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響 タルト
と
マーガレット・ライカー
はお互いの素性を知らずにネットで同人誌制作をしていたのだが。
「まさかネット経由でBL本共作してたチェシャさんが同級生のお姉さんだったとは……」
「同人誌の原作を書いてくれたエリザベスさんが、弟の友達のマガレちゃんだったなんて!
嬉しいなあ、思い切りBL話で盛り上ろう♪」
そんな会話を交わしたのは数秒前。
気づけば、霧に包まれる街中にいた。街灯の明かりがぼんやりと霧に霞む。独特の空気と雰囲気が漂っている。
タルトとマーガレットは呆気に取られて、目を瞬かせた。
「ここは、ロンドン?」
「霧が……え、ここ、ロンドンなの?」
お互いに顔を見合わせる。
「んー。地理はさっぱりだから、マガレちゃんに任せるよー」
マーガレットは顎に手を当てた。
「私は神戸生まれ神戸育ちなので、ロンドン案内は無理ですね。それに現実的に考えて、たぶんこれは夢ですね。でもまあ、街並みを見る限り、19世紀くらい?」
そんな話をしていると、警官らしき制服を着た男性が歩いてきた。帽子で顔が見えない。
19世紀、ロンドン、なんとなく考えているととある住所が頭に浮かんだ。マーガレットはとっさに声をかけた。
「オフィサー、ベーカー街221Bに行きたのですけど」
有名な探偵小説、ホームズの家があったという住所だ。しかし、すぐに返事は返ってこない。
もしかすると言葉が通じないのかもしれない。そう思い始めた時である。
顔を上げた警官は、まるで般若のような形相をしていたのだ。
「!」
とっさにタルトの手を取ったのはマーガレットだった。
「マガレちゃん!?」
警官に背を向け、無言で駆けだす。
「これは夢、きっと夢ですが、とりあえず、逃げましょう。というか、聞いてみただけですのに」
「う、うん」
タルトは走りながら後ろを振り返った。
「アイエエエ?!」
「どうしました? 追ってきます?」
「NINJA?! ナンデニンジャ?」
「にんじゃ?」
マーガレットも転ばないように注意しながら振り返ってみる。
警官が追いかけてくるのはもちろん、その後ろから黒ペンキと刷毛もった忍者が無駄にアクロバティックな動きで迫って来ていた。バック転、バック転、前転、側転。動きが凄い。
「こわいこわいこわいこわい!」
「ん? あの警官、検閲って書いた腕章をしてます? ……検閲、黒ベタ、これって……チェシャさん、何かお心当たりは?」
「え? 検閲? うわー、そんなに過激なの描いてないよーー?!」
心当たりはなく、マーガレットも戸惑うばかりだ。
「黒ペンキと刷毛って、墨塗り? えー、戦後の教科書は黒塗りされたって聞いたけど?」
「戦後の教科書? 第二次大戦のことなら、イギリスは戦勝国側ですから教科書は塗りつぶされたりしてないと思いますよ」
「いや、僕の店、『ブラック・リキッド亭』だよ? 黒ベタなんて怖くないよ、黒は背徳の色だもんね! よし、ペンで戦うよ!」
タルトは大きなペンを取り出した。
「腐女子殺法を受けてみよ!」
「チェシャさん、警棒や刀はペンより強いのが現実ですよ!」
「んー……じゃあ、とりあえず逃げよっか」
「今まさに逃げてますけどね」
会話しながらひたすら走っているからか、体力がなくなってきた。後ろを確認すると、先ほどより近づいてきたような?
「あ、マガレちゃん、こっち!」
タルトがマーガレットの手を取り、路地裏へと引き込んだ。
「こんな狭い道、行き止まりだったらマズイですよ」
「大丈夫。僕がなんとかするから!」
「え?」
急に黙ったマーガレットを不思議に思いながらも、迷路のように複雑な路地を駆け抜ける。追手の姿が見えなくなったので脇にあった大きなポリバケツの陰に入る。
「結構ジグザグに逃げたから時間稼げたはずって、どうかした?」
「いえ」
何故かマーガレットは顔を赤らめていた。
「急にチェシャさんが格好良く見えたもので」
状況が状況なだけに変な空気になってしまった。
(これってもしかしてGLシチュ? 吊橋効果でドキドキしちゃう、みたいな?)
「ところで、うちの弟ってただの友達?」
「弟さんですか? 強いて言うならば貴重な観察対象でしょうか」
一瞬にして今の雰囲気が吹き飛んでしまった。
「さすが」
と、気配を感じ、バケツの陰から覗くと、警官が迫って来ていた。
「息も整いましたし、逃げましょう」
「うん」
二人はバケツの陰から飛び出て、路地を駆け出した。
「霧って水だからろっこん使える? 獣人化トライしてみるね!」
タルトは走りながら念じる。ついでに霧を頭からかぶるイメージを浮かべる。
「!」
タルトの頭に猫の耳、腰の辺りからは尻尾が生えた。
「よーし!」
ろっこんの使用はできるようだ。
「それでどうします? 出口を見つけないと」
「まずはあれを倒さないと!」
相変わらず、警官と忍者コンビが迫ってきていた。
「そうですね。……あ」
マーガレットは何か思いついたようで少し考え、
「チェシャさん、あの黒インクと刷毛を奪って下さい」
「ん? 何か考えがあるんだね?」
タルトは頷いて、警官たちの元へ駆け出した。
「えいっ」
黒インクと刷毛の攻撃を避けつつ、忍者に猫パンチ、さらに警官に引っ掻き攻撃。倒れ込んだ彼らからインクや刷毛を奪い、
「マガレちゃん!」
マーガレットの元へ放る。それを受け取ったマーガレットは壁に向き合う。
「壁に描かれた扉が開き、その向こうに元いた世界が広がっていた。小説的にはこんな感じの描写ですわね」
そう呟いて、壁にシンプルな扉の絵を描く。
「思った通り」
不思議なことに描いた絵が実体化したのだ。
「チェシャさん! こっちへ」
マーガレットはそう言って、扉のノブを掴んだ。
タルトが戦闘を切り上げて、戻ってくる。
「こっちです!」
マーガレットがタルトの手を掴んで、開いた扉の中へと倒れるように飛び込む。
暗闇の中、落ちて行ったと思ったら、
「!」
目を開けた二人はぽかんとした。そこには見慣れた風景、寝子島の街並みが広がっていたのだった。
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担当ゲームマスター
高城ヒト
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月18日
参加申し込みの期限
2018年09月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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