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- 00月00日生 00歳
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和菓子屋「萩屋」の夏
●本日の営業終了
午後９時が、多くのお客様が来店した和菓子屋「萩屋」の閉店時間だ。
閉店時間間際には、開店時にたくさんあった和菓子や洋菓子が数えるほどしか残っていなかった。
お目当てのものがなく、がっかりして帰るお客様もいた。
「悪いね。今は、これだけしかないんだ。食べたい和菓子があったら、また来ておくれ」
そういった場合、矢萩 秋は頭を下げ、お客様に謝罪する。
「萩屋」店内は、店じまいが終わると急に静かに。
「今日も良く働いた！ ……萩谷のじいちゃん、父さんに母さん……今日も「萩屋」は上手く営業できたさね」
萩谷のじいちゃんは元々の「萩屋」の先々代店主で、秋の両親は先代店主だった。
自分が店主になるまで「萩屋」を支えてくれた歴代店主達に感謝し、無事、仕事が終わったことを報告する。
「皆、今日も１日お疲れさん。明日も頑張っとくれよ！」
店じまいを終え、帰宅しようとする従業員達を労う。頑張って働いてくれた従業員やアルバイト達にも感謝の気持ちを忘れない。
（「萩屋」は私だけの店じゃない、田中さんや従業員、アルバイト達の居場所でもあるんだ）
「今日のアルバイト、大変、勉強になりました」
帰り支度を済ませた吉住 志桜里は、帰宅する前に、世話になった秋に挨拶を。
仕事内容を丁寧に教えてくれたこと。困った時に助けてくれたこと。
いろいろと面倒を見てくれたことのお礼を言うと、深くお辞儀した。
レジ打ち、接客と何かと大忙しだったが、疲れた顔を見せることなく、笑顔でアルバイトに励んだ。
接客は懇切丁寧に、柔らかく、柔らかーく……と努めていたが、力仕事をする時や、休憩時には無意識に素の顔に戻っていた。
見られたらどうしましょう……と心配していたが、休憩中に従業員やアルバイト仲間と秋が作ってくれたオムレツを食べながら話をしていると、自分と似たような立場の人達がいることがわかった。
秋以外の「萩屋」従業員や職人達と打ち解けることができたり、憧れの制服を満喫できたりと楽しかった。
クラスメイトの鳴鏡院 総悟に会ったことは驚いたが、制服姿を褒められたので嬉しかった。
「これ、今日のアルバイト代。私や従業員達が何も言わなくても、積極的に仕事したのは感心さね」
彼女さえ良ければ、今後もアルバイトとして働いてほしいという思うが、どうするか決めるのは志桜里だ。
丁寧な接客、力仕事もでき、根性もある。アルバイトを続けるとなったら、良い働き手になるだろう。
「私でよろしければ、今後もどうぞよろしくお願い致します」
お客様に接していた時以上の笑顔で、志桜里は秋が差し出したアルバイト代が入った封筒を受け取った。
アルバイト代より、店主の褒め言葉が何よりのご褒美だった。
「続けてくれるようなら、今日みたいな働き、期待してるよ」
「はい！」
信頼されたことも、何よりのご褒美だ。志桜里は思わず拳を握り「やりました……！」と一言。
「店主、吉住さん、アルバイトを続ける気マンマンのようだぜ」
それを見ていた田中さんに茶化されたので、急に恥ずかしくなり、顔が赤くなった。
「つ、つい、嬉しくなってしまいまして……」
「恥ずかしがることないさね。私は嬉しいよ」
秋がそう言うと、従業員達と田中さんも嬉しいと笑い始めた。
大変なこともあったが、今日１日、すごく楽しく、いい社会勉強になった。
髪をなびかせた涼しい夜風は心地よかったが、明日も、今日みたいに暑くなりそうな気がした。
和菓子屋「萩屋」で涼みながらお菓子を食べるお客様が来ることを願い、志桜里は帰路についた。
午後９時が、多くのお客様が来店した和菓子屋「萩屋」の閉店時間だ。
閉店時間間際には、開店時にたくさんあった和菓子や洋菓子が数えるほどしか残っていなかった。
お目当てのものがなく、がっかりして帰るお客様もいた。
「悪いね。今は、これだけしかないんだ。食べたい和菓子があったら、また来ておくれ」
そういった場合、矢萩 秋は頭を下げ、お客様に謝罪する。
「萩屋」店内は、店じまいが終わると急に静かに。
「今日も良く働いた！ ……萩谷のじいちゃん、父さんに母さん……今日も「萩屋」は上手く営業できたさね」
萩谷のじいちゃんは元々の「萩屋」の先々代店主で、秋の両親は先代店主だった。
自分が店主になるまで「萩屋」を支えてくれた歴代店主達に感謝し、無事、仕事が終わったことを報告する。
