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【海開き】賑やかな夏のはじまり
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海の家の更衣室で
楡宮 遠海
は水着に着替えた。胸のフリルに目を落とす。
――フリルのおかげで少しは大きく見えるけど……。お母さんの胸には遠く及ばないよね。
しんみりした顔で溜息を吐いた。外が急に賑やかになった。
――二人とも、水着になったみたいね。
すぐには出ず、何となく耳を澄ます。
「そのビキニ、危なくない?」
「これくらいでポロリはないって。そっちこそ、露出し過ぎでしょ」
「なんでよ。ただのワンピースじゃない」
「背中が開き過ぎだよ。お尻の割れ目、見えてない? もっとよく見せてよ」
「エロオヤジか!」
二人の声がぐるぐると回る。足音が激しい。追いかけっこが始まったようだ。
「あの二人らしいけど」
くすりと笑う。遠海は外に出て二人に加わった。
「こんなところではしゃがない。それにしても二人の水着、かなり気合が入っているね」
「ま、それはね。解放感たっぷりの海だし、テンションも上がるよね」
「お尻出すのはどうかと思うけど」
「出てないよ!」
見せろー、とまた追いかけっこが始まる。遠海は二人の間に割って入った。
「自慢の水着なんだよね。それなら早く海に行こうよ」
「賛成ー」
「私もー。よく見たら遠海だって、それなりの水着だよね」
「どれどれ」
二人はニヤニヤと笑いながら遠海の全身を舐めるように見る。
「そ、そんなにみたいなら、見せてあげるわよ!」
遠海は逸早く砂浜に飛び出し、くるりと回る。
両腕を曲げた形で頭の後ろにやり、僅かに胸を反らして微笑んだ。
「おおー、なかなか誘ってきますねー」
「こりゃ、完全に男ウケを狙ってますなー」
二人は両手を前に持ってくる。揉むような手付きで近づいてきた。
遠海は瞬間的に胸を両手で隠す。
「エロオヤジか! その動きはダメ! 見ているだけでくすぐったくなるわ」
「それじゃあ、本気でくすぐってみようかな」
「どんな色っぽい声を上げるんだろうね」
二人は横目で合図を送る。じりじりと揃って距離を詰めてきた。
「なんでこんな時だけ、仲がいいのよ!」
遠海は叫んで走り出す。
「なんか楽しいー!」
「海だー!」
二人は笑顔で駆け出した。
三人は砂浜を走り回る。
最初に遠海が足を止めた。両方の掌で二人に静止を促す。
「こんなんじゃ、いつまでも海に行けないよ!」
「そうだね。そろそろシートで場所を確保しないとね」
「浮き輪とビーチボールを膨らませないと」
真面目な顔となって二人は肩に掛けていたトートバッグを開いた。あっという間に拠点を作った。専用の空気入れで浮き輪やビーチボールを膨らませた。
「できるのなら、初めからやってよ~」
「これでオッケーだね」
「浮き輪は持ったし。ビーチボールは遠海の担当ね」
三人は顔を見合わせた。それー、の掛け声と共に海に駆け出した。
「冷たーい!」
一人が声を上げた。
「マジで冷たいよー!」
「どれどれ」
遠海が海に素足を浸した直後、大きな波が発生した。三人は頭から海水を被った。
弾けるような笑顔で、冷たーい、と声を上げた。濡れた髪のせいでワカメを被ったような見た目となり、声を出して笑った。
「これでもう平気だね」
浮き輪を持った一人が海に突っ込んでいく。
「遠海も行こうよ!」
「もちろん!」
ビーチボールを大空に向かって投げる。落ちたところに向かって一斉に泳いだ。
「私の勝ちー」
遠海は弾けるような笑顔でビーチボールを掲げた。
「もう少しだったのにー」
一人が悔しそうな顔で言った。
「わたしはのんびりですわー」
浮き輪に座った状態でぷかぷかと浮いている。
二人はそっと近づいて引っ繰り返した。
「なにすんのよー」
「わー、逃げろー」
一人と一緒に遠海は逃げた。待てー、と猛追する一人が急に動きを止めた。
「どうしたの?」
遠海は引き返す。もう一人は用心しながらも戻ってきた。
「これ、クラゲだよね!」
「白くて丸いね。こんな時期に珍しい」
「ビニール袋じゃないの」
遅れてきた一人が白い物体に手を伸ばす。慌てて遠海が止める。
「刺されたら痛いよ」
「そうなんだ」
最初に見つけた一人がゆらゆらとするクラゲに手で波を送る。
「こっちに寄せて来ないでよ!」
「押しちゃえ!」
結託した一人が遠海の背中に回る。
「させるかー!」
砂浜と同じように三人は海の中をぐるぐると回った。
「もう、くたくたよ」
遠海は猫背の姿で砂浜に戻ってきた。他の二人も疲れ切った顔で続く。
「疲れたんだけど、お腹も減ってきたよぉ」
「海の家に行こうよ。すぐそこだし」
「行くのはいいけど、はしゃがないでよね」
遠海は他の二人に向かって言った。はーい、と間延びした声が同時に返ってきた。
三人は海の家に向かった。
「お帰りなさいませ、お嬢様方」
アケーチ・タッマーキ
が出迎えた。首に蝶ネクタイを結び、黒のビキニパンツを穿いていた。裸に近い姿を見た一人が、変態だー、と声を上げた。
「な、なにを言い出すのよ。ご、ごめんなさい。今日の友人はテンションが、その、とても高くて」
遠海は何度も頭を下げた。アケーチは赤い舌をちらりと見せて自身の唇を湿らせる。
「ただの変態ではありません。ド変態です。濡れたそのお身体、よろしければ私の肉体を駆使して優しく拭いて差し上げるサービスを」
「け、結構です!」
遠海の声が裏返った。二人は腹を抱えて笑っていた。
その後の食事も大いに盛り上がった。
「二人とも、テンション高すぎるよ!」
げらげらと笑う声に遠海は包まれた。半ばやけくそとなって三人は揃って羽目を外すのだった。
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担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
スポーツ
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
35人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年10月21日
参加申し込みの期限
2018年10月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年10月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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