this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ねこじま麺紀行・すすきの
<< もどる
1
…
5
6
7
8
9
つぎへ >>
【8】
「こんにちはー! 五月ちゃん、席空いてるアルー?」
元気よく戸が開いて、やってきたのは
畑中 華菜子
。五月の幼馴染で家族ぐるみの付き合いだ。
「華菜子さん、いらっしゃいませー。ふっふ、今日はお蕎麦の気分ですかー?」
「そうアル〜! たまにすすきののお蕎麦が無性に食べたくなるアルヨー」
ぐうぅ〜と切なく鳴るおなかを押さえながら、華菜子は五月に微笑む。
「きっと五月ちゃんたちの愛情がたっぷり入ってるからアルネ」
「ふっふ、愛情は無料でいくらでも入れてますからねー」
とその時、奥のほうに華菜子は庚の姿を見つけた。ちょうど出前に出るところだ。
「むむ、あれは元クラスメイトの如月庚君ことエリートヤンキーさん!」
「らぎらぎ君ですか?」
「すすきのでバイトしてるんだよね。えらいアル。それにバイク! 乗れるのかっこいいアル! つよい!」
「はい、今日ももう3件出前に行ってくれたんですよー」
「むむ、さすがアル。私も負けてられないアル。うちのお店のお手伝い頑張らないと!」
「それはそうとして、お席はこちらでいいですか?」
「ハッ! いきなり闘志を燃やしてしまったアル! 私はお蕎麦を食べに来たアルヨ!」
当初の目的を思い出し、案内された席へ着席。
「ご注文はどうします?」
「今日はね、蕎麦サラダ定食をお願いしますアル!」
「はいはい。かしこまりましたー」
出された冷たいお茶を飲みながら、お店を見回す華菜子。
(今日もお客さんいっぱいアル。すすきののお蕎麦は美味しいもんネ)
中にはお店に来るたびよく見かける人も。きっと常連さんなのだろう。
どのお客さんの顔にも『美味しい』が浮かんでいるように華菜子には見えた。
特にカウンターで先ほどから黙々と食べている女の子……遠海は目一杯蕎麦を楽しんでいるという感じだった。
既に予定の三色そば定食まで突破石、今、デザートのアイスクリームを堪能しているところだ。
(美味しかった……デザートのアイスも美味しい……おなかが休まる感じがする……)
お茶を飲み干し、しみじみと今夜の戦いの歴史を振り返る。
「…………」
そう、振り返る。
「…………」
うん、振りかえ……。
「あの、なんですか?」
「ハッ! しまった、近づきすぎたアル!」
いつの間にか、遠海の隣にまで迫っていた華菜子は頭を抱えた。
「ごめんなさいアル! あんまり美味しそうに食べてるから、つい!」
「あ、いえ、全然大丈夫ですよ。そんなに美味しそうに食べてました……?」
「すっごく幸せそうだったアル! 今日は何を食べたアルか?」
「はい。かけ蕎麦を」
「うんうん! かけ蕎麦も美味しいアルネ!」
「それから、天ぷら蕎麦を食べました」
「おおっ! 天ぷら蕎麦まで! おなかが空いてたアルネ!」
「はい、部活があったので」
「うんうん! わかるアル! おなかが空いた時はかけ蕎麦だけじゃ足りないアルよね!」
「そうなんです。だから、かき揚げ蕎麦、ざる蕎麦、天ざる蕎麦、寝子島そば定食、サンマそば定食、蕎麦サラダ定食、三色そば定食まで食べちゃいました。あ、あとアイスクリームも」
「うんうん! うん……!?」
頷いていた華菜子の頭がピタリと止まった。
「そんなに食べて大丈夫アル!?」
「ここのお蕎麦はさっぱりしてるので」
「そういう問題アル!? それに天ぷら蕎麦と天ざるってほとんど同じアル!!」
「いえ、全然違います。天ぷら蕎麦は汁に浸かってちょっとふやけた天ぷらを楽しむものです。一方、天ざるは天ぷらのサクサク感を味わうものじゃないですか」
「そ、そうアル……?」
「ふふ、一度違いを楽しんでみてください」
そう言うと、遠海は手をあげた。
「ごちそうさまでした。お会計をお願いします」
華菜子は狐につままれた様子でその姿を見送った。
しかしまあ、確かにここのお蕎麦は美味しい。中には美味しさのあまり、そのぐらい食べちゃう人もいるかもしれない。
「うんうん。さすが、すすきのお蕎麦アル」
「何がさすがなんです? お蕎麦お持ちしましたよー」
そう言って、五月は蕎麦サラダ定食を華菜子の前に置いた。
「わあい! お蕎麦が来たアル!」
むんずと割り箸に手を伸ばし、手を合わせる。
「いただきますアル!」
蕎麦と野菜が奏でる健康的なハーモニー。
こんなにヘルシーなら、いくら食べても許されそう、と思わせてくれる女の子の味方的定食だ。
「うーん、美味しいアル!」
付け合わせの浅漬けも美味しいし、デザートの水饅頭も甘さがちょうどいい。
すっかり堪能して、ごちそうさま。
「今日も美味しかったアル! 如月君も五月ちゃんもお仕事頑張って……って、如月君はいないアルネ?」
「出前に行っているのでー。帰ったら伝えておきますね」
「よろしくアル! 私も帰ってお手伝いがんばるアル!」
元気に手を振って別れるふたり。
外に出ると薄暗く、一番星が空に輝いていた。
<< もどる
1
…
5
6
7
8
9
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ねこじま麺紀行・すすきの
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
梅村象山
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年10月19日
参加申し込みの期限
2018年10月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年10月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!