
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担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
スポーツ
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
35人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年10月21日
参加申し込みの期限
2018年10月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年10月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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