「皆、今日も１日お疲れさん。明日も頑張っとくれよ！」
店じまいを終え、帰宅しようとする従業員達を労う。頑張って働いてくれた従業員やアルバイト達にも感謝の気持ちを忘れない。
（「萩屋」は私だけの店じゃない、田中さんや従業員、アルバイト達の居場所でもあるんだ）
「今日のアルバイト、大変、勉強になりました」
帰り支度を済ませた吉住 志桜里は、帰宅する前に、世話になった秋に挨拶を。
仕事内容を丁寧に教えてくれたこと。困った時に助けてくれたこと。
いろいろと面倒を見てくれたことのお礼を言うと、深くお辞儀した。
レジ打ち、接客と何かと大忙しだったが、疲れた顔を見せることなく、笑顔でアルバイトに励んだ。
接客は懇切丁寧に、柔らかく、柔らかーく……と努めていたが、力仕事をする時や、休憩時には無意識に素の顔に戻っていた。
見られたらどうしましょう……と心配していたが、休憩中に従業員やアルバイト仲間と秋が作ってくれたオムレツを食べながら話をしていると、自分と似たような立場の人達がいることがわかった。
秋以外の「萩屋」従業員や職人達と打ち解けることができたり、憧れの制服を満喫できたりと楽しかった。
クラスメイトの鳴鏡院 総悟に会ったことは驚いたが、制服姿を褒められたので嬉しかった。
「これ、今日のアルバイト代。私や従業員達が何も言わなくても、積極的に仕事したのは感心さね」
彼女さえ良ければ、今後もアルバイトとして働いてほしいという思うが、どうするか決めるのは志桜里だ。
丁寧な接客、力仕事もでき、根性もある。アルバイトを続けるとなったら、良い働き手になるだろう。
「私でよろしければ、今後もどうぞよろしくお願い致します」
お客様に接していた時以上の笑顔で、志桜里は秋が差し出したアルバイト代が入った封筒を受け取った。
アルバイト代より、店主の褒め言葉が何よりのご褒美だった。
「続けてくれるようなら、今日みたいな働き、期待してるよ」
「はい！」
信頼されたことも、何よりのご褒美だ。志桜里は思わず拳を握り「やりました……！」と一言。
「店主、吉住さん、アルバイトを続ける気マンマンのようだぜ」
それを見ていた田中さんに茶化されたので、急に恥ずかしくなり、顔が赤くなった。
「つ、つい、嬉しくなってしまいまして……」
「恥ずかしがることないさね。私は嬉しいよ」
秋がそう言うと、従業員達と田中さんも嬉しいと笑い始めた。
大変なこともあったが、今日１日、すごく楽しく、いい社会勉強になった。
髪をなびかせた涼しい夜風は心地よかったが、明日も、今日みたいに暑くなりそうな気がした。
和菓子屋「萩屋」で涼みながらお菓子を食べるお客様が来ることを願い、志桜里は帰路についた。
あとがき
担当マスター：
カターレ
ファンレターはマスターページから！
カターレです。リアルタイムでの夏は、ものすごく暑い日が続いていましたね。
寝子島は今が夏真っ盛りですので、これからも暑さが続きそうです。
和菓子屋「萩屋」の絶品和菓子、楽しんでいただけましたでしょうか。
涼しい店内で、季節の和菓子や洋菓子をゆっくり食べたり。
お友達やお知り合い、ご家族と楽しみながら食べたり。
さまざまな種類のお菓子がある「萩屋」の店主さん、アルバイトさんの働きぶり。
目まぐるしく様変わりする「萩屋」の１日を書けて、とても楽しかったです。
ＰＣの皆様、夏バテや熱中症にお気をつけください。
最後までご拝読してくださり、ありがとうございました。
寝子島は今が夏真っ盛りですので、これからも暑さが続きそうです。
和菓子屋「萩屋」の絶品和菓子、楽しんでいただけましたでしょうか。
涼しい店内で、季節の和菓子や洋菓子をゆっくり食べたり。
お友達やお知り合い、ご家族と楽しみながら食べたり。
さまざまな種類のお菓子がある「萩屋」の店主さん、アルバイトさんの働きぶり。
目まぐるしく様変わりする「萩屋」の１日を書けて、とても楽しかったです。
ＰＣの皆様、夏バテや熱中症にお気をつけください。
最後までご拝読してくださり、ありがとうございました。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2018年10月01日
- 参加申し込みの期限
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- 2018年10月08日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2018年10月08日 11時00分
