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寝子島高校
フツウ迷宮を突破せよ
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放課後、授業が終わり、教室を出た
八神 修
は思わず足を止めた。
「ん?」
そこは廊下ではなく、音楽室のようだった。グランドピアノに五線譜が描かれた黒板、防音機能のある壁など。一目でわかったが、普通科一組の教室と直接繋がっていたりはしないはずだ。
振り返るとすでに戸が閉まっていて、今までいた教室の様子は見えなくなっていた。
「どうなっている?」
修は入って来た戸を開けてみるが、そこは理科室のようだった。開け閉めをする度にランダムに繋がるのだろうか。
音楽室の窓から外をみると、学校全体、見渡す限りが巨大迷路のようになっていた。校舎に至っては迷路ならぬ迷宮だ。
「……」
修は冷静にスマホを取り出した。すぐに圏外の表示が。情報収集は望めそうにない。
「まずいな。しかし、これは」
修は拳を握りしめた。
学校は大切な学びの場所、それを弄くられたのは聊か不快だ。通学路なら良いわけでもないが、少なくとも遊ぶ場所ではない。
「生徒会副会長として、見逃せないな」
首謀者がいるとしたら、止めさせなければならない。
修は決意を胸に、戸の前へ。脱出が目的ではあるが、この状況の元凶を見つけ出さなければ。
修は戸に手をかけた。
この向こうに広がるのは先ほどの理科室か、はたまた自分の教室か。修は慎重に戸をスライドさせる。
「これは……」
誰もいない教室だった。
「俺の教室か?」
戸を閉め、中へと入る。窓から外を眺めると、やはり大迷宮が広がっていた。
「すぐに脱出は難しそうだな」
と、その時だった。
教室内に不気味な音が響き渡った。
ガタガタガタ……。
「なんだ?」
そして、気づく。
音の正体はイスや机だった。教室中のそれらが震えているのだ。
「何……?」
修の頭に浮かんだのはポルターガイストという言葉だ。とっさに掃除用具入れに走って、モップを取り出す。黒板に向き直った時には、イスや机が宙に漂っていた。
修が身構えると同時に、撃ち出されたように飛んで来る。
「備品を傷つけるのは気が進まないが」
次々と向かってくるそれらをモップの柄で叩き落とす。応戦しながら出口へ向かい、飛び出るように教室外へ。
バランスを崩し、そのまま床へ倒れ込んでしまった修。
「痛ぅ……油断した」
体を起こし、振り返ると、教室のドアが閉まっていた。
「逃げられたのか」
そう呟いた修は今いる自分の場所を確認し、少し驚いた。
「玄関?」
そばに靴箱が並んでいる。
これで外に出られてしまうわけだが、何か引っかかる。少し迷ったが修はモップを持ったまま、玄関から外へと出てみることにした。
外へ出て校舎を見上げると、外壁が脈を打っていた。それはまるで、人間の内臓を思わせる。腸だろうか? もしかすると、生物の一部なのかもしれない。
試しにろっこん分解を使ってみるが、効かなかった。
「ピンポイントで俺を狙ったな? 俺向けか」
そこでふと気づく。先ほどまでいた上階の窓から見た景色のことだ。校舎を中心として迷宮は果て、地平線の方まで続いていた。ここから外に出て迷宮の果てに歩いたとしても、脱出できる気がしない。迷宮の中心はここなのだ。
「外のあの迷路自体が引掛けだ。迷宮の果ては出口に繋がってないんだ。実に俺向け。実に嫌らしいな」
修は苦笑を浮かべ、玄関へ引き返した。
「さて」
近くの一階教室のドアを開けて中へと入る。ポルターガイストの気配はない。窓に見えるのは三階からの風景だった。
「ランダムなのか、法則性があるのか」
もう一度、戸を開けると、どこかの廊下へ出た。
修は考えながらも、もう一度戸を閉める。
「三階の教室に来る前は一階にいたが」
玄関のそばで考えていたのは、上階から見えた景色についてだ。そして玄関に来る前は外へ脱出することを考えていた。
そこではっとした。
「まさか、俺の意思を読んでいるのか?」
修は目の前の戸に手をかけた。
「首謀者のところへ、連れて行ってくれ」
ゆっくりと開けると、そこは校長室だった。
机に誰かが座っている。
修はモップを構える。
「俺をここへ呼んだのはあなたですか?」
ぼんやりしていて輪郭が曖昧だが、口元の動きは分かった。
にやりと笑ったのだ。よくここまで来た、と言わんばかりに。
「何が目的で」
その瞬間、その姿は細長い、蛇のような形の煙へ変わり、消えて行った。そして気づけば見慣れた普通の廊下に立っていた。
修は息を吐いた。それからスマホを取り出す。
「遅くなりそうだから、な」
心配させぬよう、使用人へ帰宅時間を連絡しなければ。
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あとがき
担当マスター:
高城ヒト
ファンレターはマスターページから!
迷宮の脱出、お疲れ様でした!
皆様のアクションから突拍子もない予想外のことが起こっていたり、逆に予想通りの展開が起こったりしているかと思います。迷宮を楽しんで下さいね!
それでは、ご参加ありがとうございました!
高城ヒトでした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月18日
参加申し込みの期限
2018年09月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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