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「やったーーーー!!!」
扉があいて流が叫ぶと同時に、ドドドドドっとなだれこんできた何かに倒された。
「ん、誰だ? ごめんごめん」
「チェストー!」
「ニャハローズス、どこへ消えたー!」
入ってきたのは、
響 蒼留人
と
高杉 かよう
だった。
流は竹刀で頭をぶっ叩かれ、かようはニャハローズスを探した。が、いない。
「あ、先輩?」
呆然とする刀に気づいた蒼留人は、思わず緊張。姿勢を正す。
二人は剣道部の先輩・後輩の間柄なのだ。
「よく来てくれたな」
刀は扉を外からあけてくれたことに感謝した。なんだかわからないが、これで解決だろう。
「いやいや、ここは間違えてきちゃったみたいなんで帰ります」
と蒼留人とかようは、きびすを返す。
が、部屋から出て行こうとしても、あいたはずの扉はもうあかない。
「出られないと、ニャハローズスが探せないのに……って、これは!」
足元に、ニャハローズスの着ぐるみが転がっている。
しかし生気はなく、抜け殻のようだ。
生唾ごくり。
かようは部屋の中をじっくりと見回す。
「この中に、ニャハローズスの中の人がいるということか……」
本物であればスカウトを勝ち取るため、ニセモノであれば懲らしめるため、ニャハローズスの本体を求めてその場の人たちをじろじろと見て回る。
さらに、着ぐるみの大きさをあわせてみる。
「お前……ピッタリだな」
「え、俺?」
疑われたのは、頭をチェストされて目の前が星になっていた流だ。
かようは流の顔ぎりぎりのところまで迫ると語り出す。
「言っとくけど、蒼留人の竹刀打法はプロには通用しないってことはわかってる。だから、いくよ。俺の素振りをしっかり見てほしい……あ、これちょっと借りるよ」
呆気にとられた流がどう返していいか分からないうちに、かようはその辺りに転がっていた刃引き刀をぶんぶんぶん。バッティングフォームを披露し始めた。
「こわっ。あたるって。あたるって。もう勘弁してよー」
再びこの部屋が絶望と混沌の空気に包まれたその時――
バーン!
今度は別の扉があいた。
「やったーー! もうほんと出たい!」
またしても流が叫んでバンザイしたところに、ドドドッとなだれこんでくる何者かに倒されてしまった。
踏んだり蹴ったりの流は、何かを見た。
「2の9? それが何かのヒント?」
倒れながら、目の前に飛び込んできた数字をじろじろと読む。
数字の他にも何か言葉が書いてあるが、文字がやたらと動くため、それを手で触って押さえながら読み説こうとする。
「きゃっ!」
「えっ?」
動く文字とは、
羽生 碧南
が着ているスク水の胸の名札だった。
スク水姿を見られた上にどこか触られてしまったかもしれない碧南は、恥ずかしくてサッと体を反転し、タンスに向かって一目散に駆けていった。
朝からの異常な状況に気が動転してるのか、やはりどこか触られてしまったのか、ここが桜花寮の自室ではないことにまだ気がついていないようだ。
「早く着替えなきゃ。こんな格好がいけないのよね!」
みんなが見守る中、碧南はタンスの引き出しをあけた。
なんと中から出てきたのは……今着ているのとは別のスク水。
「またスク水!」
それをポイッと後ろに放り投げると、黙って様子を見ている刀の頭にふぁさっとかかる。
碧南はかまわずに別の服を取り上げる。
「またスク水!」
それをポイッと放り、今度は刀の肩にかかる。
「またスク水!」
ポイッ。刀の足に。
「またスク水!」
すべての引き出しから無数のスク水が出され、刀のまわりをスク水だらけにすると、絶望した碧南はふらふらと歩き、部屋を出て行こうとする。
が、扉はもうあかなかった。
刀はもう笑うしかないなとニヤニヤしていた。
流はもう何が起きても驚かないと覚悟を決めた。その時――
ガチャリ。
3つ目の扉と4つ目の扉があいた。
それぞれの扉から入ってきたのは、
八神 修
と
七夜 あおい
だ。
修の目の前には、スク水だらけのままニヤニヤしている刀。
「御剣、そういう趣味だったのか……」
「ふっふふふ」
もはや笑うしかない刀。
流は、修が手にしているものに注目した。
「焼肉のたれ?」
「そうなの。焼肉のたれなの!」
あおいは力説する。焼肉のたれがあれば、どんな毒スープでも美味しくなるはずと。いや、なんなら毒スープを焼肉にチェンジしてしまう程の力もある、それこそが焼肉のたれ!
既に正常な思考力を失いつつある面々はこの力説に静かに頷くと、とにかく鍋をみんなで食べ尽くそうと決意した。
「じゃあ、あけるよ」
そっと鍋の蓋を持ち上げる。
そこに入っていたものは――
「こ、これは!」
おそるおそる触れてみる。
「ふわふわだな」
「ふわふわだね」
「はぁ、この癒される感覚。ていうか、この丸まった体! これはきっと……」
と、ふわふわの毛をつんつん。
ポコッと顔を出したのは、猫だった!
「ね、猫鍋!!!」
しかも2匹入っていた。
「みゃあ~」
「にゃあ~」
賢明な読者のみなさんはお気づきでしょう。そう、夏朝猫と幸次猫なのでした。
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担当ゲームマスター
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月19日
参加申し込みの期限
2018年09月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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